今年(2025年)の話題といえば、やはり大阪・関西万博ではないでしょうか。
ニュースやSNS、人との会話などでもよく話題に上がりました。
9月最後の日曜日、倉敷市児島地区で「岡山万博」が開催されました。
ワールドワイドな大阪・関西万博に対して、こちらは地域の魅力がぎゅっと詰まった、ローカル色あふれる博覧会です。
岡山の新たな一面を発見するため、参加しました。
記載されている内容は、2025年10月記事掲載時の情報です。現在の情報とは異なる場合がございますので、ご了承ください。
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目次
「岡山万博2025~繋がりが織りなす岡山の未来~」とは

「岡山万博2025」は2025年9月28日(日)に、児島駅前広場〜児島公園一帯で開催されました。主催は公益社団法人 日本青年会議所 中国地区 岡山ブロック協議会です。
岡山県内各地のグルメ・特産品・伝統芸能などが、各パビリオンにずらり勢ぞろい。ご当地グルメを味わうもよし、特産品や観光スポットに触れるもよし、伝統芸能のパフォーマンスを楽しむもよし。
まるごと岡山を味わい尽くせる、1日限りの万博体験イベントです。
イベント当日のようす
筆者はイベント開始時刻の15分前に到着しましたが、予想以上の人出で会場は賑わっており、参加者の期待の高さが伝わってきました。
児島駅西口を出てすぐの広場には、パビリオンがずらりと並んでいました。

会場に設営されたパビリオンは、大きく分けて5種類です。
- 市町村パビリオン
- グルメパビリオン
- 協賛企業パビリオン
- 伝統芸能パビリオン
- 特別パビリオン
各パビリオンの詳細は、以下の画像から確認できます。

各地の魅力を知りつくそう!市町村パビリオン
ここからは、各パビリオンのようすをピックアップして紹介します。
高梁市

備中松山城の猫城主・さんじゅーろーのパネルが来場者の目を引きます。
「雲海ドローンのVR体験」は迫力があり、思わず子どものように夢中になりました。
吉備中央町
岡山県立高松農業高等学校の食品科が作った「くさぎ菜」入りの米粉クッキーを食べてみました。

「くさぎ菜」とはシソ科の山菜で、吉備中央町の郷土料理に使われる材料の一つだそうです。たんぱく質が豊富なのだとか。
見た目は紅茶入りのクッキーみたいで、サクサクとした食感です。苦味はまったくなく、ふんわりとした青々しい香りが広がりました。
津山市

津山といえば、個人的には桜やホルモンうどんの印象が強いですが、今回注目したのはコーヒー柄のマスキングテープです。
「コーヒー」に「珈琲」という当て字を考案した、津山藩の医師であり洋学者の宇田川榕菴(うだがわ ようあん)にちなんだマスキングテープです。津山限定品とのことだったので、記念に一つ購入しました。

備前市

備前焼のアクセサリーやミニ花入れ、牡蠣を使った加工品などがずらりと並んでいました。
いろいろと目移りしましたが、お土産にはこちらの「海老三昧」を選びました。

少しの量で、口いっぱいに海老の風味が広がります。ご飯のお供にも、酒の肴にもぴったりな一品です。
書き出したらきりがないほど、どのパビリオンも個性あふれる魅力でいっぱいでした。



岡山県を食べつくそう!ご当地グルメ&グルメパビリオン
グルメパビリオンも巡ります。
新見市

新見市のパビリオンで、ピオーネを購入しました。
「今年のものは甘味がしっかり詰まっていて、やや小ぶりなんですよ」と教えていただきましたが、私には十分立派な大きさに感じられました。岡山らしさが伝わる特産品です。
早島町

早島町パビリオンに出店しているのは、町内で唯一のパン専門店「町の小さなパン屋さんmomo」です。

どれもおいしそう。多くの参加者が足を止めて見入っていました。
倉敷市水島のテイクアウト専門店「やきとりなっちゃん」

会場の奥に進んでいくと、いくつかのパビリオンから、なんとも香ばしい匂いが漂ってきました。
そのなかのひとつ、「やきとりなっちゃん」の焼き鳥をいただくことに。
ボリューミーで、食べ応え抜群でした。今度、お店にも足を運んでみようと思います。
シーサイドファームなんば牧場
新作の「連島ごぼうカップアイス」に挑戦してみました。

ひとくち食べてみると……確かにごぼうの味がします。アイスなのにごぼうの風味がしっかりと感じられます。不思議とクセになる味わいで、気が付くとあっという間に食べ終えていました。
お腹に余裕があれば、あれもこれも試してみたくなるほど、県内の魅力的なグルメが充実していました。
ものづくりと文化を味わいつくそう!協賛企業パビリオン&伝統芸能パビリオン
子どもたちが多く集まっていたパビリオンがあったので、のぞいてみました。
菅公学生服株式会社

菅公学生服株式会社のパビリオンです。学生服やユニフォームの展示に加え、シュート練習コーナーには行列ができるほどの人気ぶりです。
子どもを持ち上げてダンクシュート体験をさせてくれる場面も見られました。
株式会社笏本縫製

職人が手がける、高品質ネクタイのイメージが強い株式会社笏本(しゃくもと)縫製。
最近、国産シルク100%のシュシュを販売し始めたそうです。シュシュコーナーには多くの女性客が集まっていました。
こだわりの逸品は、大切な誰かへのプレゼントに、もしくは自分へのごほうびにもぴったりですね。
歌と踊りのメインステージ
メインステージの賑わいに惹かれて、大勢の人が集まってきました。

「俄嘉屋」のうらじゃパフォーマンスが始まったようです。演者はステージを飛び出し、観客も踊りに参加し、大いに盛り上がっていました。
一緒に踊ったり、手拍子で盛り上がったり、楽しみかたも人それぞれです。
踊りに詳しくない筆者も、気が付くと自然に体がリズムに乗っていました。
おわりに

特に印象的だったのは、どのパビリオンでも感じられた人の温かさです。
イベント関係者が抱く「伝えたい」という思いと、参加者が持つ「興味を持ち、知りたい」という気持ち。その二つが重なり合い、会場の随所で楽しげな雰囲気が広がっていました。
「今度、遊びに行ってみようか」といった参加者の声も聞こえ、人と地域がつながる瞬間に立ち会えた気がしました。
岡山の魅力を存分に味わえたローカル万博を終えた今、一人の参加者として感じるのは「県内のまだ知らない場所にも足を運んでみたい」という思いです。
そのような気持ちでいっぱいになりました。
岡山万博2025~繋がりが織りなす岡山の未来~のデータ

| 名前 | 岡山万博2025~繋がりが織りなす岡山の未来~ |
|---|---|
| 開催日 | 2025年9月28日(日) 午前10時~午後4時 |
| 場所 | 児島駅前広場~児島公園 |
| 参加費用(税込) | 無料 |
| ホームページ | 岡山万博2025~繋がりが織りなす岡山の未来~ 開催決定!! - 公益社団法人日本青年会議所 本会 |














































