「テレワーク」や「ワーケーション」という言葉を、よく耳にするようになりました。
IT技術の発達や、新型コロナウイルス感染症の流行にともない、インターネットを使った新しい働き方が浸透してきています。
一方で、インターネットと縁遠かった人は「むずかしそう」「テレワークって地方でもできるの?」と、ハードルの高さを感じるのではないでしょうか。
高梁川流域では、インターネットを使った新しい働き方を推進しようと「高梁川流域はたらきかた発見マルシェ くらボ~ロ」(以下、くらボ~ロ)を開催中です。
まさにインターネットを使って仕事をしている筆者が、初回の「在宅ワーク基礎講座」に参加してきました!
記事の前半では講座のレポート、後半では主催者である倉敷市男女共同参画課のかたへのインタビューをお届けします。
「誰でもチャレンジできる 働き方なんだ!」と多くの発見があるはずです。
記載されている内容は、2021年8月記事掲載時の情報です。現在の情報とは異なる場合がございますので、ご了承ください。
目次
高梁川流域はたらきかた発見マルシェ くらボ~ロのデータ
名前 | 高梁川流域はたらきかた発見マルシェ くらボ~ロ |
---|---|
期日 | ・2021年7月25日(日)午前10時~お昼12時 「未来の働き方を考えるセミナー」 ・2021年8月28日(土)午前10時~お昼12時 「WEB発信コース」※高梁市会場 ・2021年9月25日(土)午前10時~お昼12時 「デザインコース」 ・2021年10月2日(土)午前10時~お昼12時 「オンライン秘書・事務代行コース」 ・2021年10月30日(土)午前10時~お昼12時「税金面から見た在宅ワークコース」 ・2021年11月20日(土)午前10時~お昼12時「動画編集コース」 ・2021年12月4日(土)午前10時~お昼12時 「グラフィックレコーダーコース」 その他、在宅ワークについての講座やはたらきかた茶話会、個別相談会を開催。 詳細はWEBサイトを参照。 |
場所 | 倉敷市中央2丁目13‐3(一部、高梁市会場あり) |
参加費用(税込) | 無料 |
ホームページ | 高梁川流域はたらきかた発見マルシェ くらボ~ロ |
「高梁川流域はたらきかたマルシェ くらボ~ロ」とは
くらボ~ロでは、子育てや家事をしながらでも改めて働く目的を考えたり、関心のあるスキルを身につけたり、新しい働き方を見つけたい地元の人に向けた、講座を開催しています。
2021年7月20日(火)~12月21日(火)の期間中、土曜日、日曜日を中心に9講座を開講。
全13日の日程があり、講座のほか「働きかた茶話会」や「個別相談会」も開催予定です。
講座については「ビジョン編」「スキル編」「知識編」と3つにわかれています。
- 未来の働き方を考えるセミナー
- WEB発信コース
- デザインコース
- オンライン秘書・事務代行コース
- 動画編集コース
- グラフィックレコーダーコース
- 在宅ワーク基礎
- 在宅ワーク実践
- 税金面から見た在宅ワークコース
「そもそも自分はどういう働き方をしたいんだろう?」と考えたり、実践的なスキルを学べたりと、インターネットを使った働き方を幅広く知ることができます。
くらボ~ロは、倉敷市の「高梁川流域女性活躍推進事業」の一環として開催しているプログラムです。
女性の活躍を推進する事業ですが、性別問わず誰でも参加できます。
働き方の選択肢が広がった「在宅ワーク基礎講座」
在宅ワーク基礎講座は、「わたしのテレワークをみつけよう」をテーマに開催されています。
当日は以下のような流れでした。
- 自己紹介
- テレワーク(在宅ワーク)とは
- 仕事の探し方
- 在宅ワークの実態
- 収入を増やすには?
- 感想シェアタイム
自己紹介のトップバッターは、今回の講師である坂ノ上博史(さかのうえ ひろし)さん。
くらボ~ロを運営している、一般社団法人高梁川プレゼンターレの代表でもあります。
坂ノ上さんがインターネットに出会ったのは、20歳の頃。
携帯電話を扱う会社で、お客さんからのメール対応をするアルバイトをしていたそうです。
当時の経験から、インターネットがあればどこでも仕事ができるとわかった坂ノ上さんは、その後自宅での仕事や、ワーキングホリデー制度を使って海外で日本の仕事をしていたことも。
一方で参加者は、ほとんどが在宅ワーク初心者でした。
「育児をしながら家で仕事がしたい」
「島に移住したい」
「海外で働きたい」
など、参加した目的はさまざま。
参加者はほぼ女性で、「自らの働き方を考えるきっかけになれば」と参加していたようです。
講座では、「そもそもテレワークとは?」という話から始まりました。
“テレワーク”自体は造語で、「tele=離れたところで」「work=働く」から生まれた言葉とのこと。
テレワークの種類のひとつとして、「在宅ワーク」があると知りました。
在宅ワークではどのような仕事募集があるか、調べてみることに。
クラウドソーシングサービスのひとつ、「クラウドワークス」を使って調べました。
「ライター」と検索したところ、講義当日にはなんと45,286件も!
「ライター キャンプ」と検索すると、654件にまで絞りこめました。
「職業と、得意な分野や趣味などを同時に検索すると、興味がある分野の仕事を見つけやすいですね」と坂ノ上さん。
その後休憩時間があったものの、参加者は募集内容に興味津々。
クラウドワークスを初めて見るかたも多かったようで、どのような募集があるか気になるようすでした。
仕事の探し方としては、クラウドソーシングサービス以外にもあります。
- 以前の勤め先
- 以前の取引先
- 知人
- SNS発信
- 自分のウェブサイト
今まで知らなかっただけで、働き方の選択肢はたくさんあるんだと感じました。
坂ノ上さんいわく、テレワークをするうえで実は大事なのが「環境を整えること」。
なかでも、家族の理解を得るのが大切だと話します。
ウェブサイトを見せながら、家族に仕事内容を話すと理解を得やすいとのことでした。
そして気になるのが、「収入の増やしかた」について。
「どうやったら収入が増えそうか」参加者で意見を出してみました。
- スキルアップを証明する
- 複数のスキルを掛け合わせる
- 人脈を増やす
- 自分の仕事を高く買ってくれるところを探す
- 喜んでもらえる、自分にしかできない仕事を作る
考えてみると、収入を増やすにはさまざまな方法がありそうです。
ほかにも「仕事のプロセスを洗い出して、収入を上げる方法を考えてみましょう」「安定した収入を得るための方法を考えてみましょう」など、意見を出しあう時間が多くありました。
最後には、参加者同士で感想をシェアする時間も。
「テレワークが身近になった!」
「キャリアの幅が広がった!」
「テレワークの探し方などが知られて、私でも挑戦できそうと思えた!」
などの感想があがりました。
在宅ワーク初心者がほとんどだった今回のイベントでしたが、実態をかなり理解できたようす。
それぞれのライフスタイルに合わせた働き方を、考えるきっかけになったようです。
この後は、「くらボ~ロ」への思いを主催者である倉敷市 男女共同参画課主任の妹尾陽子(せのお ようこ)さんと、副主任の高塚唯史(たかつか ただし)さんに話を聞きました。
高梁川流域はたらきかた発見マルシェ くらボ~ロのデータ
名前 | 高梁川流域はたらきかた発見マルシェ くらボ~ロ |
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期日 | ・2021年7月25日(日)午前10時~お昼12時 「未来の働き方を考えるセミナー」 ・2021年8月28日(土)午前10時~お昼12時 「WEB発信コース」※高梁市会場 ・2021年9月25日(土)午前10時~お昼12時 「デザインコース」 ・2021年10月2日(土)午前10時~お昼12時 「オンライン秘書・事務代行コース」 ・2021年10月30日(土)午前10時~お昼12時「税金面から見た在宅ワークコース」 ・2021年11月20日(土)午前10時~お昼12時「動画編集コース」 ・2021年12月4日(土)午前10時~お昼12時 「グラフィックレコーダーコース」 その他、在宅ワークについての講座やはたらきかた茶話会、個別相談会を開催。 詳細はWEBサイトを参照。 |
場所 | 倉敷市中央2丁目13‐3(一部、高梁市会場あり) |
参加費用(税込) | 無料 |
ホームページ | 高梁川流域はたらきかた発見マルシェ くらボ~ロ |