FMくらしき 〜 2021年12月に25周年。電波に乗せて伝える地域への想い

エフエムくらしきアイキャッチ

スピーカーから流れてきた、ふと耳に留まるラジオからの言葉

思わず笑ってしまう失敗談や、甘酸っぱい気持ちが思い出される恋愛話、誰もがおどろく武勇伝など、ラジオから流れてくる話題が気になり、聞き入ってしまったことは誰にでもあると思います。

もし住んでいる街の話題がラジオから聞こえてきたら、きっと多くの人が耳をそばだててしまうでしょう。

FMくらしきは、岡山県初の民間FM放送局として1996年12月24日に開局し、2021年12月24日に25周年を迎えました。

コミュニティFMとして、地域の情報を伝え続けてきた25年目の節目に、株式会社エフエムくらしき代表取締役(当時、現在は代表取締役会長) 大久保憲作(おおくぼ けんさく)さん、ラジオパーソナリティ 前澤智也(まえざわ ともや)さん、大谷利文(おおたに としふみ)さんに、設立当時の状況やこれからの展望について聞いてきました。

倉敷のコミュニティFMラジオ放送局が、電波に乗せて発信している想いを紹介します。

記載されている内容は、2023年4月記事掲載時の情報です。現在の情報とは異なる場合がございますので、ご了承ください。

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株式会社 エフエムくらしきのデータ

FMくらしき外観
団体名株式会社 エフエムくらしき
業種ラジオ放送事業
代表者名伊澤正信
設立年設立1996年5月16日、開局1996年12月24日
住所倉敷市白楽町520-28
電話番号086-430-0600
ホームページエフエムくらしき

FMくらしきとは?

FMくらしきの概要

エフエムくらしき外観1

株式会社 エフエムくらしきは、岡山県倉敷市にあるラジオ放送局です。

周波数は82.8MHz(メガヘルツ)で、倉敷市全域、早島町および総社市の一部を放送エリアとしています。

1996年12月24日に岡山県初の民間FM放送局として開局し、2021年12月24日に25周年を迎えました。

2022年1月現在は、7名の社員で運営しています。

株式会社 エフエムくらしきの社員
写真提供:株式会社 エフエムくらしき

コミュニティFM放送局の存在価値

FMくらしきでは、地域社会におけるコミュニティFMの価値を平時と災害時の2つに分けて説明しています。

平時に掲げている理念は、「街のことならなんでも知っているプロフェッショナル」。

大きなメディアでは扱えない小さなニュースを取り上げて、地元の人たちと一緒に賑わう街を作っています。

一方、災害時に宣言している理念は、「住民の安全・安心を守り、日頃の街のレジリエンスを高める地域のプロフェショナル」です。

レジリエンスとは回復力や柔軟性を意味する言葉で、困難な問題、危機的な状況に直面してもすぐに復旧する能力。

街のどこになにがあるのか、誰が住んでいるのかなど、地域の事情を平時から知り尽くしている街のプロフェッショナルの力を活かして、災害支援に努めます。

FMくらしきでは、災害時の緊急告知を受信できるFMラジオ「こくっち」も開発しました。

緊急告知FMラジオ「こくっち」 ~エフエムくらしきが防災のために作った、避難情報などを伝える「自動起動ラジオ」
エフエムくらしき外観2

SDGsへの取り組み 〜 SDGメディア・コンパクト

2018年、国際連合は放送を通じてSDGs達成に向けた活動を促進するための方針「SDGメディア・コンパクト」を発信し、世界中の報道機関に参画するように呼びかけました。

FMくらしきでは、SDGメディア・コンパクトに基づいて、放送している番組とSDGsで掲げられている17の目標の関連を明確にして、まちづくりを通じたSDGs達成を推進しています。

2021年9月18日に、FMくらしきはコミュニティ放送局として全国初の加盟が承認されました。

以下は、FMくらしきで制作しているSDGsと関連の深い番組です。

番組名内容 ・ 対応するSDGsの目標
縁join!!SPOxT若者の地域活動への参加のきっかけづくりを目的に、まちづくりについて話し合う番組
(11) 住み続けられる街づくりを
(17) パートナーシップで目標を達成しよう
そこが知りたい!発達障がい
※放送終了
倉敷成人病センター小児科の医師から発達障がいの種類や症例などを紹介してもらう番組
(3) すべての人に健康と福祉を
(4) 質の高い教育をみんなに
(11) 住み続けられる街づくりを
ラジオで巡る日本遺産のまちくらしき倉敷市日本遺産推進室の担当者から倉敷市の日本遺産について紹介してもらう番組
(4) 質の高い教育をみんなに
(17) パートナーシップで目標を達成しよう
真備町の『今』と『これから』
※放送終了
平成30年7月豪雨で甚大な被害を受けた倉敷市真備町の復興状況を、市民団体の関係者などとのトークを通じて紹介する番組
(11) 住み続けられる街づくりを
(17) パートナーシップで目標を達成しよう

倉敷におけるSDGs達成のために、地域住民への啓発活動もコミュニティFMの役割だと認識して情報を発信しています。

FMくらしきは、地域に密着した報道機関として、誰一人取り残さないコミュニティFMラジオ放送局を目指しているのです。

開局25周年にあたって、設立当時のようすやどのような想いで情報を届けてきたかを株式会社エフエムくらしき代表取締役(当時、現在は代表取締役会長) 大久保憲作さん、ラジオパーソナリティの前澤智也さん、大谷利文さんに聞いてきました。

株式会社 エフエムくらしきのデータ

FMくらしき外観
団体名株式会社 エフエムくらしき
業種ラジオ放送事業
代表者名伊澤正信
設立年設立1996年5月16日、開局1996年12月24日
住所倉敷市白楽町520-28
電話番号086-430-0600
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後藤寛人
ぱずう(後藤寛人)
87年生まれの埼玉育ち。倉敷に転勤でやってきて6年目。メーカーの研究員として働きつつ、週末はゴミ拾いボランティア団体の代表として活動しています。ひとりも知り合いもいなかった倉敷の街。ゴミ拾いを通じてたくさんの出会いがあり、倉敷の魅力を教えてもらいました。余所者から見える倉敷の景色を伝えていきたいです!

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