別のお店を間借りして運営されているカレー店の形態を通称「ヤドカリカレー」といいます。
大阪で発祥したカレー店のスタイルですが、倉敷の地にも注目の店があるのです。
そのお店が「倉敷カレー」。
JR倉敷駅のすぐ南西にある雑居ビルの中にあるバーを、昼間だけ借りて運営されている間借り店舗のカレー店です。
しかも経営者は野菜ソムリエで、元はフランス料理が専門。
間借り店舗についてのことや店主についてのこと、提供されているカレーの特徴はどうなのかなど、いろいろ気になることがいっぱいですよね。
注目の倉敷カレーについて紹介します。
記載されている内容は、2022年12月記事掲載時の情報です。現在の情報とは異なる場合がございますので、ご了承ください。
目次
倉敷カレー (KURASHIKI CURRY)のデータ
名前 | 倉敷カレー (KURASHIKI CURRY) |
---|---|
住所 | 岡山県倉敷市阿知1-14-5 第2シード館 2階 BIBI内 |
電話番号 | 086-427-1274 |
駐車場 | なし |
営業時間 | 午前11時〜午後3時 |
定休日 | 月 第1日曜 |
支払い方法 |
|
予約の可否 | 不可 |
座席 | 11席 (カウンター:7、4人掛けテーブル:1) |
タバコ | 完全禁煙 |
トイレ | 洋式トイレ |
子育て | |
バリアフリー | エレベーター |
ホームページ | 倉敷カレー公式Instagram |
倉敷カレーはJR倉敷駅から徒歩約2分のところにあります。
また、国道429号線(旧国道2号線)の約50メートル北側です。
駅前の店舗のため駐車場がないので、公共交通機関を使っての来店がおすすめ。
そこで、JR倉敷駅から倉敷カレーへの行き方を紹介しますね。
JR倉敷駅の改札は駅の2階です。
改札を出たら、すぐに南(左)方向へ直進します。
駅から表に出る手前で、右方向へ進みます。
右の柱にある「水島臨海鉄道」への案内標識が目印です。
右に進むとすぐに階段とエスカレーターがあります。
エスカレーターは上り専用なので階段を使って1階へ下りましょう。
1階に下りると目の前にセブンイレブンとキャンドゥーがあります。
セブンイレブンとキャンドゥーの左側をななめ左方向へ直進してくださいね。
セブンイレブンとキャンドゥーの左側をななめ左方向に行くと、レンガ敷きの歩道に出ます。
左手の建物は倉敷駅西ビルです。
西ビル沿いに「水島臨海鉄道のりば」に向かって直進します。
レンガ敷きの歩道を直進すると、水島臨海鉄道のりば前で道路に出ます。
道路に出たら、すぐに南(左)方向に進みましょう。
約50メートル直進すると道路の右側に倉敷カレーが入店しているビルがありますよ。
1階の道沿いに倉敷カレーの立て看板、2階に倉敷カレーの紺色ののぼりがあるのが目印です。
ちなみに倉敷カレーが休業の場合は、立て看板とのぼりは出ていません。
倉敷カレーがあるのは「第2シード館」というビルの2階です。
市営倉敷駅前駐車場の西隣にあたります。
自動車で来た場合は、市営倉敷駅前駐車場が一番近い有料駐車場となるので市営倉敷駅前駐車場を利用するとよいでしょう。
倉敷カレーのある第2シード館はスナックやバーがたくさん入居しています。
倉敷カレーは「BiBi」というバーを間借りして運営している、珍しい形態なんですよ。
のぼりが立てられているのは、ちょうど2階の倉敷カレーの入口前です。
道沿いの立て看板には、倉敷カレーのメインメニュー3つが紹介されていました。
「ソフトドリンク飲み放題」や「野菜ソムリエが作るオリジナルブレンドスパイスカレー」の文言が気になりますね。
立て看板の裏側には、帰る人に向けてのお店からのメッセージがありました。
倉敷カレーを食べると、その日にラッキーなことがおきるというジンクスがあるそうですよ。
立て看板の左後ろにエレベータがありますので、2階へ行きます。
エレベーターの左側には階段もありますよ。
エレベーターを降りると、奥に倉敷カレーの入口が見えます。
下から見えたのぼりと、ドアにかかる「倉敷咖喱」と書かれた紺色の暖簾が目印なので、ひとめでわかりますよ。
夏場や冬場などは冷暖房を効かせているので、ドアが閉まっています。
その時は、ドアに倉敷カレーのロゴマークが張られていますので、ロゴマークを目印にしてくださいね。
倉敷カレーはバーの間借り店なので店内はバーそのもの
倉敷カレーは、バーを間借りして営業しています。
そのため、店内はバーの雰囲気そのもの。
カウンター席は7席ありますが、イスの形状がバーを思わせます。
照明や飾りなどもバーらしいものでした。
カウンターの向こう側にある棚にはたくさんのアルコール類が並んでいます。
これは夜に営業するバーのもので、倉敷カレーでは注文することはできません。
カウンターのななめ後方にテーブル席があります。
テーブル席は1席ですが、ソファー席なのでゆっくりと座れます。
そのため、子連れでも安心です。
ベビーカーの持ち込みも問題ありません。
一番人気のメニューは「倉敷カレー」
倉敷カレーのメニューのなかで一番人気は、店名を冠した「倉敷カレー」(1,100円)です。
倉敷カレーとは「スパイスカレー」と、昔ながらの洋食風のカレー「日本のカレー」の2種類を”合がけ“にしたもの。
さらに豊富な野菜にゆで玉子、パリパリチキンまでついた豪華なカレーです。
なお倉敷カレーのルーは、1種類のみにもできます。
また以下のカレーも、スパイスカレーと日本のカレー、双方の合がけの3種のルーを選択可能です。
- パリパリチキン (1,000円)
- トンカツカレー (1,200円)
- 神辛(しんしん)カレー・チキンつき (1,100円)
- カレー単品 (900円)
「まかないカレー」(1,100円)と「お子様カレー」(300円)のルーは、日本のカレーのみです。
カレーのほかには、各種トッピングとごはんの増量、ドリンクなどがあります。
また、カレーを注文すると「ドリンク飲み放題」が付いてきます。
おもな飲み放題の種類は以下のとおり。
- ホットコーヒー
- アイスコーヒー
- 緑茶
- 麦茶
- りんごジュース
- オレンジジュース
なお、種類は変わることがあります。
ドリンク置き場はカウンター席の後ろ側にあり、セルフサービス方式です。
倉敷カレーのカレーは、いずれも辛さは控えめに作られています(神辛カレーを除く)。
また、ルーに使っているスパイスにはトウガラシ系のスパイスは一切使っていないとのこと。
辛さが足りない場合や、トウガラシ系のスパイスが欲しい場合は、卓上にある辛みスパイスを振りかけましょう。
辛みスパイスは、トウガラシ系のスパイスです。
好みに合わせて振りかける量を調整しましょう。
なお、ルーは辛さ控えめに作られていると説明しましたが、多少の辛さはありますので、辛いのが苦手なかたは、通常のルーでも辛めと感じるかもしれません。
野菜ソムリエが作るこだわりカレー。食器にもこだわる
店主の小田 眞奈美(おだ まなみ)さんは野菜ソムリエの資格をもっており、野菜を中心とした食材にこだわったカレーが倉敷カレーの特徴です。
また、ルーはいずれも辛さは控えめで作られています。
さらに、味や食材だけでなく見た目にもこだわっています。
運ばれてきたカレーは、思わず写真におさめてしまいそうな美しい盛り付けです。
そして、このカレーの味や盛り付けが生かされるように食器選びにこだわっていて、お皿は美濃焼(みのやき)のものでスプーンは木製。
小田店主いわく、この組み合わせが倉敷カレーのカレーと相性がいいそうです。
「倉敷カレー」は2種類のルーの合がけで、野菜もタップリ
一番人気で、お店おすすめの「倉敷カレー(1,100円)」。
「日本のカレー」と「スパイスカレー」の2種類のルーの合がけで、タップリの野菜やパリパリチキン、ゆで玉子がつくお得なカレーです。
なお希望すれば、カレーの種類を1種のみにもできます。
盛り付けは、中央にターメリックライスがドーム状に盛られていて、それを囲むようにカレールーが盛り付けられています。
副菜は一箇所にまとめて盛り付けられていました。
野菜は時季ごとの旬のものを中心に数種類が盛りつけられています。
野菜が豊富なのは、野菜ソムリエらしい特徴です。
またパリパリチキンや、パパド(インド式せんべい)、半熟のゆで玉子(半玉)も載っています。
盛り付けは、まるで芸術品のような美しさ。
食欲もそそられます。
スパイスカレーのルーは、日本のカレーのルーと比べると、やや黄色がかっていました。
上には、焦がしチーズや香草のカスメリティーが載っています。
スパイスカレーを食べると、複雑なスパイスの風味が広がって心地よい味わいです。
そして、ほのかなピリ辛さがやってきます。
日本のカレーは、やや赤みがかった茶色をしていました。
こちらにも焦がしチーズとカスメリティーが載っています。
日本のカレーはとろみがあって、コクのある奥深い味わい。
やや甘みがある甘辛味で、食べやすいカレーです。
パリパリチキンカレーはパリパリ食感のフライドチキンが魅力
「パリパリチキンカレー (1,000円)」を紹介します。
名前のとおり、トッピングとしてパリパリチキンが載っているのがポイントです。
パリパリチキンカレーは、「日本のカレー」「スパイスカレー」「日本・スパイスカレーの合がけ(+100円)」の3種のルーから選べます。
取材時のルーは、日本のカレーです。
トッピングされたパリパリチキンは、チキンは倉敷カレーのオリジナルです。
コーンスターチの衣を鶏肉に付けて焼いたものだそう。
食べると、衣はまさにパリパリッとした食感で、非常に香ばしいです。
そして中の肉はプニプニとしていてジューシーな味わいで、とてもおいしいチキンでした。
カレーのライスはターメリックライスで、倉敷産のお米を使用
ライスはどのカレーも同じです。
お皿の中央にドーム状に盛られています。
ライスはターメリックライスのため、黄色です。
豊富な副菜がお得!
豊富な副菜も倉敷カレーのポイントです。
使っている野菜は、基本的に地元産。
また、野菜の種類は日や時季によって変わります。
とある日に食べたときは、枝豆・ニンジン・ダイコンなどがたっぷり入っていました。
さらにナガイモ・サツマイモ・ナンキンも。
これだけ豊富や野菜がてんこ盛りってお得じゃないでしょうか?
ゆで玉子(半玉)は、黄身がほどよい半熟具合です。
すべてのカレーはサラダ付き
すべてのカレーには、ミニサラダが付いています。
カレーを注文すると、はじめにサラダが出てくるので、サラダを食べながらカレーを待ちます。
なお、サラダに使っている野菜は地元産が中心です。
サラダの具材は、日や時季によって異なります。
お子様カレーは量も食器も小さな子にピッタリ
倉敷カレーには、幼児向けに「お子様カレー(300円)」もあります。
お皿は小さめで、やや深めの樹脂製。
お子様カレーのルーは日本のカレーがベースとなっています。
甘さと程よい塩味で、とろみも適度にありました。
お子様カレーのルーに入っている具は、コーン・ニンジン・枝豆・チキンなど。
ちなみにスプーンはほかのカレーと同じく木製のものですが、使いやすい小さなサイズです。
倉敷カレーは、間借り形式というユニークな店舗運営、そしてこだわりのあるカレーが印象的ではないでしょうか。
倉敷カレーの小田眞奈美 店主にインタビューをしました。
倉敷カレー (KURASHIKI CURRY)のデータ
名前 | 倉敷カレー (KURASHIKI CURRY) |
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住所 | 岡山県倉敷市阿知1-14-5 第2シード館 2階 BIBI内 |
電話番号 | 086-427-1274 |
駐車場 | なし |
営業時間 | 午前11時〜午後3時 |
定休日 | 月 第1日曜 |
支払い方法 |
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予約の可否 | 不可 |
座席 | 11席 (カウンター:7、4人掛けテーブル:1) |
タバコ | 完全禁煙 |
トイレ | 洋式トイレ |
子育て | |
バリアフリー | エレベーター |
ホームページ | 倉敷カレー公式Instagram |