2005年10月から始まった備中倉敷学は、広く市民に開放した講演会を毎月開催しています。
以来20年間継続し、次回2026年2月12日は「200回」の節目を迎えます。
備中倉敷学の20周年・200回を記念したシンポジウムのテーマは「大原家の社会貢献」です。運営者に企画の意図などを聞きました。
記載されている内容は、2026年2月記事掲載時の情報です。現在の情報とは異なる場合がございますので、ご了承ください。
備中倉敷学とは
備中倉敷学は、備中・倉敷地方の歴史と文化を学び、文化的向上に資する会です。
毎月開催の講演会は広く市民に開放され、誰でも無料で参加できます。
2005年10月20日の第1回「現場研修会 観龍寺の歴史:講師 観龍寺住職 村田隆禅(むらた りゅうぜん)さん」から始まり、2026年1月8日までに幅広い演題で、これまでに199回開催されています。
そして、次回2026年2月12日は「200回」。
倉敷美観地区とは切っても切れない関係にある、「大原家」をテーマにした講演会とシンポジウムが開催されます。
詳細は以下の画像を確認してください。

「備中倉敷学」企画委員にインタビュー

備中倉敷学の大塚文子さん(おおつか ふみこさん)、尾崎洋子(おざき ようこ)さんに記念シンポジウムについて聞きました。
企画の経緯を教えてください。
大塚(敬称略)
今回は「備中倉敷学」の設立20周年であり、講演会としても第200回を迎える節目の回となります。そこで、いつもより規模の大きな記念シンポジウムを開催しようと考えました。
テーマに「大原家」を選んだのは、やはり倉敷といえば大原家が切っても切り離せない存在だからです。
ただ、有名な大原孫三郎(おおはら まごさぶろう)さんの社会貢献については倉敷市民の多くがご存じですが、今回はその土台を作った先代の孝四郎(こうしろう)さんや、壮平さんといった人物にもスポットを当てたいと考えました。
孫三郎さんが素晴らしい事業をおこなえたのは、孝四郎さんが倉敷紡績(クラボウ)への出資などを通じて強固な経済的基盤を作ってくれていたからこそです。そうした「大原家の歴史の深層」を掘り下げたいという思いが企画の出発点でした。
見どころを教えてください。
尾崎(敬称略)
まず、普段あまり目にすることのない「大原孫三郎の葬儀」の動画が見られる点です。
また、登壇者には備中倉敷学顧問でもある山本太郎先生に加え、木村昌人先生・水島博先生をお招きします。水島先生には「語らい座 大原本邸」にある貴重なコレクションやお庭の魅力など、これまで見られなかった「倉敷の宝」についてもお話しいただく予定です。
一方的な講演だけでなく、会場の皆さんからの質問を受ける時間も設ける予定です。
木村先生が参加者の疑問と大原家の歴史をつなげながら解説してくださるので、双方向で楽しめる内容になると思います。
読者へのメッセージをお願いします。
大塚
今、倉敷美観地区は多くの観光客でにぎわっていますが、食べ歩きや買い物だけで帰ってしまうかたが多く、また地元の人でも倉敷の深い歴史を知らないかたが増えているように感じ、少し寂しく思っています。
なぜ今の美しい町並みがあるのか、大原家がどのように貢献したのかという「歴史」を知ることで、倉敷の風景が違って見えてくるはずです。
「歴史の勉強会」と聞くと難しく感じるかもしれませんが、会員でなくても、まずは一度聴きに来ていただくだけで大歓迎です。
私たちの会も高齢化が進んでいますが、これをきっかけに若い世代や新しいかたがたにも興味を持っていただき、歴史を学ぶ場を未来へ繋いでいけたらと願っています。
おわりに

20年の活動・200回の講演会
しかもそれを無料の講演会として開催し続けていることに、月並みですが「すごい」としか言いようがなく、運営者のかたには頭が下がります。当たり前ですが、本当に「無料」で開催できるわけはなく、多くのかたの支えがあって実現しているんです。
平日日中であるため、仕事や学校があるかたには参加するハードルが高いかもしれませんが、節目のシンポジウムです。
ぜひ足を運んで、倉敷の歴史を学んでみてください。












































備中倉敷学20周年記念シンポジウム「大原家の社会貢献」
住所:
倉敷公民館 大ホール
岡山県倉敷市本町2-21
日時:
2026年2月12日(木)
午後2時〜4時30分
Webページ:
備中倉敷学