花は好きですか?
野に咲く花も、一輪挿しも、花束も見ているだけで心が和みますよね。
鮮やかな色でもドライフラワーのようにくすんだ色味でも、心も空間も華やかにしてくれる力がある花。
そんな花を扱う「宮原生花店(みやはらせいかてん)」は倉敷市水島にある店です。
取材をとおして、花の魅力がより深まると同時に、社会の変化にあわせて店頭に並ぶ商品も変わると知りました。
奥深い花の世界を紹介します。
記載されている内容は、2022年12月記事掲載時の情報です。現在の情報とは異なる場合がございますので、ご了承ください。
目次
宮原生花店のデータ
名前 | 宮原生花店 |
---|---|
住所 | 倉敷市亀島2-7-22 |
電話番号 | 086-447-1187 |
駐車場 | あり |
営業時間 | 午前8時30分~午後7時(日曜日は午後12時30分まで) |
定休日 | 不定休 基本、第一日曜日が休み |
支払い方法 |
|
ホームページ | MIYAHARA |
宮原生花店の歴史
宮原生花店は、1968年に水島で創業しました。
高度経済成長期を生きた先代が「これから先、精神的な豊かさをひとびとは求める時代が来るだろう」と考え、一から華道を習い、夫婦で荷車を押しながら花を届けたそうです。
花を売るのと同時に華道の教室を開いていました。
しかし華道の先生に花を売りつつ、自身も教室を開くことで商売がぶつかるときがくると思い、教えるほうを縮小するように。
現在は二代目社長である宮原一夫(みやはら かずお)さんが店の切り盛り。
華道用の他、切り花や鉢植え、ドライフラワー、ハーバリウムなど扱うものは多岐にわたります。
花関連のノベルティグッズの作成から販売や会場の装飾・装花まで、さまざまなサービスも。
教室は華道から形を変えて、ハーバリウムとフラワーアレンジメントで展開しています。
2019年には、「宮原生花店」だと生花のみを扱うようにとらえられるため、屋号として残しつつ社名を有限会社MIYAHARAに。
では、宮原生花店の商品やサービスの一部を紹介しましょう。
幅広い商品を取り扱う花屋
お客さんに求められるものを足していき、今ではさまざまな商品を取り扱っています。
鉢植え
花屋と聞いて、思いつくのは鉢植えや切り花ではないでしょうか。
鉢植えは日当たりがいい場所に置かれています。
▼屋外の鉢植え。取材が10月だったので、ハロウィン商品がありました。
屋内は明るい場所に緑の鉢植えが。
家にひとつ緑があるだけで、癒されそうですね。
見事な胡蝶蘭(こちょうらん)も。
開店祝いのときによく見かける花ですね。
宮原生花店の胡蝶蘭を求めて遠方からお客さんが訪ねてくるのだとか。
切り花
切り花は低い温度での管理が必要なので冷蔵庫に保管されています。
冷蔵庫を使用すると、花を長持ちさせ、水を腐りにくくする効果があるそうです。
▼供花用の菊。葬儀などに使われます。
▼色鮮やかな洋花。花屋のイメージはこれらのカラフルな花ではないでしょうか。
ドライフラワー
近年、若いひとの間で人気になっているドライフラワー。
成人式で頭の花飾りや結婚式のブーケにドライフラワーを用いるひとが増えているそうです。
雑貨屋の商品として並んだり、カフェでさりげなく飾られていたりすることも増えました。
需要の高まりを受け、宮原生花店では専用の乾燥室を買ったそうです。
花びらが開いてしまい、かつては捨てる運命だった花もドライフラワーにすることで新たな付加価値を付けられるように。
資源を大切にする取り組みにもなっているそうです。
ハーバリウム&ソープフラワー
色鮮やかなハーバリウムもあります。
プリザーブドフラワーやドライフラワーをガラス容器に入れて、専用のオイルに浸したものなので枯れる心配がありません。
自分用はもちろん、ギフトにも喜ばれるアイテムです。
最近は病院に生花の持ち込みをできないところが多いそうですが、プリザーブドフラワーなら問題ありません。
▼倉敷市船穂産のスイートピーが入ったものもありました。
ハーバリウムのように、他にも枯れない花があります。
ソープフラワーという、石けんで作られる造花です。
見た目はまるで生花のようですが、石けんなので枯れる心配がありません。
花に関するサービスを提供
宮原生花店では販売だけでなく、花に関するサービスも展開しています。
サービスの一部を紹介しましょう。
教室
ハーバリウムとフラワーアレンジメントの教室を開いています。
教室は建物の2階に。
世界にひとつだけのオリジナル作品を作るのは楽しいでしょうね。
自分が作ったものって格別ですよね。
▼ハーバリウムの素材
作品を自宅に飾ったり、プレゼントしたりすると心が豊かになりそうです。
形も色彩も豊かな花を扱うと、センスも磨かれていくでしょうね。
記念に残したい花を加工
専用の乾燥室を購入したことで、ドライフラワーに関するサービスも提供できるように。
記念に残したい花をお客さんが持ち込んで、加工してもらえます。
短時間で乾燥させるので、きれいな形を保てるそうです。
エターナルフラワーという技術でも花を加工できます。
生花よりはヴィンテージ感のある色合いですが、まるで生きているような仕上がりです。
特別な加工により、つるんとした質感まで残っています。
ドライフラワーとプリザーブドフラワーの中間のような見た目といったら伝わるでしょうか。
印刷やデザイン業、ノベルティ作成も手掛ける
花屋では珍しく、印刷やデザイン事業も手掛けています。
「想いを誰かに伝える」という面では花と同じとのこと。
チラシやポスター、名刺といった紙媒体やのぼりやタペストリーなどの布印刷もしているそうです。
企業用にオリジナル商品も作っています。
ハーバリウムが入ったボールペンのノベルティです。
こんなかわいいボールペンをもらったらうれしくなりますよね。
他にもさまざまなノベルティを作っているそうです。
多様な花木やサービスを展開する宮原生花店。
宮原明身(みやはら あけみ)さんと、宮原克典(みやはら かつのり)さんに話を聞きました。
宮原生花店のデータ
名前 | 宮原生花店 |
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住所 | 倉敷市亀島2-7-22 |
電話番号 | 086-447-1187 |
駐車場 | あり |
営業時間 | 午前8時30分~午後7時(日曜日は午後12時30分まで) |
定休日 | 不定休 基本、第一日曜日が休み |
支払い方法 |
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ホームページ | MIYAHARA |