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甘党の店 やまと 〜 おはぎ一筋の老舗。絶妙な甘さの粒あんと風味豊かなきな粉の手づくりおはぎ

甘党の店 やまと 〜 おはぎ一筋の老舗。絶妙な甘さの粒あんと風味豊かなきな粉の手づくりおはぎ

買っとこ / 2020.10.11

おはぎ(ぼた餅)は好きですか?

「お彼岸のお供え」のイメージがあるかもしれませんが、近所のスーパーでも売っているほど身近な存在ですよね。

私は甘いもの好きなので、お店でおはぎを見かけるとつい手に取ってしまいます。

そんな甘党・おはぎ好きにとってたまらない店が、倉敷市西部・玉島地区にあります。

その名も「甘党の店 やまと (以下、やまと)」。

店名の頭に付いた「甘党の店」という言葉が、甘いもの好きのための店だと物語っています。

やまとは約50年にわたり、手づくりのおはぎをつくり続ける老舗専門店です。
毎日開店前には店頭に行列ができ、午前中には売り切れることも多い人気店。

おはぎで行列ができる店は、めずらしいと思いませんか?

県外や、かなり遠方から訪れるお客さんもいると聞くと、とても気になりますよね。

甘党は要チェックの人気のおはぎ専門店・やまとについて紹介します。

記載されている内容は、2020年10月記事掲載時の情報です。現在の情報とは異なる場合がございますので、ご了承ください。

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甘党の店 やまとのデータ

やまと:外観
名前甘党の店 やまと
住所岡山県倉敷市玉島中央町1丁目8-14
電話番号086-522-5055
駐車場あり
7台
営業時間午前9時〜売り切れ次第終了
定休日
祝日の場合も休業
支払い方法
  • 現金
予約の可否不可
予約・取り置きはおこなっていない
座席なし
タバコ
トイレ
子育て
バリアフリー

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やまとは昭和46年創業の老舗おはぎ専門店

やまと:外観

やまとは、おはぎの専門店です。
扱っている商品は、おはぎのみ。

創業は昭和46年(1971年)です。
取材をした令和2年(2020年)で、49年の歴史があります。

やまとは約50年にわたり、おはぎ一筋でやってきた老舗なのです。

やまとがあるのは、玉島中心市街地。

店の向かいは、タテソースで有名な豊島屋があります。

ほかにもキムラヤ、築山製パン所、手づくりコロッケ南田支店、中華蕎麦みず川、武田屋などといった人気店が多いエリアです。

やまと:外観

そして、やまとも人気店のひとつ。

やまとのおはぎを求め、多くのお客さんが訪れます。

やまと:外観

▼店頭には、開店前から行列ができるほど。

やまと:外観

▼そして12時までには売り切れてしまうことも多いのです。

やまと:外観

おはぎは、店舗に向かって左側にある窓口で販売されています。

取材時も、次から次へと飛ぶようにおはぎが売れていました。

なかには数百個という数を購入するお客さんもいて、ビックリです。

おはぎの予約・取り置きはおこなっていません。

おはぎは手作業でつくられる

やまと:おはぎ

やまとのおはぎをつくる工程は、手作業が中心です。

やまと:製造風景

そのため、一日でできるおはぎの個数に限りがあります。

やまと:おはぎ

店内では、スタッフが黙々と作業をおこなっていました。

やまと:製造風景

▼おはぎの材料のもち米小豆です。

やまと:もち米と小豆

▼もち米は岡山県産ひめの」を中心にしたブレンド米。

やまと:もち米

小豆北海道産を使用しています。

やまと:小豆

また、きな粉も国産です。

毎朝午前3時ごろから仕込みをおこない、もち米や小豆を蒸したりしているそう。

▼注文の入ったおはぎをパック詰めする作業も、見事な手際。

やまと:おはぎ

スタッフ同士の連携もすばらしいと思いました。

おはぎは「あんこ」「きなこ」の2種類のみ

やまと:おはぎ
2020年(令和2年)9月時点の情報。価格は消費税込

おはぎといえば、いろいろな種類が思い浮かびませんか。

しかし、やまとが扱っているおはぎは「あんこ」「きなこ」の2種類のみ。
どちらも、おはぎの定番中の定番です。

しかも、あんこ・きなことも1個70円(消費税込)という安さ。

つい、たくさん買ってしまいそうです。

「あんこ」は粒あんがちょうどいい甘さ

やまと:おはぎ(あんこ)

やまとのおはぎは、やや小ぶり。

大きすぎず、ちょうどよいくらいのサイズ感なのでうれしいです。

やまと:おはぎ(あんこ)

表面を覆うあんこは、粒あん

やまと 廣谷正彦さん

粒あんは、もちろん自家製です!

▼粒あんはシットリとしていて、ほどよい甘さで上品な味わいです。

やまと:おはぎ(あんこ)

甘すぎず、しかしながら、グッとくるようなシッカリとした甘さのあんこらしい味わい。

粒あんの中にある小豆の粒感もほどよく、柔らかくもあり、それでいて粒の存在感もある絶妙な食感です。
そして、小豆の風味も楽しめます。

粒あんの下には、白い餅。

▼餅は半殺しで、適度な粒感と粘りがあります。

やまと:おはぎ(あんこ)
おはぎの半殺し」:餅米の粒を残している状態

粒あんの甘さのあと、半殺しの餅のシットリとしながらモッチリとした、粘りのある食感とサッパリとした味わいを感じました。

やまと:おはぎ(あんこ)

粒あんの甘さと餅の味わいのハーモニーが絶妙です。

やまと 廣谷正彦さん

「あんこ」は、年配のかたに人気があります!

やまとの「あんこ」のおはぎは、くどくなくて食べやすいと思いました。

「きなこ」は中に粒あんが入っている

やまと:おはぎ(きなこ)

「きなこ」のサイズも「あんこ」と同じです。

やまと:おはぎ(きなこ)

▼表面を薄黄色のきな粉が覆っています。

やまと:おはぎ(きなこ)

食べると、たっぷりのきな粉がフワフワっと口の中に拡散。

このきな粉は砂糖がはいっておらず、甘くありません
そのため、きな粉の風味をダイレクトに楽しめます。

きな粉の風味のあとには、中の餅です。

▼きな粉の餅の中には、なんと粒あんがタップリと入っていました。

やまと:おはぎ(きなこ)

「きなこ」と「あんこ」では、中の餅に違いがあったのです。

やまと 廣谷正彦さん

「きなこ」の中の粒あんは、「あんこ」で使っている粒あんと同じものです。

きなこのおはぎを食べると、きな粉の風味、餅の食感と味わい、粒あんの甘さの三層が一体となって、なんともいえないおいしさに!

やまと:おはぎ(きなこ)
やまと 廣谷正彦さん

「あんこ」が年配に好まれるのに対し、「きなこ」は若いかたに人気です!

「きなこ」のおはぎは、「あんこ」とはまた違ったおいしさがありました。
どちらかひとつを選ぶことになったら、私は相当迷ってしまい、決められないでしょう。

やまとのおはぎは、あんこ・きなことも、食べ終えたあとにいつの間にか次の1個を口に放り込んでしまうほど、食べやすくおいしかったです。

そんなおいしいおはぎをつくって約50年。
おはぎ一筋の専門店・やまとの代表・廣谷 正彦(ひろたに まさひこ)さんへインタビューをしました。

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甘党の店 やまとのデータ

やまと:外観
名前甘党の店 やまと
住所岡山県倉敷市玉島中央町1丁目8-14
電話番号086-522-5055
駐車場あり
7台
営業時間午前9時〜売り切れ次第終了
定休日
祝日の場合も休業
支払い方法
  • 現金
予約の可否不可
予約・取り置きはおこなっていない
座席なし
タバコ
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アサノ ・ヨウスケ

アサノ ・ヨウスケ

フリーランスの取材・インタビューライター、フォトライター。地域の文化・地理・歴史・食べ物などに精通。企業の社員インタビューや事例紹介、採用コンテンツも。地域情報サイトも運営。
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やまと:おはぎ

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