雑誌やテレビ番組などで、古民家カフェが取り上げられているのをよく見かけませんか?
筆者は無意識にアンテナを張っているせいなのか、日本人のDNAのせいなのか…古民家カフェが気になって仕方ありません。
倉敷市玉島にある古民家カフェ「cafe 菜彩(さいさい)」も気になるお店のひとつ。
地図で調べるとcafe 菜彩の周りには、名所もなければ大通りに面しているわけではなく「なぜこんなところに?!」と興味を引きました。
気になるなら行かずにはいられない!
cafe 菜彩の「なぜここに?」の理由と魅力などをたっぷり紹介します。
記載されている内容は、2023年4月記事掲載時の情報です。現在の情報とは異なる場合がございますので、ご了承ください。
目次
cafe 菜彩のデータ
名前 | cafe 菜彩 |
---|---|
住所 | 倉敷市黒崎3482 |
電話番号 | 086-451-3078 |
駐車場 | あり 6台 |
営業時間 | 午前11時30分~午後5時、ランチは午前11時30分~と午後1時~の2部制。 カフェタイムは午後2時30分~午後5時 |
定休日 | 月、火、水、木、日、祝日 |
支払い方法 |
|
予約の可否 | 可 前日までの要予約 |
座席 | 8席 ・テーブル席 (2023年4月現在、新型コロナウイルス感染症拡大対策のため、1卓分不使用) |
タバコ | 完全禁煙 |
トイレ | 洋式トイレ |
子育て | |
バリアフリー | |
ホームページ | 公式Instagram |
自動車での行き方
cafe 菜彩へは、倉敷と福山を結ぶ国道2号線を進みます。
「唐船」交差点を南に曲がり、県道398号線(水島港唐船線)を南に進んでください。
唐船交差点から約2キロメートル南下します。
▼途中、左手に山陽マルナカ勇崎店が見えます。そのまま直進してください。
▼すると、左手に「すしよし」、右手に「石の和光」がある交差点にさしかかります。写真はすしよし側から撮ったものです。
この交差点を西(石の和光側)に曲がります。
曲がってから突き当りまで約200メートル進みましょう。
▼左手に「洋菓子なかの」が見えます。そのまま道なりに進みましょう。
▼道なりに進んだあと南(左)にカーブがあるので、曲がります。ここから店まで約200メートルです。
▼右手に見える、煙突のある建物がcafe 菜彩です。
公共交通機関での行き方
公共交通機関でcafe 菜彩に行くには、JR新倉敷駅南口から井笠バスの寄島~新倉敷駅線に乗りましょう。乗り場は3番です。
そして「黒崎」バス停で下車してください。
黒崎バス停は「洋菓子なかの」の真向かいにあります。
バス停からは上の車で行く道と同じ、直進で約200メートルでお店に着きます。
いったん通り過ぎてしまいそうな、風景に溶け込んだお店
cafe 菜彩を初めて訪れるときには、目印となる看板がないので注意してください。
気付かず通り過ぎてしまいそうになります。
「看板があればいいのに…」
そう思うかたもいるかもしれませんが、昔ながらの家々が立ち並ぶ場所に目立つ看板が「ドーン」とあったらどうでしょう。
風景に溶け込むのが古民家カフェっぽくないですか?
分かりやすい目印は煙突です。なぜ煙突があるかは、あとで紹介しますね。
お店の前には、敷石を挟み向かい合わせで車が6台ほど停められます。
築100年以上の建物を改装していて、外観はモダンな佇まいです。
2021年1月に訪れたときには、軒下に大根を干していました。
太陽の光をさんさんと浴びている大根を見ると、料理をていねいに作っていることが伝わってきませんか?
建物の表(駐車場すぐ横)と、建物の裏には井戸があります。
表の井戸は石でできており蓋(ふた)もなかったためレンガで組み直し、鉄板の蓋と手押しポンプを付けたそうです。
納屋の前にある水道からでてくる水は、表の井戸から井戸水を引いているのだとか。
井戸水なので、特に夏の水やりには重宝しているそうです。
なお、cafe 菜彩へ訪れる際には、前日までに予約が必要です。
内観も期待を裏切らない!細部まで魅力たっぷり
さて、店内へ。
中のほうが古民家らしさを感じます。
広い土間だった場所をカフェに改装し、席は全部で4卓。
2023年4月現在は、新型コロナウイルス感染症拡大対策で1卓減らし、全3卓
店内は、こぢんまりとした隠れ家要素のある空間です。
外から見た大きな建物に対して、カフェスペースがこぢんまりとしていることから、ピンと来ているかたもいるのではないでしょうか。
そう、cafe 菜彩は住居の一部をカフェとして開放しているのです。
住居部分には薪ストーブがあって、建物全体を温めているとのこと。
居間、キッチンなどの生活空間や、煙突の温もりで2階の寝室もほんのり温まるそうです。
古民家は寒そうなイメージがありますが、断熱材を入れていることもあり、快適だそう。
ストーブ用の薪は外で乾燥させています。
薪ストーブのある古民家っておしゃれですよね。薪割りはできる自信がないけれど住んでみたいなぁ。
カフェスペースは細部にこだわりを感じられるつくりです。
▼たとえば、椅子に敷いているこれ。なんだか分かりますか?
倉敷の手織り技法のひとつ「倉敷ノッティング」というもの。
民藝運動を熱心にし、倉敷民藝館初代館長を務めた外村 吉之介(とのむら きちのすけ)が生みだした織物です。
時間をかけて手で織られる、デザイン性にも実用性にも富んでいる倉敷ノッティング。
ちなみに、倉敷ノッティングを学べる場所が倉敷美観地区にあります。
「倉敷本染手織研究所」と呼ばれる場所で、全国から来た受講生が1年間共同生活を送りながら学ぶのです。
▼お店の至るところにある置物もかわいくて目が行きます。
あとで紹介するランチは旬の野菜たっぷりですし、置物から食事まで季節を感じられるのです。
畑から食卓へ、野菜たっぷり月替わりランチ
2021年1月のランチ
メニューは月替わりで、1種類のみです。
2021年1月はお魚がメインで、カラッと揚げた白身魚に生姜とねぎが香るソースがかかっていました。
ランチは1,500円(税込)でミニデザートとドリンク付きです。
メニューは公式Instagramにアップされます。
2021年2月のランチ
1か月後の2月のランチはこちらです。1月とはまったく内容が違いますね。
3種のシュウマイがメインです。
シュウマイはポン酢につけて食べます。
▼一番左にあるシュウマイは、大きく切られたごろごろのレンコンがついているシュウマイです。
レンコンのしゃきっと感が残っていて食感も楽しい!
一番右側は、もち米に包まれたシュウマイでもっちもち。実は左と右のシュウマイは中身が同じです。
シイタケの旨みもあって、噛むと肉汁がじゅわぁ~。具が同じでも皮がまったく違うので、食感も味も違う仕上がり。
▼真ん中のシュウマイは、豆腐とはんぺんとイカを具にしたシュウマイです。柔らかい具材を使っているので、ふわふわ。
外側はシュウマイの皮を千切りして、まぶしているのだそうです。
しっかり紹介したいのはメインだけではありません。小鉢ひとつひとつもていねいに作られています。
▼きゅうりの中華風酢の物はシュウマイにぴったり。
春雨入りの酢の物ってシュウマイを食べるときにほしくなりませんか。
▼カブの葉っぱのお漬物です。
捨てられがちな葉っぱですが、このように立派な一品になるんですよね。雑穀米と一緒に食べました。
▼白菜と玉子のスープは鳥だし。
白菜は近所からいただいたそうです。
近所との関係がどんどん希薄になる世の中で、「ご近所からのいただきもの」と聞いただけでほっこりします。
▼切り干し大根と干ししいたけの旨みたっぷり。
油で炒めることで、しっかりと味が染みています。
切り干し大根は先ほど紹介した、軒先で干されていた大根です。
軒先からお皿の上へ。
大根はお店の畑で採れたものなんですって。
食後にはうれしいドリンクとスイーツ付き。ドリンクはコーヒー、紅茶から選べます。
▼訪れた日のスイーツは、紅茶シフォンケーキと杏仁豆腐でした。
黄色のソースは金柑とのこと。金柑のソースって珍しくないですか?
金柑も近所からもらったのだとか。
和風のカップやお皿は、建物を改装するときに蔵から出てきたものだそうです。
蔵に眠っていたものが再び使われるなんてステキですよね。
cafe 菜彩ではカフェのみの利用もできます。
ランチが終わればカフェタイムに。時間は午後2時30分から午後5時の間です。
本日のケーキやホットサンドがあります。
訪れたときの本日のケーキは、ランチに付いていた紅茶シフォンケーキと豆腐のガトーショコラの2種類でした。
できるだけ畑から採れた野菜を使い身体にやさしいランチを食べられる、cafe 菜彩。
食べるだけではわからないお店の魅力を、cafe 菜彩を運営するオーナーの梅本さんに話しを聞きました。
cafe 菜彩のデータ
名前 | cafe 菜彩 |
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住所 | 倉敷市黒崎3482 |
電話番号 | 086-451-3078 |
駐車場 | あり 6台 |
営業時間 | 午前11時30分~午後5時、ランチは午前11時30分~と午後1時~の2部制。 カフェタイムは午後2時30分~午後5時 |
定休日 | 月、火、水、木、日、祝日 |
支払い方法 |
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予約の可否 | 可 前日までの要予約 |
座席 | 8席 ・テーブル席 (2023年4月現在、新型コロナウイルス感染症拡大対策のため、1卓分不使用) |
タバコ | 完全禁煙 |
トイレ | 洋式トイレ |
子育て | |
バリアフリー | |
ホームページ | 公式Instagram |