インタビュー
倉敷市役所職員でボートレース事業局の横田裕子(よこた ゆうこ)さんに、今回のツアーについて話を聞きました。
ツアーの企画について
なぜこのような企画を考えたのですか。
横田(敬称略)
私は、2022年4月の異動でボートレース児島に配属されました。
ボートレース児島の来場者の多くは、ご高齢のかたがたや男性グループ。
最近はインターネットでもチケット(舟券)を購入できるので、年々来場者は減っています。
来場者を増やしたい、とくに女性に来てもらいたい、そのためにはどうしたらいいか。
私は児島のボートレース場に来て、なんてすばらしい景色だと思ったんですね。
この景色をたくさんの人々に見てもらいたい。
そしてもうひとつ何かないかなと考えて、「倉敷アフタヌーンティー」を思い出したのです。
実は観光課に所属していたときに「倉敷アフタヌーンティー」の事業に携わっていました。
「倉敷アフタヌーンティー」のために、他県から倉敷に旅行に来るほど動員力があるイベント。
景色の良いボートレース場でアフタヌーンティーを楽しめるようにすれば、女性のグループや普段来たことがない初心者にも訪れてもらえるのではないかと考えました。
ボートレース場ならではの魅力
このツアーの見どころを教えてください。
横田
まずはボートレース場からの眺めを楽しんでもらいたいです。
普段は有料会員しか使えない5階のロイヤルルーム当日席の1室を貸し切りにしています。
ゆっくりとソファーに座って、景色を眺めながらお友達との会話を楽しんでください。
そして、アフタヌーンティー。
最初は、お弁当の中にランチとスイーツを入れた軽食を考えていたんです。
ですが「.KOMBINAT」の協力で、実際にお店で提供しているようなアフタヌーンティーの盛りつけが実現しました。
写真を撮って、Instagramなどにアップしてもらえるための展示用の飾りもあります。
その他にも、VR体験やワークショップ、ボートレース児島のマスコットキャラクターである「ガァ~コ」との写真撮影。
ボートレース場を出てからもジーンズストリートやベティスミスに行ったり、鷲羽山の展望台に行ったり、地元のかたでも観光客でも一日盛りだくさんで楽しめるツアーとなっています。
新しいボートレース児島
これからのボートレース児島について、どのようになっていってほしいですか。
横田
今回は8回の限定ツアーでしたが、ツアーに参加いただく条件としてアンケートをお願いしています。
アンケートを参考にしながら、次もなにか楽しいことができたらいいなと考えています。
ボートレース児島は倉敷市の管轄で、公営競技の一つです。
ボートレースの収益金は、新型コロナウイルス感染症対策のために使われたり、平成30年7月豪雨の復興のために使われたり、倉敷市の一般会計として繰り出しているのです。
ボートレース児島は、今後改修工事の予定。
新しくなる建物は、避難場所としても使われ、子どもたちが気軽に遊べるような施設も予定されています。
ボート好きもボート好き以外の人も気軽にきてくれるレジャー施設の一つとして、観光地の一つとして楽しんでもらえるようになればいいなと思います。
おわりに
今回このツアーへ参加して、ボートレース場のイメージが180度変わりました。
実は、倉敷市の施設だったことも驚きです。
ボートレース場は、全国に24か所しかなく、そのうちの一つが児島にあるのです。
ボートレースが生で見られる環境にあるのは、実は貴重なことなのだなと知りました。
またボートレースは、男女関係なく、最年少17歳から70代の現役の選手が同じフィールドで戦える唯一無二のスポーツ。
倉敷市民として、純粋に応援したいなと思いました。
近い将来新しく生まれ変わるボートレース児島。
倉敷市の新しい観光地として地元の人はもちろん、観光客も楽しめる施設になってほしいです。
ボートレース児島であそボートツアーのデータ
名前 | ボートレース児島であそボートツアー |
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期日 | 2023年1月~3月のレース開催日の土日 2023年1月21日・28日 2月18日・19日・25日・26日 3月5日 |
場所 | 岡山県倉敷市児島元浜町6-3 |
参加費用(税込) | 大人お一人2,000円(税込) |
ホームページ | ボートレース児島であそボートツアー |