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Cafe&Bar KAG(カグ)〜 地元の人と倉敷を訪れた人がディープな倉敷を楽しみながら交流できる場所

Cafe&Bar KAG(カグ)〜 地元の人と倉敷を訪れた人がディープな倉敷を楽しみながら交流できる場所

食べとこ / 2023.11.18

代表・秋葉 優一さんと店長・玉岡 礼汰さんへインタビュー

クラビズ 代表取締役の秋葉優一さん(左)と、KAG 店長 玉岡礼汰さん(右)
クラビズの代表取締役 秋葉優一さん(左)と、KAGの店長 玉岡礼汰さん(右)

ボリューミーなハンバーガーやこだわりのエスプレッソコーヒー、開催されるさまざまなイベントが魅力的なCafe&Bar KAG(カフェ・アンド・バー・カグ)。

運営する株式会社 クラビズの代表取締役・秋葉優一(あきば ゆういち)さんと、KAGの店長・玉岡礼汰(たまおか あやた)さんへインタビューをしました。

倉敷を訪れた人と地元の人とが交流できる場をつくりたい

KAG:店頭

開店の経緯を教えてほしい。

秋葉(敬称略)

もともと現在KAGがある建物は、「大熊旅館」という老舗旅館がありました。

しかし廃業となってしまい、長らく空き店舗だったんです。

大隈旅館はJR倉敷駅前という好立地だったのに加え、「倉敷一番街」という商店街にありました。

一番街は、倉敷の地元の生活が色濃く残る場所です。

いっぽうで、倉敷という町は観光地。
観光や仕事などでいろいろな人が町を訪れる場所です。

そこで「倉敷を訪れた人が地元の昔ながらの生活に触れ、地元の文化を知って、地元の人と交流ができる場をつくりたい」という思いが生まれました。

こうして2018年(平成30年)4月にKAGがオープンしたのです。

1階は昼がカフェ、夜がバー。
2〜3階は宿泊施設(ホステル)として営業を始めました。

しかし2020年(令和2年)に入り、新型コロナウイルス感染症が流行したため、宿泊客が激減したんです。

もともと私は、新ビジネスを開始するときにバックアッププランを用意して始めます。

コロナ禍対策として、宿泊事業を休止し、あらかじめバックアッププランとして用意していた本社機能の移転を実行することに。

KAGの2〜3階を、クラビズの本社として使用することになりました。

そして1階のカフェ・バーの営業に注力し、現在に至っています。

倉敷の地で新しい試みに挑戦するKAG

KAG:ネオンサイン

KAGという店名の由来は?

玉岡(敬称略)

KAGは、倉敷アヴァンギャルド(Kurashiki Avant-Garde)の頭文字です。

アヴァンギャルドは「前衛的」という意味。

倉敷の地で、新しい試みに挑戦する」という意味で名付けました。

KAGの特徴は?

玉岡

ひとつは倉敷駅前、そして一番街という立地

立ち寄りやすく、昔ながらの雰囲気が残る場所にあることです。

もうひとつは、イベント開催ですね。

定期的におこなっているイベントも、定着してきた感じがします。

「こういったことがやりたいんだけど、できますか?」と問い合わせもあり、ありがたいです。

倉敷を世界に誇れる街にするための拠点に

KAG:店頭

倉敷という街に対しての思いを教えてほしい。

秋葉

このKAGという店ができたのは、クラビズの倉敷という街への思いがきっかけです。

私たちは建物をつくったり、道路を整備したりする形の街づくりではなく、倉敷に住んだり携わったりする人々の思想をアップデートしていく形で街づくりをしていきたいと考えています。

たとえば企業や人が地域の問題に気づき、それに対し行動をおこし、利益を出したうえでそれを社会にとってより良い活動へ循環させていくこと。

そうすれば街は活性化し、きっと良い街へなっていくはず。
また、倉敷の街のルーツにもつながる考え方でもあると思います。

これが私たちの考える街づくりであり、その取り組みの拠点のひとつとしてKAGを運営しているのです。

将来的に、倉敷を世界に誇れる街にしていきたいですね。

今後の展望・課題など

KAG:玉岡礼汰 店長

今後の展望や課題などを知りたい。

玉岡

コロナ禍が落ち着いてきて、夜のお客さんはかなり多くなってきました。

「夜カフェ」としての認知度は増してきたと思います。

また海外のかたをはじめ、観光で訪れるお客さんも多いです。

いっぽうで昼のお客さんは、まだまだと感じていますね。

そこで、お昼のお客さんを増やす施策が必要と考えています。

たとえば地元のお客さん向けに、犬の散歩をされているかたがフラッと立ち寄りやすくしてみるとか。

あるいは出勤途中や昼休みなどの人向けに、ドリンクや軽食などのテイクアウトをしやすくするとかも考えています。

昼は、手軽に利用しやすい店づくりを試していきたいですね。

地元の人と倉敷を訪れた人が触れあえる場所・KAG

KAG:オリジナルハンバーガーとジャークチキン

倉敷中心部では、大型ショッピングセンターの建つ倉敷駅北側、大きな商店街のある倉敷駅南東、観光スポットの美観地区周辺などに比べ、印象の薄い一番街。

しかし一番街には、昔ながらの倉敷の生活があります。

そんな一番街という気取らない場所に、KAGがあります。

KAGは、地元の人でもフラリと気軽に立ち寄れる店です。

また地元の人と倉敷を訪れた観光客やビジネス客が触れあえる場所は、倉敷にはあまりありません。

ぜひ訪れて、こだわりのハンバーガーやエスプレッソマシーンでつくったコーヒー、そしてアルコール類などを楽しんでみてください。

また、旅先で倉敷という街のディープな面を味わいたいという観光客にもおすすめです。

KAGでしか味わえないディープな倉敷を体験してみませんか。

Cafe & Bar KAGのデータ

KAG:外観
名前Cafe & Bar KAG
住所岡山県倉敷市阿知三丁目1-2
電話番号086-441-8817
駐車場なし
営業時間午前9時〜深夜0時
定休日
支払い方法
  • 現金
  • クレジットカード
  • Suicaなど交通系ICカード・iD・QUICPay・PayPay・LINE Pay・メルペイ・d払い
予約の可否
座席全35席
35席
・4人がけテーブル:3卓
・2人がけテーブル:3卓(連結可能)
・窓際カウンター:5脚
・レジ前カウンター:5脚
・テラス席カウンター:5脚
・テラス席(丸テーブル):2卓
タバコ
トイレ
子育てベビーカー入店可能
取り皿あり
バリアフリー
車椅子入店可能
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アサノ ・ヨウスケ

フリーランスの取材・インタビューライター、フォトライター。地域の文化・地理・歴史・食べ物などに精通。企業の社員インタビューや事例紹介、採用コンテンツも。地域情報サイトも運営。
カメラ片手に街を散策。倉敷観光に深みとコクをあたえます!

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KAG:KAGオリジナルハンバーガー

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