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やまとの代表・廣谷 正彦さんへインタビュー
玉島でおいしいおはぎをつくって約50年。
おはぎ一筋の専門店・甘党の店やまと(以下、やまと)の代表・廣谷 正彦(ひろたに まさひこ)さんへインタビュー。
開業の経緯や商品のこだわり、今後の抱負などの話を聞いてみました。
創業時からおはぎ一本
廣谷 (敬称略)
創業は昭和46年(1971年)。開業したのは、私の父でした。
私で二代目になります。
父から開業の経緯は詳しく聞いていないんですが、父の思いつきのような感じで始めたようです。
創業時から、ずっとおはぎ一筋でやっています。
推測ですが、当時おはぎの専門店はあまりなく、なおかつ、おはぎは一定の需要があったからではないでしょうか。
ちなみに店名も場所もそのときから同じですよ。
会社員から二代目として跡を継ぐ
廣谷
私が店を継いだのは、今(取材時=令和2年)からだいたい20年くらい前ですね。
店を継ぐ前、私は会社員として働いていました。
そのとき会社で働きながら、繁忙期には家業であるこの店を手伝ったりしていましたね。
でも繁忙期に手伝っていたとはいえ、跡を継いだ最初のころは大変でした。
プレッシャーもありましたよ。
それでも、なんとかやってこられました(笑)。
廣谷
繁忙期はやっぱり、ご先祖におはぎを供える春・秋のお彼岸です。
あとお盆にもよく売れますね。
平日で2,500個くらい売れます。
もちろん、休日や繁忙期はもっと出ますよ。
廣谷
おはぎは世代や性別を問わず好きな人が多いようで、うちのお客さんは老若男女バラバラですね。
昔は玉島を中心に倉敷市周辺のお客さんが中心でした。
しかし、徐々に遠くからもお客さんが来るようになったんです。
今では休日などに、県外からも来られているようですね。
かなり遠方から来られるかたもいるようです。
店の味を落とさないために試行錯誤
廣谷
使う材料にはこだわっています。
おはぎの材料はシンプルです。
もち米・小豆・きな粉・砂糖くらい。
だから、なるべくいい材料を選んでいます。
あとは「店の味を落とさない」という気持ちがこだわりですかね。
時代によって変化もありますから、いろいろ試行錯誤しながら微調整をしてきましたね。
違う材料を試してみたり、甘さを控えめにしてみたりもしました。
よりおいしいおはぎづくりを目指して
廣谷
日々同じ仕事の繰り返しなので、今までどおりのことをこれからも続けていくことが抱負でしょうかね。
ただそのなかでも、「もっとおいしいおはぎはつくれないか」という心構えをつねに持って仕事をしています。
今までのおはぎの味を落とさず、なおかつもっとおいしいおはぎづくりを目指していきたいですね。
何個でも食べてしまう、やまとのおはぎ
毎日開店前に行列ができ、午前中には売り切れるというやまと。
しかも、わざわざ遠方から来るお客さんまでいるほどです。
でも一度やまとのおはぎを食べたら、その気持ちはわかります。
やまとのおはぎは、「あんこ」「きなこ」どちらも1個食べると、知らぬ間に次のもう1個を手に取っているほど、食べやすくておいしいのです。
本当に粒あんの甘さが絶妙で、「甘党の店」でありながら、甘いのが苦手なかたでも食べやすいと思います。
それでいて、甘党も納得するおいしさ。
きな粉も甘くなく、きな粉の風味がしっかりと楽しめるのもポイントです。
行列は必至ですが、ぜひ一度やまとのおはぎを食べてみてほしいと思います。
甘党の店 やまとのデータ
名前 | 甘党の店 やまと |
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住所 | 岡山県倉敷市玉島中央町1丁目8-14 |
電話番号 | 086-522-5055 |
駐車場 | あり 7台 |
営業時間 | 午前9時〜売り切れ次第終了 |
定休日 | 水 祝日の場合も休業 |
支払い方法 |
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予約の可否 | 不可 予約・取り置きはおこなっていない |
座席 | なし |
タバコ | 完全禁煙 |
トイレ | トイレなし |
子育て | |
バリアフリー |