【9/12〜11/6開催】高梁川流域女性起業家支援プログラム「じぶん起業ゼミ」〜 自分らしい世界観を見つける、全4回の無料セミナー

高梁川流域女性起業家支援プログラム 「じぶん起業ゼミ」

起業というと、明確なビジョンなどがあるすごい人がすること、と思いがちですよね。

とくにSNSの世界では、「キラキラ感」があふれているので、「私にはこんなことはできない」と思いがちです。

しかし、起業は「憧れの存在」になるためにするのでしょうか。「自分の世界観」を実現する一つの手段のはずです。

そのようなことを考える機会になる、倉敷市が主催する女性向けの「じぶん起業ゼミ」というプログラムがあります。単発のセミナーでも交流会でもなく、全4回で事業プランを磨き上げる「じぶん起業ゼミ」を紹介します。

記載されている内容は、2026年8月記事掲載時の情報です。現在の情報とは異なる場合がございますので、ご了承ください。

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高梁川流域女性起業家支援プログラム「じぶん起業ゼミ」とは

高梁川流域女性起業家支援プログラム 「じぶん起業ゼミ」チラシ

高梁川流域女性起業家支援プログラム「じぶん起業ゼミ」は、倉敷市商工課が主催する、女性向けのセミナーです。

2025年度から始まった取り組みで、行政主催の起業セミナーは単発かつ交流メインであることが多い中、全4回のプログラムで構成されており、「自身の事業にフォーカスしてじっくり考えられる機会を設けたい」という思いで企画されたそうです。

初年度は、10人が参加し、その中には活動を始めた方もいます。

  • 内藤紀子さん
    お惣菜店についての事業プランを作成。現在は料理教室、イベント出店を行っている。

2026年度も基本的なコンセプトは変えず、2026年9月12日(土)〜11月6日(金)まで全4回のセミナーとして開催します。受講料は無料です。セミナーの登壇者は以下のとおりです。

  • DAY1
    GOB株式会社 代表取締役社長 髙岡泰仁(たかおか やすひと)さん
  • DAY2
    GOB株式会社 取締役 奥平真央(おくひら まお)さん
  • DAY3
    GOB株式会社 代表取締役社長 髙岡泰仁さん

その他の内容は、以下の画像を確認してください。説明会もあります。

チラシ裏面

事業担当者インタビュー

左から倉敷市商工課の松井香菜子さん・伊藤華さん、GOB株式会社の葛原彩さん
左から倉敷市商工課の松井香菜子さん・伊藤華さん、GOB株式会社の葛原彩さん

「じぶん起業ゼミ」を企画した、倉敷市商工課の松井香菜子(まつい かなこ)さん・伊藤華(いとう はな)さん、セミナーの企画運営を担うGOB株式会社の葛原彩(くずはら あや)さんに話を聞きました。

2年目とのことですが、「じぶん起業ゼミ」をそもそも企画した経緯を教えてください。

松井(敬称略)

現在、全国的に見ても起業家に占める女性の割合は3割を超え、徐々に増えつつあります。しかし、倉敷市および高梁川流域ではまだまだ女性起業家を見かける機会が少なく、一歩を踏み出すための身近なロールモデル(先輩)に出会う機会も不足していました。

そこで、先を走る先輩の姿を見ていただきながら、地域全体で女性起業家の底上げを図りたいという思いからスタートしました。

また、これまでは交流主体のセミナーを長年実施してきましたが、参加者の間で非常に熱心な意見交換が行われている様子を見て、「もう一歩ステップアップした、自身の事業にフォーカスしてじっくり考えられる機会を設けたい」と思ったんです。

そこで、昨年度(2025年度)からさらにフェーズを上げた「2カ月間の連続セミナー」として本格始動し、今年で2年目を迎えます。
さまざまな事情で一歩を踏み出せずにいる女性が勇気を持って踏み出し、自分の「やりたいこと」のブレない軸を作ることで、その後の事業を長く継続していけるよう支援することが最大の目的です。

「じぶん起業ゼミ」の特徴を教えてください。

葛原(敬称略)

私たちが最も大切にしているのは、単なるノウハウの伝授ではなく「世界観起点」の事業作りです。

一般的な起業相談では、最初に「収益性はあるのか」「本当にニーズがあるのか」を問われてしまい、そこから入るとどうしても小さくまとまった事業になりがちです。
そうではなく、「なぜあなたがそれをして、それによってどのような世界にしたいのか」という、自分自身の内なる思いや世界観を徹底的に磨き上げてから、事業の形を作っていきます。

この軸(世界観)がしっかりと決まっていれば、ネイルサロンやカフェといった競合の多いジャンルであっても、不必要な価格競争や立地競争に巻き込まれず、自分らしくブレずに事業を継続できます。

今の時代、ノウハウ自体はインターネットやAIで簡単に手に入りますが、人との対話の中で磨かれる自分自身の「世界観」こそが、最も強い武器になるはずです。

また、「じぶん起業ゼミ」の目玉と言えるのは、困った時にいつでも相談できる、手厚いメンターサポート体制です。

担当メンターである私も岡山に住んでおり、対面でのコミュニケーションを極めて重視しています。セミナー期間中はSlackというコミュニケーションツールを使い、受講生が迷ったり悩んだりした時はいつでも気軽に相談を受け付けますし、必要に応じて急遽オンラインミーティングをセットすることもあります。

行政(倉敷市)とも密に情報を共有しながら、一人一人に寄り添った親身なサポートを行っている事は目玉と言えるかもしれません。

2025年度のセミナー(画像提供:倉敷市)
2025年度のセミナー(画像提供:倉敷市)

どのような方に参加してほしいですか?

葛原

「起業」という言葉を聞くと、どうしても「自分なんかが対象ではないのでは…」とハードルを高く感じてしまう女性が多いと思います。
しかし、このセミナーは「絶対に事業を立ち上げなければならない」という厳しい場所ではありません

「やりたいことはたくさんあるけれど、何から手を付けたら良いか分からない」という方や、「自分自身のやりたいことをこの機会にじっくり見つめ直したい」「変わりたいきっかけがほしい」という方にこそ、参加していただきたいです。

昨年度(2025年度)の参加者の反響や、どのような方が参加されていたかを教えてください。

松井

昨年度はすでに自分で事業を始めている方も含め、多様な女性が集まりました。
例えば、お料理教室をされている方は、お惣菜の宅配事業というアイデアを試行錯誤する中で、「自分にとって本当に大切な軸は何か」を見つめ直し、自信を持ってお料理教室の事業に取り組まれるようになりました。

また、農業をされている方は、作った野菜を「誰にどう売るか」で悩まれていましたが、最終的には「自分が好きな珍しい野菜を、食べ方の提案とともに届ける」という軸を定め、マルシェなどで活発に活動されています。

事業転換するというよりは、「自分に自信を持って、自分の言葉で事業を語れるようになった」という変化を遂げた方が多いのが特徴です。

葛原

受講生の皆さんの変化には本当に目を見張るものがありました。
最初は「私なんかが……」と控えめだった方が、2カ月の連続講座の中で同じ志を持つ仲間と何度も顔を合わせるうちに、どんどん表情が明るく、前向きに変わっていったのです。

参加者からは「ふわっとしていた思いがシャープになった」「いつかやれたら良いな、と思っていたことが、明日やろうという行動に変わった」というマインドや行動力の変化に対するうれしい反響をたくさんいただいています。

2025年度最終発表会の様子(画像提供:倉敷市)
2025年度最終発表会の様子(画像提供:倉敷市)

最後に、参加を迷っている方へメッセージをお願いします。

伊藤

4月に担当になってまだ日は浅いのですが、その短い間でも「自分の中でやりたいことはいっぱいあるけれど、何から手を付けたら良いか分からない」というお悩みを本当にたくさん耳にしました。

そうした方にこそ、ぜひこのセミナーに参加して、ご自身の軸をしっかり見つけた状態でこれからの事業継続につなげていただきたいなと思います。
「いきなり申し込むのはハードルが高いな」と感じている方は、まずは説明会や個別相談だけでも気軽にご参加ください。

最初はふんわりしていたお話が、対話を通じてどんどん絞られていく、素晴らしい時間になるはずです。

松井

昨年度、説明会で「私なんかが行っても良いのでしょうか…」と、本当に勇気を振り絞って申し込んでくださった方がおられました。その方が、2カ月の講座の中で何度も同じメンバーと顔を合わせるうちに、最終日には見違えるほど生き生きと表情が変わっていかれた姿が今でも印象に残っています。

倉敷市では単発のセミナーはよくありますが、これだけ時間をかけてワークショップを重ね、じっくりと自分のやりたいことと向き合える無料の連続型セミナーは珍しい取り組みです。

絶対に起業しなければいけないと身構える必要はありませんので、まずは自分自身のことを考え直す良い機会として、ぜひ気軽にご参加いただきたいです。

葛原

「起業」や「事業を作る」と聞くと、何か特別な人がやることのように思えてしまうかもしれません。

しかし私たちは、事業作りを決して特別なことだとは考えていません。自分が大好きなことや、こうなったら良いなと願う理想の世界を実現するための「手段」として、もっと気軽に捉えてほしいのです。

もちろん、参加していただくからにはしっかりとコミットしていただきますが、その分、アットホームで心強いメンター陣が全力でお迎えします。

現状を変えたい、何か一歩を踏み出してみたいというきっかけでも大歓迎ですので、ぜひ一緒にあなたの「世界観」を形にしていきましょう!

おわりに

筆者も、このメディア「倉敷とことこ」をリリースし、その後運営団体として法人を立ち上げました。一応、起業家と言えるとは思うのですが、派手なことをしようと思ったわけではないし、今もそうありたいとは思っていません。

しかし、自分で事業を始め、続けるというのは、想像以上に孤独です。日々状況が変わる中で、相談できる「同期」のような存在はほとんどいないからです。

取材で印象に残ったのは、行政と事業担当の関係性がチームとしてとても良いことでした。将来、起業を考えている方も、いない方も、「何かやりたい」と思っている方はぜひ足を運んでみてください。

ここでの出会いと経験が、数年後にきっと役に立つと思います。

詳細情報

高梁川流域女性起業家支援プログラム「じぶん起業ゼミ」

開催日時:
DAY1:2026年9月12日(土)午後1時〜4時
DAY2:2026年9月26日(土)午後1時〜4時
DAY3:2026年10月17日(土)午後1時〜4時
最終発表会:2026年11月6日(金)午後4時〜7時

募集人員:
10名(選考審査あり)

参加費:
無料

申込期間:
2026年7月6日(月)〜8月28日(金)午後5時まで

Webページ:
倉敷市公式ホームページ
https://www.city.kurashiki.okayama.jp/business/industry/1005503/1017785/1019226.html

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戸井健吾
1979年生まれ、倉敷市在住
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