歴史的な景観が数多く残る倉敷市。
倉敷美観地区には、江戸時代から続く繊維産業の発展を象徴する建物が残っており、当時の風景を現代でも見ることができます。
瀬戸内海に面する玉島と下津井の景観は、江戸時代に交易船・北前船の寄港地として栄えた町並みです。
倉敷市北部の庄や真備には、楯築遺跡(たてつきいせき)、鯉喰神社(こいくいじんじゃ)、箭田大塚古墳(やたおおつかこふん)など、桃太郎伝説にゆかりのある遺跡が残されています。
このような地域の歴史的な建造物や町並みなど、地域固有の財産を体系的にまとめたストーリーを「日本遺産」として、文化庁が認定する制度があります。
倉敷市で認定されている日本遺産は以下の三つです。
- 一輪の綿花から始まる倉敷物語~和と洋が織りなす繊維のまち~
- 荒波を越えた男たちの夢が紡いだ異空間~北前船寄港地・船主集落~
- 「桃太郎伝説」の生まれたまち おかやま~古代吉備の遺産が誘う鬼退治の物語~
これら三つの物語を構成する47の文化財を紹介します。
一輪の綿花から始まる倉敷物語~和と洋が織りなす繊維のまち~
現在の倉敷市の陸地部のほとんどは、かつて海でした。
江戸時代には、干拓によって生まれた土地で、塩分に強い綿やイ草の栽培が始まりました。
美観地区の町並みは、江戸時代の綿花栽培から始まります。
明治時代には工業化が進み、倉敷紡績所が設立されたことで繊維産業が発展しました。繊維産業は時代とともに形を変え、現在では倉敷市は全国屈指の「せんいのまち」と呼ばれるようになっています。

楠戸家住宅
10月公開予定

倉敷屏風祭
10月公開予定

民芸品
9月公開予定

一の口水門
10月公開予定

磯崎眠亀記念館
近日公開予定

錦莞莚
近日公開予定

蓮台寺
10月公開予定

繊維製品
10月公開予定

下津井節
10月公開予定
荒波を越えた男たちの夢が紡いだ異空間~北前船寄港地・船主集落~
玉島、下津井は、江戸時代の交易船である北前船の寄港地。
日本各地からさまざまな商品が持ち込まれ、交易の拠点として発達しました。
玉島や下津井には当時の建造物が多く残されており、交易の拠点として栄えた町の雰囲気を感じることができます。

下津井節
10月公開予定

祇園神社の奉納物
2026年以降に取材予定

下津井祇園文書
2026年以降に取材予定
「桃太郎伝説」の生まれたまち おかやま~古代吉備の遺産が誘う鬼退治の物語~
現在の倉敷市北部は、いにしえに吉備と呼ばれた国の一部でした。
古代吉備は、温暖な気候と瀬戸内海に面した交易に適した土地であったため、強大な勢力を誇っていたとされています。
倉敷市北部の庄には、楯築遺跡(たてつきいせき)、鯉喰神社(こいくいじんじゃ)、真備には箭田大塚古墳(やたおおつかこふん)など、桃太郎伝説にゆかりのある遺産が残っています。

楯築遺跡
10月公開予定

楯築神社の旋帯文石
10月公開予定

鯉喰神社(鯉喰神社遺跡)
10月公開予定

箭田大塚古墳
10月公開予定

岡山の桃
10月公開予定

きびだんご
2026年以降に取材予定