ITONAMI(いとなみ)の「デニム兄弟」を知っていますか?
経済誌『Forbes』の「アジアを代表する30歳未満の若者30人」に選ばれ、『ガイアの夜明け』で特集が組まれるなど、国内外から注目を集めている兄弟です。
47都道府県をめぐり、全国のつくり手に出会う旅をしてきたデニム兄弟の新拠点となるのが、「DENIM HOSTEL float」。
2019年9月下旬、倉敷市児島地区にOPENした、瀬戸大橋の見えるホステルです。
「くらとこ」メンバーをはじめ、著者の周りには「floatファン」がいっぱい!
絶景が見えて、あたたかくて、人に語りたくなるようなものに出会える、魅力が盛りだくさんな「DENIM HOSTEL float」を紹介します。
記載されている内容は、2023年6月記事掲載時の情報です。現在の情報とは異なる場合がございますので、ご了承ください。
目次
DENIM HOSTEL floatのデータ
名前 | DENIM HOSTEL float |
---|---|
住所 | 岡山県倉敷市児島唐琴町1421-26 |
電話番号 | 086-477-7620 |
駐車場 | あり 坂の下に40台ほど停められる無料市営駐車場あり |
営業時間 | レストラン:午前11時30分〜午後9時(ラストオーダー午後8時30分) ホステル: チェックイン 午後4時~午後9時 チェックアウト 午前10時 |
定休日 | なし レストランの定休日は水曜・木曜 |
支払い方法 |
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予約の可否 | 可 |
座席 | テーブル席:12 |
タバコ | 完全禁煙 |
トイレ | 洋式トイレ |
子育て | 授乳室はないが、空いているスペースが使える。スタッフに声かけが必要 |
バリアフリー | |
ホームページ | DENIM HOSTEL float Instgaram |
DENIM HOSTEL floatへは、車かバスで向かいましょう。
車で向かう場合
王子が岳登山口付近を目指してください。
国道430号沿いの山側に、広い駐車場があります。
駐車場から、徒歩で坂を登って1分ほどです。
バスで向かう場合
2019年11月現在、バスでのルートは主に2種類。
- JR瀬戸大橋線・児島駅より、下電バスの王子が岳線で「王子が岳登山口」まで
- JR宇野みなと線・宇野駅より、両備バスの新道渋川・王子が岳線で「渋川三丁目」または「王子が岳登山口」まで
どちらもバスの乗車時間は20分ほどです。
のりば・時刻表は、公式ページで最新のものを確認してください。
●JR児島駅よりバスで向かう場合
まずは児島駅前バス停「4番のりば」へ向かいましょう。
バスの本数は1日15~16本、終点「王子が岳登山口」バス停から徒歩2分です。
バス停を降りたら、海を左手にして(北西に向かって)歩きます。
右手に看板が見えたら、看板横の坂をのぼり、玄関に向かいましょう。
●JR宇野駅よりバスで向かう場合
まずは宇野駅前バス停「3番のりば」へ向かってください。
終点「王子が岳登山口」からfloatへは徒歩2分です。
ただし、宇野駅から「王子が岳登山口」まで行くバスは1日5~6本。
もし時間が合わなければ、手前の「渋川三丁目」から歩くこともできます。
宇野駅から「渋川三丁目」へのバスの本数は1日9~15本です。
徒歩約30分ですが、海沿いの道なので気持ちいいのではないでしょうか。
バス停を降りたら、海を左手にして(北西に向かって)歩きます。
右手に看板が見えたら、看板横の坂をのぼり、玄関に向かいましょう。
JR倉敷駅から行くには?
JR倉敷駅から行くには、バスを乗り継ぐ方法と、岡山駅を経由する方法があります。
- JR山陽本線倉敷駅―下電バス天城線→大正橋乗り換え→下電バス王子が岳線「王子が岳登山口」
- JR山陽本線倉敷駅―下電バス塩生線か古城池線→児島市民交流センター前乗り換え→下電バス王子が岳線「王子が岳登山口」
- JR山陽本線倉敷駅―JR山陽本線または伯備線→JR岡山駅―JR瀬戸大橋線→JR児島駅→下電バス王子が岳線「王子が岳登山口」
時間帯によりますが、所要時間は倉敷駅から80~100分です。
ITONAMIの「デニム兄弟」はこんな人
「ITONAMI」は、兄・山脇耀平(やまわき ようへい)さんと弟・島田舜介(しまだ しゅんすけ)さんの、実の兄弟によるデニムブランドです。
はじめは「EVERY DENIM」の名で活動。
3年間は店舗を持たず、全国各地で販売会をおこなってきました。
2018年4月からは、毎月キャンピングカーで日本中を移動し、地域に根ざす衣食住の生産者に会って話を聞き、「心を満たす生産や消費のありかた」を探る旅をしてきたふたり。
自分たちが良いと思えることを発信・実践していて、デニム兄弟の周りには、彼らに共感する人たちがたくさん集まっています。
DENIM HOSTEL floatはレストラン+ホステル+デニムショップ+サウナ
デニム兄弟の新拠点として、2019年9月にオープンした「DENIM HOSTEL float」。
DENIM HOSTEL floatには、おもに4つの顔があります。
- レストラン
- ホステル
- デニムショップ
- サウナ
瀬戸大橋が望める立地で、砂浜まで徒歩1分!
全国各地のつくり手と出会ってきたデニム兄弟が選ぶ、生産背景が見える「良いもの」と出会える場所でもあるんです。
レストランとホステルについて、紹介します。
瀬戸大橋の見えるレストラン「pile」(パイル)
floatの窓の外に広がるのは、穏やかな海と島々が織りなす、瀬戸内の多島美の景色。
海沿いの道から少しだけ坂を登ったところにあるので、道から見るよりさらにきれい!
靴を脱いでスリッパで過ごせるため、子ども連れでも過ごしやすいです。
無料Wi-Fiがあるので、のんびり作業するのもいいのではないでしょうか。
明るい時間だけでなく、夕焼けから日の入り前後の景色も魅力的です。
pileのおすすめメニュー
float内のレストランは、自家製麺のラザニアとナチュラルワイン「pile」。
提供されるのは、信頼できる「作っている人の思いを届けようとしている人」からのものです。
おすすめのフードとドリンクを聞きました。
「豊福牛」と「ガラエビ」を贅沢に味わえるラザニア
pileのラザニアは、生産者の顔が見えることにこだわった、選りすぐりの食材で作られています。
ビーフのラザニアには、勝田郡奈義町(かつたぐんなぎちょう)で作られている独自のブランド牛「豊福牛」を。
シュリンプのラザニアには、倉敷市にある老舗の鮮魚店 魚春(うおはる)から仕入れる、瀬戸内で獲れた「ガラエビ」。
そして小麦には、瀬戸内市長船町(おさふねちょう)にある「一文字うどん」の「ふくほのか」という品種を使っています。
どのメニューも、デニム兄弟やスタッフと生産者との出会いがあって、初めて生まれたもの。
瀬戸内海を眺めながら、こだわりの食材に思いを馳せてみませんか。
ラザニアに合う「ナチュラルワイン」
ナチュラルワインは、ラザニアに合うようイタリア産を中心に用意。
「ゆっくりとした時間を過ごしてほしい」との思いで、ランチでも気軽にワインを楽しめるようにしたとのこと。
そのときどきで、仕入れるワインは違うそう。
スタッフのおすすめをたずねてみるのも、旅の楽しみになるはずです。
岩城島レモネード
floatのレモネードになっているレモンは、兄弟が岩城島(いわぎじま)で出会った岡さんから購入したもの。
岡さんは、岩城島のレモン農家さんが安心して農業を続けられる環境を作りながら、美味しいレモンを販売しています。
ワックス・防腐剤を使っていないレモンを、皮ごとゆっくりスロージューサーにかけています。
シロップやはちみつも使っていないので、酸味はもちろん、レモンの本来の甘味を感じられるレモネードです。
記事の後半で、もう少し詳しく紹介します。
ていねいに作られた飲みもの
他にも、こだわりの飲みものがあります。
- コーヒーは、元住み込みスタッフが立ち上げた「CALMA COFFEE ROASTERS」オリジナルブレンド
- 紅茶は、和紅茶を広めようと活動している高梁紅茶
- コーラは、スパイスと柑橘をたっぷり使った自家製クラフトコーラ
コーラ・レモネード・コーヒーはフロートにもできます。
ドリンクに浮かぶアイスが海に浮かぶ島々のよう。
冷たいドリンクには、さとうきびストローが使われています。
続いて、ホステルを紹介しましょう。