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下津井の町並みのおすすめスポット
下津井の町並みの周辺には歴史的な見どころ、古民家を活用した人気スポットなどが多くあります。一部を紹介しましょう。
むかし下津井回船問屋

「むかし下津井回船問屋」は、回船問屋だった建物を資料館・観光施設としたものです。
江戸時代に金融業や倉庫業などで財を成した西荻野家の住宅を、明治時代に回船問屋・高松屋の中西家が買い取り、商家とニシン粕の蔵として使用。回船問屋廃業後は、繊維業の作業場となっていました。
かつての回船問屋の建物をできるだけ明治時代に近い状態で復元し、活用するための施設がむかし下津井回船問屋です。
施設内には下津井の歴史資料の展示館、日本遺産インフォメーション、地元の特産品の販売所、食事処などがあります。
旧中西家住宅

「旧中西家住宅」はかつて下津井で、高松屋という屋号で回船問屋を営んでいた豪商の住宅です。下津井に残る、希少な旧商家の建造物です。
中への立ち入りはできませんが、外観を見るだけでも、回船問屋として活躍した中西家の財力が分かります。
下津井宿 風待汐待

「下津井宿 風待汐待(かぜまち しおまち)」は、一棟貸しのゲストハウスです。
旧中西家の東隣にある古民家をリノベーション。2024年(令和6年)7月にオープンしました。
せとうちシービレッジハウス

「せとうちシービレッジハウス」は、2023年(令和5年)に元豆腐店の古民家をリノベーションしてオープンしました。
移住者が増える下津井で、移住を考えている人に向けて「お試し移住」ができる施設です。
ダンジョデニム

「ダンジョデニム」はジーンズショップ、ジーンズ工房です。2021(令和3年)にオープンしました。
築100年以上の古民家を店舗兼工房として改装しています。
しもつい横丁

「しもつい横丁」は2024年(令和6年)にオープンした施設です。
もともとは回船問屋で、昭和の時代は老舗の海産品問屋・吉又商店でしたが、しもつい横丁にリニューアルしました。
建物内には複数のチャレンジ出店できるテナントブースを設置。鮮魚店やカフェなどが営業しています。イベントや朝市も開催しています。
磯乃羊羹本舗 田中花正堂

「磯乃羊羹本舗 田中花正堂(いそのようかんほんぽ たなか はなまさどう)」は、1910年(明治43年)に下津井で創業した老舗の和菓子店です。
国産青海苔を使った、美しいエメラルドグリーン色の「磯乃羊羹」は、大正時代から販売する同店の看板商品であり、下津井名物。お土産にピッタリです。
ほかにも最中(もなか)などを販売しています。また店内に下津井の古い写真や、趣味で集めたという骨董品を展示しており、注目です。
祇園神社

「祇園神社」は、下津井のほぼ中央部の岬上に鎮座している歴史ある神社です。古くから、航海安全の神として信仰されてきました。
境内からは瀬戸内海が一望でき、見晴らしが抜群の絶景スポットでもあります。
また祇園神社に残された奉納物や「下津井祇園文書」は、北前船の繁栄ぶりが分かることから日本遺産「荒波を越えた男たちの夢が紡いだ異空間~北前船寄港地・船主集落~」の構成文化財の一つになりました。
歴史ある町並みを残すため、人と地域の活気に着目した下津井

かつて港町としてさまざまな顔を持っていた下津井。その歴史を感じる町並みが今も残っています。
歴史ある町並みを残すために、人と地域の活気に着目した下津井シービレッジプロジェクト。その意志は、下津井に住む人たちに伝わり、さまざまな取組が実施されるようになりました。
活気あふれる下津井で人々と触れ合いながら、古い町並みとともに港町の歴史を感じてみてはいかがでしょう。