Chang Thai チャーンタイレストラン ～ いちど食べたらやみつき！地元の人に愛される本格タイ料理専門店

タイ料理の魅力はハーブにあり！チャーンタイレストラン　宮脇かおり(みやわき かおり)さんインタビュー

宮脇
もともと、この家はわたしの実家です。

改装する前は、普通の民家の一室を食堂にする形でスタートしました。

タイ人の夫と結婚して倉敷で暮らし始めたのですが、やっぱりふるさとの味が恋しくなるんでしょうね。

倉敷にタイ料理専門店がなかったので、「それじゃあ自分(夫)が作るよ」という感じで始めたのが、このお店です。

オープン当初は「ガパオライス」、「トムヤムクン」、「タイカレー」の3種類。

シェフの自信料理が、この3つです。

宮脇
いえいえ、そんなことはないんですよ。

辛いものが苦手な人でも美味しく食べられるように、辛さは唐辛子なしのレベル0から、タイの中辛になるレベル5まで、段階で選べるようになっています。

実は、わたしはいつまで経っても辛いものが苦手なんです(笑)

お客さんがどんどんレベルアップしていくのを見て、すごいなぁって思っています。

タイ料理はもともと辛くない料理もありますし、タイの辛さのままだと日本人には辛過ぎる場合もあるので、そこはお好みで楽しんでもらいたいですね。

宮脇
辛さもそうですが、タイ料理はハーブがとても大事なんです。

例えば、バジルひとつをとっても、ガパオライスのバジルはスイートバジル、タイカレーはホーリーバジルと、種類を変えて作っています。

ハーブをたくさん使っているので、身体に良いし、元気になれますよ。

「定期的に食べたくなる」と言ってくれる常連さんもいるので、ありがたいですね。

宮脇
なるべく現地タイの味を忠実に再現できるようにしていますし、年に数回、ハーブや調味料などをタイに買い付けに行きます。

もちろん日本でも手に入るものはあるのですが、この調味料でないとだめだ、というこだわりもあって、それだけは現地で調達しています。

特に日本人の好みに寄せたりはしていないのですが、そもそもタイ料理は白いご飯に合うおかずが多いので、日本人好みの料理なんです。

宮脇
そうですね、最近はタイ料理を食べ慣れたかたや、実際にタイに旅行されたお客様も増えてきました。

パクチーブーム、辛味ブームも追い風になって、かなりタイ料理自体の認知が高まったなぁと感じています。

うちの常連さんは、食べるものが決まっている人が多いんです。

電話をもらったら、「○○さんはこれ」「○○さんはあれだな」とメニューが一緒に浮かんできますね(笑)

美味しさと優しさと。たくさんのファンに愛されるチャーンタイレストラン

「チャーンタイ、どうですか？取材行きませんか」

と聞かれたとき、筆者は心の中で大きくガッツポーズをしました。

なぜなら、すでに筆者はチャーンタイレストランに魅了されている1人だったからです。

「定期的に摂取したくなります」

「チャーンタイのタイカレーじゃないとだめ」

常連さんの言葉ひとつひとつに深くうなずき、「分かります、わたしもです！」とチャーンタイ仲間として拍手を送りたい気分でした。

「お客さんの名前を聞いたらメニューが浮かびます」

とお話しくださった宮脇さん。

接客される姿からも、自然な優しさを感じました。

ひとりひとりのお客さんに向き合うさりげない優しさが、チャーンタイの魅力なのかもしれません。

倉敷で唯一の、やみつきになるタイ料理の世界へ、ぜひ訪れてみてください。