昭和レトロの雰囲気が漂う倉敷市玉島の通町(とおりまち)商店街。
アーケードを少し歩いた先にあるのは明治元年創業の「玉井堂本舗」(以下、玉井堂)です。お茶文化の息づく玉島で、時代を越えて愛される老舗和菓子店。
「水の谷さま」や「白華良寛」といった玉島銘菓はもちろん、ラム酒に漬けたフルーツとりんごをぜいたくに使ったパウンドケーキやふわふわの生地と絶妙な甘さのカスタードクリームが絶品のワッフルなどの洋菓子も人気です。
老舗和菓子店を継承するとは相当な覚悟が必要なはず。どのような想いでお菓子を作っているのか今の店主にお聞きしたいと思い、お店へ向かいました。
記載されている内容は、2024年5月記事掲載時の情報です。現在の情報とは異なる場合がございますので、ご了承ください。
目次
玉井堂本舗のデータ
名前 | 玉井堂本舗 |
---|---|
住所 | 倉敷市玉島2-6-14 |
電話番号 | 086-522-2251 |
駐車場 | あり 駐車場は2か所あり。 ・商店街手前に商店街への買い物客専用の駐車場あり。 ・商店街を入ってすぐの右手に玉井堂本舗の駐車場が1台あり。 商店街は車の通行は禁止されているので、駐車場から先へは車の侵入はご遠慮ください。 |
営業時間 | 午前8時30分~午後6時 |
定休日 | なし |
支払い方法 |
|
ホームページ | 玉井堂本舗公式Instagram |
玉島の歴史とともに、老舗和菓子店「玉井堂本舗」
玉井堂は、明治元年(1868年)に日用雑貨店として誕生しました。
戦争による原料不足や価格高騰の影響を受け、戦後は和菓子店としての歩みを始めます。玉島はかつて港町として栄え、多くの船乗りや商人が活気に満ちて行き交っていました。
にぎやかな港町ではお茶文化が根付き、玉井堂は150年以上の歴史を刻んでいます。
温かい雰囲気でホッとする店内
店内に入ると、別所さんと笑顔の素敵なおかみさんが出迎えてくれました。
ショーケースには、玉島銘菓の他にロールケーキやパウンドケーキといった洋菓子も並んでいます。
定番の和菓子はもちろん、洋菓子も人気があるそう。
三代目別所美治さん、伝統を大切にしながらも時代に合わせた商品開発
現在の店主は、三代目の別所美治(べっしょ よしはる)さんです。
洋菓子の技術を製菓学校で学び、卒業後は東京の洋菓子店やイタリアンレストランで修業を積みました。
別所さんは伝統的な和菓子の技術を受け継ぎながらも、新しい素材や製法を採り入れ、時代に沿った試みをおこなっています。
代々作られている玉島銘菓
玉井堂では地元に由来する銘菓が作られています。代表的なものは以下の3種類です。
商品名 | 価格(税込み) |
---|---|
水の谷さま(みずのやさま) | 184円 |
八幡(はちまん) | 184円 |
良寛まんじゅう(りょうかんまんじゅう) | 184円 |
「水の谷さま」は、備中松山城主・水谷勝隆(みずのやかつたか)にちなんだ和菓子で、白あんと求肥(ぎゅうひ)を薄皮で包んだもの。
「八幡」は地元の地名にちなんだ和菓子です。
「良寛まんじゅう」は玉島ゆかりの良寛さんから名前をいただいた和菓子。
地域のかたから愛されてきた玉井堂。
老舗を継ぐとは想像以上の責任と重荷を背負うことでしょう。別所さんは伝統を大切にしながらも、新商品の開発や地域の町おこし活動など自身の道を切り開いてきました。
和菓子作りのこだわりや、地域への想いを別所さんにインタビューしました。
玉井堂本舗のデータ
名前 | 玉井堂本舗 |
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住所 | 倉敷市玉島2-6-14 |
電話番号 | 086-522-2251 |
駐車場 | あり 駐車場は2か所あり。 ・商店街手前に商店街への買い物客専用の駐車場あり。 ・商店街を入ってすぐの右手に玉井堂本舗の駐車場が1台あり。 商店街は車の通行は禁止されているので、駐車場から先へは車の侵入はご遠慮ください。 |
営業時間 | 午前8時30分~午後6時 |
定休日 | なし |
支払い方法 |
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ホームページ | 玉井堂本舗公式Instagram |