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メゾンやまての高越友紀さんにインタビュー
メゾンやまての高越友紀さんに、セロリを作り始めたきっかけやセロリの魅力を届けるためにやっている活動、今後やってみたいことなどをインタビューしました。
二人の祖母がきっかけとなり、農業の世界へ
農業を始めたきっかけを教えてください。
高越(敬称略)
原点にあるのは母方の祖母の家庭菜園です。
祖母は趣味として野菜作りを楽しんだり、近所で分け合ったりしていました。一緒に畑に行くのがすごく楽しくて、キラキラした思い出として残っています。
それが原点となり、農業に興味を持ち、理数系の高校を経て大学は農学部へ進み、卒業後は農協に就職しました。農家さんと日々仕事をともにするなかで、農業の大変さと魅力を同時に感じ、いつかは自分も農家をやりたいという想いが次第に強くなっていったように思います。
就職して6年が経った30歳の頃、父方の祖母が病気で入院することになりました。農業をしたいという私の夢を応援してくれていた祖母に「農家になるよ」と伝えるために、本格的に就農に向けて動き出しました。
自営業であれば、祖母のそばにいられるかなという想いもありましたね。
地元の特産品を作りたいという想いからセロリ農家へ

セロリ農家を選んだ理由を教えてください。
高越
岡山県の特産品を作りたいと思っていたときに出会ったのが、総社のセロリでした。
全国的にもセロリの産地が少ないなかで、山手地区のセロリは品質の高さで知られていました。しかし、生産者が年々減少しており、このままでは産地としての文化が失われてしまうという危機感もありました。
自分がセロリを作ることでこの地域のセロリ文化を守り、盛り上げていけたらという想いから、総社へ移住しセロリ農家になることを決意しました。
セロリが苦手な人にこそ、食べてほしい
セロリの魅力や、おいしい食べかたを教えてください。
高越
そのまま食べるならスティックにしてディップソースにつけるのが一番好きですね。

スーパーマーケットで売っているセロリが苦手だったというかたが、「メゾンやまてのセロリはみずみずしくて、おいしかった」と言ってくれることが意外に多くて。なので、生で食べるのが一番おすすめです。
それでも苦手というかたは、野菜炒めやスープに入れると香りが和らいで、ぐっと食べやすくなります。葉っぱもそのまま捨てずにスープや炒め物に使えるので、丸ごと使ってほしいですね。
セロリは、普段の食卓を格上げしてくれる野菜だと思っているので、苦手意識のあるかたにもぜひ一度、新鮮なセロリを食べてみてほしいです。
野菜だけじゃない、人柄も伝える農家
Instagramのフォロワーが4,700人を超えていますよね。どのような発信をしているんですか?
高越
野菜の写真だけを載せていても、魅力が伝わりにくいなと思っています。なので、私たちが作っているということが伝われば良いなという気持ちで発信しています。
自分の顔を載せるようにしたり、イラストを描いたりと、見てくれるかたが親しみを持っていただけるように工夫してきました。農家のInstagramは硬いイメージがあるかもしれないけれど、気軽に見てもらえたら良いなと思っています。

フォロワー数が増えて何か変化はありましたか?
高越
「おいしかった」「子どもが食べられるようになりました」といったメッセージをいただくことも増え、それがすごくうれしくて励みになっています。
直接お客さんと話す機会がない分、SNSでつながれるのはありがたいですね。
今後の展望
今後挑戦してみたいことを教えてください。
高越
お花を育ててみたいです。農業を始めるきっかけになった祖母は花が好きで、畑にはたくさんの花が咲いていました。その影響もあり、花への憧れがずっとあります。
総社のお花屋さんとも知り合いなので、最初は管理がしやすい仏花あたりから始めてみようかなと思っています。
あとは、総社の若い農家さんたちと一緒に地域を盛り上げていきたいです。飲食店さんや地域のかたとコラボレーションしながら、作っている人と食べる人がもっと近くなれるような場を作っていけたらうれしいですね。
おわりに
祖母への想いと地域の農業を盛り上げたい気持ちを胸に農業の世界に飛び込み、ていねいな野菜作りと積極的な情報発信で着実に輪を広げてきたメゾンやまて。
取材を通じて、野菜への深いこだわりだけでなく、地域や人とのつながりを大切にする温かい人柄を感じられました。

セロリのシーズンは5月頃で終わりを迎えますが、これからはきゅうりやミニトマト、ズッキーニなど夏野菜の季節へ入ります。総社市の旬感広場 農畜産物直売所「晴れのち晴れ」・農マル園芸 吉備路農園・エブリイ総社南などで野菜を販売予定です。
ぜひメゾンやまての新鮮な野菜を日々の食卓に取り入れてみてはいかがでしょうか。














































