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お食事処 鶴形 ~ 江戸中期に建てられた歴史を感じる建物で味わう和食

お食事処 鶴形 ~ 江戸中期に建てられた歴史を感じる建物で味わう和食

食べとこ / 2022.04.22

倉敷美観地区の倉敷川に沿って並んでいる白壁の建物。

建物ごとに特徴があるものの、統一された景観に心を動かされます。

もとは蔵だった建物を外観はそのままで、旅館やお食事処、土産物屋に改装され今に至っているのです。

建物を見ていると、ひと際背の高い松が目に入ります。

建物より高く、まっすぐのびた松があるのが「お食事処 鶴形」です。

倉敷美観地区の中心にあり、歴史を感じる和食店「お食事処 鶴形」を取材しました。

記載されている内容は、2022年4月記事掲載時の情報です。現在の情報とは異なる場合がございますので、ご了承ください。

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お食事処 鶴形のデータ

鶴形_外観メイン
名前お食事処 鶴形
住所岡山県倉敷市中央町1丁目3番15号
電話番号086-424-1635
駐車場なし
営業時間午前11時~午後8時
定休日
支払い方法
  • 現金
  • クレジットカード
  • PayPay・d払い・au PAY
予約の可否
座席29席(カウンター:5 、4人掛けテーブル数:4、長テーブル:1)
タバコ
トイレ
子育て
バリアフリー
ホームページ料理旅館 鶴形

道順を確認

倉敷で2番目に古い建物の歴史

お食事処 鶴形の建物の入り口は、飲食の「お食事処 鶴形」と宿泊の「料理旅館 鶴形」の2つがあります。

正面右手が「料理旅館 鶴形」、左手が「お食事処 鶴形(以下、鶴形)」です。

旅館に泊まらなくても食事のみの利用ができます。

鶴形_外観メイン

中庭は塀に囲まれているため外から見られませんが、にょきっと天高くのびる松が顔をのぞかせています。

2階建ての建物より高い、立派な松です。

倉敷川沿いの通りや、川をゆったりすすむくらしき川舟流しの川舟からもよく見えます。

船頭さんが川舟をこぎながら倉敷の豆知識や歴史を語ってくれますが、鶴形と松の話が登場することがしばしば。

鶴形_松

樹齢はおよそ400年だそうです。

倉敷の移り変わりを高いところから眺めてきたのでしょうか。

鶴形の建物は松より若いですが、それでも江戸中期の1744年に建てられたものです。

1744年は、どのような年だったのでしょう。

調べてみるとヨーロッパではオーストリア継承戦争中であり、日本では出雲大社の本殿が完成したのだそうです。

あまりピンと来なくとも、ずいぶんと昔のように感じるのではないでしょうか。

倉敷のなかでは2番目に古い建物なんだとか。

鶴形_外観

1970年に旅館とお食事処へ変わるまでは、油問屋でした。

蔵を改装した客室があったり、2階の造りは倉庫だった名残があったり。

必要最低限の改装のため、随所に歴史を感じられます

鶴形のメニュー

食事のみの利用なら左側の入り口から入りましょう。

和食店ですが、すべてテーブル席です。

店の真ん中には長テーブルがあり、4人掛けが4卓、通りに面したカウンター席がひとつあります。

鶴形_内観

食事時間は以下の3つに区分されています。

  • 昼の膳 午前11時~午後2時
  • 甘味 午後2時~午後5時
  • 夜の膳 午後5時30分~午後8時

時間によってメニューが変更に。

▼昼の膳(午前11時~午後2時)

メニュー名金額(税込)
名物 鯛茶漬け1,800円
うなぎ玉子重1,850円
おすすめ昼膳 鶴風(かくふう)2,200円
国産牛すき焼き鍋2,200円

▼甘味(午後2時~午後5時)

メニュー名金額(税込)
アップルパイ ~リンゴのコンポート添え~1,100円
いちご入りぜんざい900円

▼夜の膳(午後5時30分~午後8時)

メニュー名金額(税込)
鶴形名物 鯛茶漬け御膳3,050円
国産牛 すきやき御膳4,200円
国産鰻(うなぎ)卵丼茶漬け4,550円

では、昼の膳のメニューを紹介します。

名物 鯛茶漬け

鶴形の名物メニューはランチ名のとおり、「名物 鯛茶漬け」です。

茶漬けと聞いて、どのようなイメージが浮かんでくるでしょうか。

筆者の場合は、白ご飯の上にあられと梅干がちょこんとのって、質素なイメージです。

ただ、鶴形の茶漬けは質素とはほど遠く、豪華

筆者のお茶漬けの概念を思いっきり崩す豪華なものでした。

鶴形_鯛茶漬け

丼ぶりにこんもりと盛られた鯛にくぎ付けに。

すりゴマのたれが鯛にしっかりかかって、香ばしい香りが漂います。

まずはお茶をかけずにぱくり。

鯛のヅケ丼のようで、お茶をかけなくても十分においしく味わえる丼ぶりです。

大きくて厚みのある鯛は白ご飯と相性ばつぐん。

鶴形_鯛

次にお茶漬けに。

お茶をかけて少し蒸らして食べるのがおすすめだそうです。

蒸らすことで鯛の身がふわっと。

お茶に鯛とゴマだれの旨みが溶けだして、丼ぶり全体に行き渡ります。

鶴形_お茶

今まで食べたことのない贅沢(ぜいたく)なお茶漬けを堪能しました。

副菜が2つと汁物が付いているので、お茶漬けがすすみます。

国産牛すき焼き鍋

ぐつぐつと食欲をそそる匂いをさせながら運ばれる国産牛すき焼き鍋。

最初から鉄鍋にうどんも入っています。

鶴形のすき焼きはあとから半熟卵をいれるスタイルです。

鶴形_すき焼き

筆者の家庭のすき焼きは生卵を溶かして、そこへ肉などを入れて食べるので、半熟卵をのせる食べかたもあると初めて知りました。

卵なしでもしっかりと割り下の甘い味がしみ込んでいるので、まずはそのままで食べるのもおすすめです。

しっかりと味わってから、好きなタイミングで卵を入れてくださいね。

鶴形_卵

おすすめ昼膳 鶴風

季節によってメニューが変わる「鶴風」はお造りや焼き物、甘味などがあります。

さまざまな味を少しずつ食べたいかたにおすすめです。

鶴形_鶴風

▼鶏の南蛮漬けや積み上げ湯葉など。どれから食べるか迷います。

鶴形_和のおかず

▼レンコン餅、マイタケ、青唐の揚げ物です。天だし餡がかかっています。

鶴形_揚げ物

天井のない2階席

通常、食事は1階のお食事処でとりますが、団体客の利用やイベント時に2階席が使われるそうです。

部屋に入ると大きな梁や柱に目を奪われますが、構造にも驚きます。

天井がないため、本来屋根裏の部分がむき出しに。

鶴形_2階席

2階席はもともと油問屋の倉庫だったため天井がないのだとか。

かつて瀬戸内海にいた村上水軍の船をつくったひとが鶴形の建設に携わったため、梁の組みかたが船の底の作りかたと同じだそうです。

湾曲しているのは重たさを逃がすために、あえてこの形をしているのではないかといわれています。

鶴形_梁

梁も見事ですが、壁の書にも目が行くのではないでしょうか。

部屋の中央に板画家、棟方志功の書「鶴風」が飾られています。

この鶴風と店の裏側にそびえる鶴形山の「鶴」から取って、店名が「鶴形」になったそうです。

鶴形_書

倉敷の歴史を感じる和食店

江戸中期に建てられた鶴形は、随所に油問屋だった名残があります。

建てられてから約280年が経っているものの古さを感じません。

むしろ数十年しか建っていないのではと思うほど、すみずみまできれいで清潔感があります。

鶴形の料理と建物について支配人の村上裕人(むらかみ ひろと)さんと、料理長の片岡清人(かたおかきよと)さんに話を聞きました。

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お食事処 鶴形のデータ

鶴形_外観メイン
名前お食事処 鶴形
住所岡山県倉敷市中央町1丁目3番15号
電話番号086-424-1635
駐車場なし
営業時間午前11時~午後8時
定休日
支払い方法
  • 現金
  • クレジットカード
  • PayPay・d払い・au PAY
予約の可否
座席29席(カウンター:5 、4人掛けテーブル数:4、長テーブル:1)
タバコ
トイレ
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倉敷そだち

倉敷そだち

倉敷市在住。倉敷市でのびのびそだちました。食べることが大好き食いしん坊。家ではじっとしていられず、美味しいものを探しにふらっと出かけています。
「倉敷が好き」「倉敷に行こうかな」と思うひとを増やすことが自分の使命と思っています。

鶴形_鯛茶漬け

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