日々の暮らしに欠かせない文具
学校や職場でデジタル化が進んでいる現在でも、アナログの文具が活躍する場面はまだ多く残っています。
クラブン株式会社では、事務用品の提案を含むオフィスのトータルプロデュースや、地域最大級の品ぞろえを誇る大型文具専門店「うさぎや」を展開しています。
地域に根差し、2025年11月で開店30年を迎えるうさぎや倉敷店。そこには、「文具で誰かの人生に寄り添いたい」という想いを持つ20代の若手社員がいました。
うさぎや倉敷店で働く若手社員、青井百合香(あおい ゆりか)さんを紹介します。
記載されている内容は、2025年10月記事掲載時の情報です。現在の情報とは異なる場合がございますので、ご了承ください。
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目次
クラブン株式会社について

クラブン株式会社(以下、「クラブン」と記載)は、オフィスに欠かせない事務用品やIT機器、コンピュータシステム、オフィス家具の販売のほか、空間デザインやWEBデザインなどをおこなっている会社です。働きやすいオフィス空間をトータルプロデュースしています。
クラブンは1951年に個人創業により、紙製品の卸売業からスタートしました。1961年には「倉敷文具株式会社」(※前社名)が設立され、事務機器も取り扱うようになり、1978年に現在の「クラブン株式会社」に商号変更しました。
創業から70年以上、快適さを追求した職場づくりで、地域に貢献し続けています。

現在、展開しているおもな事業は以下のとおりです。
- 約30,000点のオフィス文具を供給・提案する「オフィスサプライサポート事業」
- オフィスの情報化をトータルプロデュースする「OA機器プロデュース事業」
- 最適なオフィス・施設空間をデザインする「環境創造事業」
- 大型文具専門店うさぎやの運営・管理をおこなう「パーソナル事業」
クラブン代表取締役の伊澤正信(いざわ まさのぶ)さんが掲げている夢は、「日本一の文房具店」になること。クラブンは、文房具を通して、地域のあらゆる人々の暮らしを充実させています。

地域に根差した文具専門店「うさぎや」

クラブンが運営している地域密着型の大型文具専門店「うさぎや」。
うさぎやでは、「楽しさわくわく、文具でわくわく」をコンセプトに、40,000点以上のアイテムを揃えています。
基本的な事務用品・文房具はもちろん、画材や書道用品、ランドセル、地域企業とコラボレーションしたオリジナルアイテムなど、地域最大級の品数が取りそろえられています。宝物を探すようなわくわく感を楽しめるのも、うさぎやの魅力です。

2025年現在、倉敷店・岡山店・岡南店・岡山東店・倉敷西店・福山南店の6店舗が展開されています。
なかでも、最初にオープンしたうさぎや倉敷店は、2025年11月で開店30年を迎えます。地域に根差し続けるうさぎやの魅力については、倉敷とことこでも紹介しているので、ぜひあわせてチェックしてみてください。
「わくわく」を届けるうさぎやの仕事とは、いったいどのような内容なのでしょうか。
うさぎや倉敷店で働く青井百合香さん

今回取材に応じてくれたのは、うさぎや倉敷店に勤める青井百合香(あおい ゆりか)さん。1999年生まれ、岡山県岡山市出身です。
学生時代に飲食店でアルバイトをしていた経験から、接客ができる仕事に興味を持った青井さん。メーカーや金融系など、さまざまな企業の説明会に参加しましたが、文具を通して多くの人の人生に寄り添いたいという想いから、第一志望だったクラブンに2022年に入社しました。
青井さんは、子どもの頃から家族でうさぎやに出かけていたこともあり、うさぎやには親しみがあったそうです。当時は両親の車でしか行けなかったことから、「少し特別なお出かけのようで、行くときは毎回楽しみでした」と振り返ります。
青井さんの仕事内容について

レジ打ちや接客対応など、店頭に立つイメージが強い小売業の仕事。しかし、青井さんの業務はそれだけではありません。
新商品の発注や仕入れから、店内の売り場づくりまで、お客様に商品を届ける一連の流れに携わっています。
ときには出張もあり、県外の展示会や見本市で、お客さんが喜びそうな商品を選んで、仕入れることもあるそうです。もちろん、うさぎやには専門のバイヤーも在籍していますが、店員目線の仕入れもあることで、より多くのお客様がわくわくと出会える商品展開となっているのです。
青井さんに「仕入れる商品を選ぶのは難しいですか?」と尋ねると、「今までにない商品を仕入れるときは少しどきどきします。自分で仕入れたら頑張って売らないといけないので、プレッシャーも感じますが、新商品をお客様にお届けするのが楽しいです」と話してくれました。

また、青井さんが特に好きだと話す業務は、売り場づくりです。
うさぎや倉敷店に入ると、入口付近にはシーズンごとに品ぞろえが変わる期間限定のコーナーがあります。「敬老の日」や「クリスマス」など、季節ごとのテーマにちなんだ文具が並んでおり、思わず足が止まるような華やかな売り場です。

売り場を作る際、副店長からパートの人まで、みんなでアイデアを出し合って作り上げるため、青井さんは多くの交流が生まれるこの仕事が一番好きだそうです。
うさぎやでは、お客さんが飽きることなく文具との出会いを楽しめるように、店員が一致団結してさまざまな工夫を凝らしています。
クラブンとの出会い

学生時代の飲食アルバイト経験から、「お客様と関わる仕事がしたい」と考え、就職活動に臨んだ青井さん。当時は小売業だけでなく、金融業やメーカーなど、さまざまな業界の企業説明会に参加していました。
そのなかで出会ったのがクラブンでした。青井さんは、うさぎやの存在は知っていましたが、企業説明会に参加した当時、クラブンがうさぎやを運営している会社とは知らなかったそうです。

説明会に登壇したのは、クラブンの代表取締役 伊澤正信さん。
伊澤社長の人柄に魅せられて、「面白そうな会社だな」という第一印象が強く残ります。さらに、伊澤社長の「人生のターニングポイントには、必ず文具が出てくる」という言葉が、青井さんに引っかかりました。
たとえば、出生届や婚姻届といった人生の大きな出来事を記す書類には、必ず筆記具やハンコといった文具が必要になります。
うさぎやのテーマである「人生とともに文具は生きる」に共感した青井さん。せっかくなら誰かの人生に寄り添える文具を取り扱いたいという想いから、クラブンへの入社を決めました。
青井さんから見た、「職場」としてのうさぎやの魅力とは?

青井さんが考える、社員から見たうさぎやの一番の魅力は「人」です。
企業説明会で魅せられた伊澤社長の人柄が入社のきっかけとなり、入社後も多くの社員に助けられてきたと振り返っています。
うさぎや倉敷店では、社員が一人ずつ店長と面談をおこない、「どう成長していきたいか」を話し合って年間の個人目標を決めているそうです。その目標に向けて各々が努力しながらも、お互いにフォローし合う思いやりがあふれているため、モチベーション高く働けていると話します。

筆者は、取材前にクラブンのリクルートサイトを読み、社員の皆さんが「ジョージ(※伊澤社長の愛称)との距離が近い」と語っていたのが印象的でした。
なので、青井さんにも「伊澤社長と交流する機会はありますか?」と尋ねたところ、「あります。社員と社長の距離が比較的近い会社だと思います」と教えてくれました。
伊澤社長は、うさぎや併設のカフェ「ジョルジュラパン」にときどき足を運んでおり、社員に「最近はどう?」と声を掛けて、近況報告や世間話をする機会があるそうです。
取材中、青井さんから「人に恵まれている環境です」という言葉が何度か出てきました。働きやすい職場とは、きちんと誰かに頼れて、支え合いができる環境を指すのかもしれません。
クラブンに入社して、2025年で入社4年目を迎えた青井さん。地域に根差した文具専門店で働く楽しさ、そしてクラブンの「人」の魅力についてインタビューしました。
クラブン株式会社のデータ

| 団体名 | クラブン株式会社 |
|---|---|
| 業種 | オフィス家具・OA 機器・事務用品の販売 物流機器・空調機器及び内装工事の設計・施工 大型文具専門店の運営管理 |
| 代表者名 | 伊澤正信 |
| 設立年 | 1961年 |
| 住所 | 岡山県倉敷市阿知2丁目9-10 FJK倉敷駅前ビル2階 |
| 電話番号 | 086-422-9595 |
| ホームページ | クラブン株式会社 ホームページ |














































