日本の人口減少や人手不足が進む中、外国人材を受け入れる企業は年々増えています。
2027年4月から新しい外国人材受入制度「育成就労制度」が始まります。しかし、現場では「制度の内容がよく分からない」「何から準備すればいいのか不安」と感じている企業も少なくありません。
そこで、倉敷市は市内企業を対象にセミナーを開催します。
本記事では、20年以上にわたり外国人材受入れの実務に携わってきた筆者が、セミナーの開催目的や内容に加え、参加する前に知っておきたいポイントを紹介します。
記載されている内容は、2026年8月記事掲載時の情報です。現在の情報とは異なる場合がございますので、ご了承ください。
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令和8年度外国人財受入セミナーについて

2026年8月26日(水)に開催される「令和8年度外国人財受入セミナー」は、外国人材の受入れや定着に取り組む企業を対象に、育成就労制度の概要や受入れ事例を交えながら、分かりやすく学べるセミナーです。
また、参加企業同士が交流できる場でもあります。
当日の流れについて
本セミナーは2部構成で行われます。
- 第1部:在留外国人の概況及び育成就労制度について
広島出入国在留管理局岡山出張所
統括審査官 中野亮(なかの りょう)さん - 第2部:国籍を問わず選ばれ続ける受入れ体制づくり
インターナショナルリレーション協同組合
代表理事 清水高行(しみず たかゆき)さん
定員は70名、参加費は無料です(事前申込み制)。また、事前質問も受け付けています。
当日のスケジュールや申込み方法については、以下の画像を確認してください。

外国人財受入セミナーはこのような企業におすすめです
外国人財受入セミナーは、次のような悩みを抱えている企業におすすめです。
- 「技能実習」「育成就労」「特定技能」の違いがよく分からない。
- 自社にはどの制度を活用するのが良いのだろう。
- 外国人材に長く活躍してもらうためには、どのような受入れ環境を整えれば良いのだろう。
こうした疑問を持つ企業でも、安心して参加できる3つの特徴があります。
- すでに外国人材を受け入れている企業はもちろん、これから受入れを検討している企業も安心して参加できる内容です。
- 参加者同士で名刺交換や情報交換ができるため、他社とのつながりを広げられます。
- セミナーの最後には、参加者から事前に寄せられた質問に講師が回答する時間があり、制度や受入れについて、理解が深まります。
セミナー参加前にチェックしてほしい情報
新しい育成就労制度についてさらに理解を深めるために普段、外国人材受入れの実務に携わる筆者が、参考資料として活用している出入国在留管理庁の情報を紹介します。
「外国人技能実習」「育成就労」「特定技能」の3つの制度について、分かりやすくまとめられています。
- 外国人技能実習制度(2027年4月から新規受入終了。在留中技能実習生には経過措置あり)
- 育成就労制度(2027年4月から実施)
- 特定技能制度(現在も実施中)
さらに詳しく知りたい方には、法務省出入国在留管理庁が公開している「育成就労制度Q&A」もおすすめです。事前に目を通しておくことで、セミナーの内容をより理解しやすくなります。
これらの資料は制度について確認したいときや、行政書士などの専門家に相談するときにも役立ちます。保存版として、ぜひブックマークして活用してください。
主催者インタビュー

外国人財受入セミナーの開催に込めた思いや、企業に伝えたいポイントについて、倉敷市労働雇用政策課の平田美和(ひらた みわ)さん、金田エリ(かなだ えり)さんに話を聞きました。
外国人財受入セミナーを企画した経緯を教えてください。
平田(敬称略)
日本全国で少子高齢化が進む中、倉敷市も例外ではありません。
人手不足という大きな課題を抱えている企業にとって、外国人材は地域経済や企業の成長を支える重要な存在となっています。
2027年4月から技能実習制度に代わる「育成就労制度」が始まることで、企業には新しい制度への理解を深めるとともに、受入れ体制を整備していくことが求められます。
そこで倉敷市では、制度が始まる前に、企業の皆さんに制度の内容や変更点を正しく理解していただき、外国人材から「選ばれ、長く働き続けてもらえる職場づくり」について学ぶ機会として、本セミナーを企画しました。
近年、外国人材を採用する企業は増えていますが、市内企業からはどのような相談が寄せられていますか。
金田(敬称略)
市に寄せられる外国人材の受入れに関する個別相談は、現時点ではそれほど多くありません。ただ、倉敷市では、外国人材を受け入れている企業への聞き取りや意見交換会を行う中で、いくつか共通する課題が見えてきました。
例えば、日本語能力の向上、生活習慣や文化の違いへの対応、安心して働き続けられる職場環境づくり、地域や日本人との交流の促進など、外国人が新しい環境で安心して働き、キャリアを築いていくための重要な課題があります。
こうした課題について、企業からは行政にも支援してほしいという声が寄せられています。

このセミナーで企業の皆さんに一番伝えたいことは何でしょうか。
平田
今回、一番伝えたいのは、育成就労制度への理解を深めていただくことですね。
第2部でも触れる「国籍を問わず、働きたい場所に選ばれ続ける体制」をつくることが、結果として企業の成長や安定した雇用につながります。
そのために、新しい制度を理解していただき、「選ばれるための環境づくり」の重要性をお伝えしたいです。
「育成就労制度」をテーマに取り上げた理由を教えてください。
平田
外国人材を受け入れる制度にはさまざまな選択肢があります。「どの制度を活用すれば良いのか」は、企業の経営戦略にも関わる大切な判断になります。
そのため、まず新しい制度の変更内容を正しく理解していただきたいと考えました。「特定技能」で受け入れた方が良いのか、それとも「育成就労制度」を活用した方が良いのか、企業の皆さんが自社に合った制度を選ぶ際の参考になればと思い、このテーマを取り上げました。
もう一つ、開催時期にも工夫をしています。
2027年4月からスタートする育成就労制度を活用するためには、制度開始直前に慌てるのではなく、今からしっかり準備を進め、より質の高い受入れ体制の構築を目指していただきたいと思っています。
このため、講師のスケジュールも調整した上で、2026年8月26日に開催することにしました。
どのような企業に参加してほしいですか。
金田
すでに外国人材の受入れに取り組んでいる企業はもちろん、「これから外国人材の採用」を検討している企業にも、ぜひ参加していただきたいと考えています。
また、人事・労務担当者だけでなく、外国人材と一緒に働く現場の管理者や従業員など、幅広い方々に参加していただきたいです。
参加を検討している企業の皆さんへメッセージをお願いします。
平田
外国人材の受入れは、初めての企業にとって不安やハードルが高いと感じるかもしれません。しかし、今回のセミナーでは、第1部、第2部の講師はそれぞれの分野で豊富な経験を持っており、内容や実例について分かりやすく解説していただきます。
これからの外国人材の受入れを進めていくため、まずは情報収集の第一歩として、気軽にご参加ください。
おわりに
倉敷市民として、そして外国人材の受け入れに携わる一人として、倉敷市労働雇用政策課の方に話を聞きました。
インタビューを通して印象に残ったのは、外国人材を受け入れる企業の声に耳を傾け、一つ一つの課題に向き合いながら、住みやすく、働きやすい地域づくりを進めようとする姿勢です。
また、セミナーの内容だけでなく、開催時期にも工夫があり、企業が育成就労制度の開始に向けて準備を進めやすいタイミングで開催されることも分かりました。
外国人材の受入れを進めている企業はもちろん、これから受入れを検討している企業にとっても、多くのヒントが得られるセミナーだと思います。
外国人材受入れに関する不安や悩みを解消する機会として、ぜひご参加ください。
令和8年度外国人財受入セミナーのデータ

| 名前 | 令和8年度外国人財受入セミナー |
|---|---|
| 開催日 | 2026年8月26日(水) 午後1時30分〜3時45分 ※受付:午後1時〜1時30分 |
| 場所 | 倉敷市役所防災危機管理センター 1階会議室 |
| 参加費用(税込) | ・参加費無料 ・事前申し込み制 |
| ホームページ | 令和8年度外国人財受入れセミナー |




































