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計画通り進行中。くらしき市民講座「復興に向けて~真備の堤防整備と小田川合流点付替え~」に参加しました

計画通り進行中。くらしき市民講座「復興に向けて~真備の堤防整備と小田川合流点付替え~」に参加しました

伝えとこ / 2022.11.15

平成30年7月豪雨から2022年で4年が経過しました。

小田川と高梁川の合流点を現在の真備地区から、約4.6キロメートル下流の船穂地区に付替えるという壮大な工事が、2023年度末の完成を目指して急ピッチで進められています。

この工事により、洪水時に高梁川からのバックウォーター現象の影響が減少し、小田川の水位も低下、安全性が増すことが期待されているのです。

2022年11月12日に現場説明会が開催されたので、そのようすをお伝えします。

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記載されている内容は、2022年11月記事掲載時の情報です。現在の情報とは異なる場合がございますので、ご了承ください。

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小田川合流点付替え事業とは

小田川合流点付替事業インフォメーションセンター

現地説明会は市民講座として開催され、説明は事業主体である国土交通省中国地方整備局 高梁川・小田川緊急治水対策河川事務所の職員のかたが行なってくれました。

当初は、令和10年度(2028年度)の完成を目指して進められていた事業です。

全体計画図

しかし平成30年7月豪雨によりその緊急性が見直され、「河川激甚災害対策特別緊急事業(激特事業)」により、工期を2023年度までに短縮して実施しています

現在の小田川と高梁川の合流点

真備緊急治水対策プロジェクト全景

まず、上記写真の右上を眺めてみましょう。

▼右の水面が高梁川で奥側から手前に流れ、高梁川に左側から合流しているのが小田川

現合流点

▼合流手前の小田川です。
白く延びてきているのが締切堤防で、今後さらに延長されて高梁川と小田川を遮断します。

合流部と締切堤防

南山掘削と小田川流路新設

真備緊急治水対策プロジェクト全景

続いて上記写真の中央部にある「南山(みなみやま)」を見てみましょう。

▼戦国時代に山城が築かれたと考えられる南山は、発掘調査が終了してから掘削工事が開始されました

南山掘削部

掘削後には小田川の流路が新設され、新しい合流点に導かれます。

現在も作業は継続中で、掘削土は堤防材料として活用。

▼大きな重機が土砂を運搬しています。
中央の盛土は堤防材料を仮置きしたものです。

大型ダンプと仮設盛土

今後すべて搬出され、その跡地は小田川の流路となります。

左側の白い壁は小田川の左岸堤防となる予定です。

柳井原貯水池と新合流点

貯水池

新しい小田川は柳井原(やないばら)貯水池を経由して新合流点へと向かいます。

上記写真は下流側から貯水池を眺めたものです。

工事中の水処理のために設置された設備は工事後には撤去されます。

▼新合流点手前の小田川には新柳井原橋が新設され、2022年8月に完成しました

新柳井原橋

現在の堤防を撤去して流路をつくるために、現在の堤防上の市道の代替として新設。

題字は伊東香織倉敷市長によるものです。

新合流点

新合流点は、いまだその姿を現していません。

左に写る倉敷大橋(高梁川がその下を左から右に流れる)のすぐ下流が、新合流点となります。

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おわりに

堤防文字(2020年撮影)

上記写真は、2020年に小田川と高梁川を遮断する締切堤防を高梁川側から撮影したものです。

10年計画で進めていた整備工事が5年に短縮され、早期の完成が期待されるなか、地域のかたに「何を」「いつまでに」行うのか見える化したものだそうです。工期内の完成に向けて事業を進められています。

合流点の付替えによって、高梁川が小田川の流れをせき止める「バックウォーター現象」が軽減されるだけでなく、高梁川の酒津地点の水位も低下することで安全性が向上します。

2022年11月現在、工事は順調に推移していて、計画通りの完成が見込まれるとのことでした。

工事関係のみなさんの努力に感謝したいと思います。

2024年3月の完成まで残り1年と少し、楽しみにその完成を待ちましょう。

情報提供者:ふみさん

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くらしき市民講座「復興に向けて~真備の堤防整備と小田川合流点付替え~」のデータ

名前くらしき市民講座「復興に向けて~真備の堤防整備と小田川合流点付替え~」
期日2022年11月12日
場所倉敷市真備町箭田1141番地1 倉敷市真備支所(旧 真備保健福祉会館1階)
参加費用(税込)無料
ホームページ高梁川・小田川緊急治水対策河川事務所
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