倉敷市を中心に岡山県内の生産者と福祉事業所が集まり企画された「ロコロコ・マルシェ」。
毎月第3日曜に、複合施設・あちてらす倉敷のオープンスペースで開催されます。
開催日については新型コロナウイルス感染症の状況次第で変更もあります。
農作物だけでなく、モッツァレラチーズやたまごサンド、岡山産バナナで作ったバナナジュースといった加工品、季節の花の寄せ植え、ハンドメイド雑貨など写真映えしそうな商品が多数集まり、早くも話題のマルシェ。
生産者と直接顔を合わせながら、今の旬やオススメの食べ方が聞けるというメリットもあります。
今回は2度目の開催で、県内の17団体が出展。
美味しいものに目がない筆者が、買い物がてら出掛けてみました。
記載されている内容は、2022年3月記事掲載時の情報です。現在の情報とは異なる場合がございますので、ご了承ください。
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目次
ロコロコ・マルシェのデータ
名前 | ロコロコ・マルシェ |
---|---|
期日 | 毎月第3日曜日(開催日は変更することもあり) 午前10時〜午後3時 |
場所 | 倉敷駅前 |
参加費用(税込) | 無料 |
ホームページ | locoloco_marche |
受付すぐ、珍しい「赤いレモン」に遭遇
青いテントの受付に並び、手指消毒と検温を終えると、マスクに目印のシールを貼って入場します。
受付ではスタンプカードがもらえます。
店舗で買い物をするたびにハンコが1つもらえ、2つ貯まると抽選で野菜やスイーツが当たる楽しいガラポンも企画(100人限定)。
まず、筆者が気になったのは、柑橘類が並ぶ「倉敷ひらまつ農園×COPAIN」。
この日は「かぐやみかん」「黄金柑」「はれひめ」「はるか」「ヒメレモン」というラインアップでした。
特に注目したのは、赤いレモンの「ヒメレモン」という品種。
なんと手書きで“山椒の香り”と紹介文が。
「レモンなのに山椒の香り!?」と疑問符でいっぱいになりました。
店主のお話によると、愛媛県岩城島の原木を分けてもらい大事に育てて10年。
ようやく実を結ぶようになり販売が始まったそう。
岡山での生産は倉敷ひらまつ農園のみとのこと。
試しに皮を少し剥いてみると、ふわりと山椒の香りが漂うので不思議です。
「スダチのような使い方で、和洋中どんな料理にも使えます」と店主。
柑橘類のシーズンはまもなく終了する季節ですが、次回のマルシェでは、冷凍みかんやアルコールなど加工品の販売も準備中だそうです。
また、隣の「COPAIN」には、みかんとバナナの2種類のフルーツサンドがお目見えしました。
季節の新鮮なフルーツを使ったフルーツサンドは、かわいい見た目で手土産にもオススメです。
牧場直営チーズ工房でお目当ての商品ゲット
次に訪れたテントは「チーズ工房ハルパル」。
ハルパルは、倉敷市玉島の山間部で三代続くという三宅牧場の直営チーズ工房です。
牧場ならではのフレッシュな生乳を使用した高品質なチーズの数々が人気商品。
実は筆者、ハルパルのチーズは2度目。
前回食べた「フロマージュ・ブラン」が気に入り、それを目当てにマルシェに来たと言っても過言ではありません。
「フロマージュ・ブラン」は少し酸味のある爽やかなフレッシュチーズなのですが、お気に入りは、焼きたての食パンにフロマージュ・ブランを塗り、塩と黒コショウをふる食べ方。
サワークリームのような味わいでクセになる美味しさです。
そのほか、「スカモルツァの燻製」や「モッツァレラ」、「カチョカバロ」など、一つひとつていねいに作られたチーズは、いつもの食卓を少し特別なものにしてくれそうです。
続いて、備前市でアヒルとヤギを使って農薬や化学肥料を使わない米作りをしている「ゴールドダックカンパニー」のテントも訪ねてみました。
なかでも目を引いたのは、3種類ある国産のイタリア米です。
「ヴィァローネナノ」「カルナローリ」「和みリゾット」で、それぞれ日本の米よりも大粒でずんぐりむっくりした見た目。
3種類を少量ずつ食べ比べられるセットも販売しています。
農作物だけではない!オシャレな商品にも注目
「atelier KLEE」(アトリエクレー)は倉敷市真備で、1年前からブリコラージュフラワーを制作・販売する花店です。
ブリコラージュフラワーとは、根の付いた植物を使った寄せ植えのことで、まるで花束のようなかわいらしさ。
籠やバスケットの中にヤシのチップを入れ、そこに彩りを組み合わせた花やグリーンを寄せ植えしているそう。
眺めているだけで心が癒されて、やさしい気持ちになります。
生産量が少ない、形が不揃いだから。いろんな理由で市場に出回らないけれど美味しい旬の野菜や果物を、皆さんに味わってもらえれば
パンフレットより
という主催者の思いが込められたロコロコ・マルシェ。
福祉事業所の出店など、農家と福祉が連携した「農福連携」の取り組みも推進しているそうです。
おわりに
そのほか、普段は廃棄される大根の葉を入れた「ジー・スタイル」のたこ焼き。
美星町にある「星の里たまご」のたまごサンドやプリン、消費期限が20分というふんわりとろとろの岡山産バナナを使った「おひさまファーム」のバナナジュース、「おくの農園」のミニトマトなど。
どの店も魅力的な商品の数々で、一度では回りきれない楽しさがありました。
生産者のかたとの話も楽しく、野菜の見分け方や、意外な商品や食べ方を教えてもらえると得した気分になります。
次回開催は3月13日を予定。新しい出店も予定されています。
4月からは土曜夜の開催も予定されているそう。
同じ店でも季節ごとに違った商品が登場することもあるので、何度でも訪れたくなるロコロコ・マルシェ。
魅力的な野菜や果物、加工品、手作り雑貨を発見しに訪ねてみませんか?
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ロコロコ・マルシェのデータ
名前 | ロコロコ・マルシェ |
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期日 | 毎月第3日曜日(開催日は変更することもあり) 午前10時〜午後3時 |
場所 | 倉敷駅前 |
参加費用(税込) | 無料 |
ホームページ | locoloco_marche |