倉敷中央通りの中央一丁目交差点の付近にいつもお客さんでにぎわう飲食店があります。看板はなく、壁にシンプルに「きむらや」と書かれているだけ。食事をしている人が見えるけれど、どのような料理があるのだろうと興味を引き立てます。
「きむらや」は倉敷とことこでも紹介している「カレーとコーヒーのお店774(ナナシ)」を営む木村直貴(きむら なおき)さん(通称 なおきむさん)が営む2号店です。
カレーとコーヒーのお店774とはガラリとメニューもコンセプトも違う、飲食店きむらやを取材しました。
記載されている内容は、2024年7月記事掲載時の情報です。現在の情報とは異なる場合がございますので、ご了承ください。
目次
きむらやのデータ
名前 | きむらや |
---|---|
住所 | 岡山県倉敷市中央1-7-15 |
電話番号 | 086-697-6397 |
駐車場 | なし |
営業時間 | 午後6時~午前0時(ラストオーダー 午後11時) |
定休日 | 不定休 |
支払い方法 |
|
予約の可否 | 可 |
座席 | 24席 カウンター席6、テーブル数3(4人・4人・6人掛け)、窓カウンター席4 |
タバコ | 完全禁煙 |
トイレ | 洋式トイレ |
子育て | |
バリアフリー | |
ホームページ | きむらや |
倉敷駅を背に、倉敷中央通りを南に進みます。美観地区入口交差点をさらに南に進みましょう。
倉敷中央一丁目交差点までずっと南下します。
きむらやは倉敷中央一丁目交差点の目の前にあり、道路の反対側には倉敷市立美術館があります。壁の「きむらや」の文字が目印です。手前にはツタに覆われたレンガ造りの建物があるので、そちらも目印になります。
「きむらや」の建物について
きむらやは2023年11月11日にオープンしました。中華料理やエスニック料理を中心とした多国籍料理を提供しています。白壁風の外観で、古民家を改装した建物です。
きむらやの前は藤食堂という、約60年続いた食堂でした。きむらやは藤食堂の食堂、厨房部分と、かつておでん屋だった建物をつないで一つの空間にしました。2店舗を連結しているので、横に長い構造です。
テーブル席は、奥に少人数用の席、手前に大人数にも対応できる長方形の席、そして窓際に外の景色が見える席があります。みんなで食卓を囲んで、アットホームな雰囲気で食事をしてほしいとの想いで大きな席を設けたそうです。窓際の席はしっとりと食事をしたい人にぴったり。
入り口左側はかつてのおでん屋の部分で、こちらには厨房とカウンター席があります。
「お客さんとおしゃべりしながら、料理したかった」と話すなおきむさん。カレーとコーヒーのお店774(以下、774)には構造上作れなかったカウンターを設けました。
カウンター席からは料理を作るようすを間近に見られます。なんといっても、なおきむさんとの会話が楽しい。忙しく料理をしながらもていねいに受け答えをしてくれます。
なおきむさんと話したい場合は、ぜひカウンター席へどうぞ。
「きむらや」のメニュー
きむらやは夜の営業のみ。外観からは予想できない、中華料理やエスニック料理メインの店です。
メニューは、常時提供するものもありますが、短いスパンで変わります。訪れるたびに新しい料理に出会えることでしょう。
774ではカレーとスイーツを提供しているのに対し、きむらやはまったく違う料理。しかし、きむらやのベースとなるメニューは774の夜営業のときに提供されていました。
2024年7月現在、774は夜営業していません。
なぜ中華やエスニック料理なのか。理由は、なおきむさんが好きなことと、店があるエリアにはないジャンルだから。
同じメニューでも味のマイナーチェンジをすることも。
たとえばラーメンで次のような話があります。ある日、きむらやでたっぷりと料理とナチュラルワインを食べたお客さん。締めに、とラーメンを注文しました。
するとお客さんに、「ラーメン自体はおいしいけれど、締めには向かないなぁ。味が濃すぎるし、お肉が重いかな」と言われたそうです。
お客さんの言葉を受けて、一週間後には味を変更。
スープに昆布を入れて、返しを増やし、醤油やみりんで味を調整。角煮チャーシューのタレの量を減らして甘みを抑え、煮卵の味付けも控えめに。ねぎ油で香味を増やしました。
大きかった角煮チャーシューは薄くし、重すぎないように。締めにふさわしい一杯となりました。
「いったんラーメンを変えたけれど、ちょこちょこ変化をさせます。これからも改良していきます」となおきむさん。
常に最新の完成形を目指しアップデートし続ける、あつい想いが伝わりました。
何度でも楽しめる店
進化し続けるきむらや。メニューは常に変わるので、なくなる場合もありますが、食べたものを一部紹介します。
炒飯
常連客から絶大な支持を受け、定番メニューとなった炒飯。なおきむさんによると、こちらのメニューは今後も提供し続けるそうです。
驚くほどパラパラで、米一粒一粒がしっかりと立っています。プリップリ食感の大きなエビと角煮がごろっと入っていて、リッチな炒飯。メニューに迷ったらまず食べてほしい一品です。
出汁巻き卵中華餡
出汁巻き卵中華餡も定番メニューの一つです。天津飯の卵の部分が出汁巻きになった、と言えば伝わるでしょうか。和風と中華の良いとこ取りをした料理です。
シンプルだけど奥が深い出汁巻き卵。こちらも炒飯同様、訪れるときには必ず食べたくなる魅力があります。
アジフライ ピータンと奈良漬けタルタル
料理のセンスに驚く、アジフライ ピータンと奈良漬けタルタル。タルタルソースには、驚きの組み合わせのピータンと奈良漬けが入っています。
ピータンのプリプリとした食感もおもしろく、鶏卵と違う、まろやかさとコク、塩味があります。奈良漬けのほうは、ポリポリ食感に、甘みが。初めて出会う味のタルタルソースは、残すのがもったいないおいしさ。
最後の一口はソースをかき集めて、アジフライに載せて食べました。
レバニラ炒め
箸が止まらず、あっという間に食べてしまったレバニラ炒めも紹介しましょう。
大きなレバーに、新玉ねぎ、ねぎ、ニラもたっぷり入っています。ねぎの良い香りが食欲をそそる一品です。
元気をチャージできそうと思えるほど、身体が喜ぶメニューでした。
きむらやでは少しつまめるものや、しっかりと量があるもの、エスニック料理寄りのカツカレーがあることも。メニューは常に変わるので、何を食べられるかはその日次第ですね。訪れるたびに楽しみがある店です。
さまざまな料理を提供するきむらや。店長のなおきむさんに話を聞きました。
きむらやのデータ
名前 | きむらや |
---|---|
住所 | 岡山県倉敷市中央1-7-15 |
電話番号 | 086-697-6397 |
駐車場 | なし |
営業時間 | 午後6時~午前0時(ラストオーダー 午後11時) |
定休日 | 不定休 |
支払い方法 |
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予約の可否 | 可 |
座席 | 24席 カウンター席6、テーブル数3(4人・4人・6人掛け)、窓カウンター席4 |
タバコ | 完全禁煙 |
トイレ | 洋式トイレ |
子育て | |
バリアフリー | |
ホームページ | きむらや |