かつては当たり前のように見かけたこいのぼりも、時代が変わるにつれて、家庭であげる光景は少なくなってきました。
そうしたなか、真備美しい森では期間限定で約200匹のこいのぼりが設置されています。全国から寄せられたこいのぼりが、空にアーチを描くように並ぶ姿は、思わず足を止めて見上げてしまうほどです。
5月5日(火・祝)に開催される「こいのぼりフェスティバル」の内容と、運営に携わる人たちの思いを紹介します。
記載されている内容は、2026年4月記事掲載時の情報です。現在の情報とは異なる場合がございますので、ご了承ください。
こいのぼりフェスティバルとは
こいのぼりフェスティバルとは、5月5日(こどもの日)に真備美しい森で開催されるイベントです。
毎年1,000人ほどが来場しており、今年も約200匹のこいのぼりが広場を彩ります。また、こいのぼり自体は2026年5月8日(金)まで設置される予定です。

当日はステージで和太鼓やダンスショーなども披露され、イベントを盛り上げます。真備町の事業者を中心に、飲食ブースやワークショップも出店予定です。
詳しくは以下の画像を確認してください。

こいのぼりの寄付について
イベントで使用されるこいのぼりは、すべて寄付により集まったものです。ここ最近は地元だけでなく全国からも寄せられており、こいのぼりを眺めに他県から足を運ぶ人もいるのだとか。

寄付は通年受け付けています。寄付方法や注意事項は倉敷市のホームページに掲載されていますので、興味のあるかたは確認してみてください。
来場の注意点
来場にあたって、いくつか注意点があります。
真備美しい森へ行くには山道を通る必要がありますが、道幅が狭く、車1台が通れる程度です。そのため、イベント当日は真備町市場(いちば)方面から呉妹(くれせ)方面への一方通行となります。

また、駐車スペースは約300台と限られており、毎年渋滞が発生しているそうです。
運営者は、以下のように注意と協力を呼びかけていますので、必ず確認の上で足を運びましょう。
「真備美しい森を守る会」メンバーにインタビュー
こいのぼりフェスティバルの運営を担う「真備美しい森を守る会」会長の畑義人(はた よしと)さん、副会長の井川博之(いかわ ひろゆき)さん、増成寿勇(ますなり としお)さんにお話を聞きました。

イベントの目玉を教えてください
畑(敬称略)
なんといっても、約200匹のこいのぼりが空いっぱいに泳ぐ姿です。
近年は住宅事情などにより、家庭であげる機会が減ってきました。こいのぼりフェスティバルでは、日本の伝統に親しみながら、ステージイベントや出店も楽しんでお祭り気分を味わってもらいたいと思っています。

子ども向けの企画が充実していますね
畑
そうですね。飲食ブースはもちろんのこと、当日は竹とんぼの販売をしたり、真備児童館のスタッフがやってきて釣りゲームをしたりします。
また、イベントならではの遊びとして毎年やっているのが「こいのぼりくぐり」です。子どもが大きなこいのぼりのなかに入って、頭からしっぽまで、障害物競走のように進む遊びなんですけどね。普段はできない体験だと思います。
運営側として、イベントにどのような思いを込めていますか
井川(敬称略)
子ども時代の体験は、成長しても心に残るものです。
親やおじいちゃんおばあちゃんに連れてきてもらった思い出が、大人になってから「あのころは良かったな」と、あたたかく思い返されるような体験になってほしいと思っています。
その子どもたちが、こいのぼりのように大きく育ったとき、今度は「自分が子どもに同じような体験をさせてあげよう」という気持ちが生まれる。そのようなつながりが、世代を超えて続いてくれたらうれしいです。
「真備美しい森を守る会」の活動内容について教えてください
増成(敬称略)
「真備美しい森を守る会」は、倉敷市からの委託を受けたボランティア団体です。普段は真備美しい森の維持・管理を中心におこなっています。
きれいな環境を保つには手間もかかりますが、会員の高齢化や人手不足といった課題もあるんです。豊かな環境を守り続けるために、ともに活動してくださるかたを随時募集しています。
少しでも興味をもっていただけたら、ぜひお気軽にお問い合わせください。お待ちしています。

最後に、読者へメッセージをお願いします
畑
自然に親しみながら、子どもたちにはのびのびと過ごしてほしいですね。そうして清らかな心を育んでいってくれたら、と願っています。
増成
家族みんなで来てもらって、その一瞬が楽しい思い出になればうれしいですね。
大きくなったときに、こいのぼりを見て「あのとき行ったね」と思い出してもらえるような、記憶に残る体験になってくれたら何よりです。きっと心に残る時間になると思います。
おわりに
取材当日は、こいのぼりの設置風景を見学しました。

長いワイヤーロープに、種類や大きさの異なるこいのぼりをバランスよく取り付けていく作業は、手間も時間もかかります。なかなか大変な作業ですが、イベント前日には一度下ろし、微調整もおこなうと聞き、さらに驚かされました。

入念な準備に支えられながら、子どもの健やかな成長を願うシンボルとして、空いっぱいに泳ぐこいのぼり。家庭であげる機会が少なくなった今だからこそ、その迫力をぜひ現地で体感してみてはいかがでしょうか。
















































立地の都合上、駐車場へ向かう車列に加わると引き返せない状態で長時間お待ちいただく場合もありますので、余裕をもってお出かけください。
なお、毎年たいへんな渋滞が発生しています。できるだけ乗り合わせでのご来場をお願いします。