都築照代さんにインタビュー

10年の歩みや変わらない思いについて、つづきの絵本屋店主の都築照代(つづき てるよ)さんにお話を聞きました。
10周年を迎えて

改めて、10周年を迎えた今のお気持ちを教えてください。
都築(敬称略)
あっという間だったなって思います。
作家さんや出版社の方に「すごいね」「よく頑張った」と言っていただくのですが、自分では、一年一年積み重ねたら10年経っていた、という感じなんです。
開業当初から、穏やかな時間を過ごせる場所でありたいという思いは変わっていません。親子の読み聞かせの時間も、紅茶を飲みながら絵本を手に取る時間も、忙しい毎日の中でほっとできる場所であってほしいと思っています。
絵本屋としてのよろこび

お店を続けていて、特にうれしかったことは何ですか?
都築
お客さまが後日、絵本の感想や出来事を報告しに来てくださることです。
いろいろなものに「ふーっ」と息を吹きかける絵本があるんです。
その本を買われたお客さまが、「桜が散る中を歩いていたら、子どもが花びらを集めてふーってしたんです」と動画を送ってくださったことがありました。
その動画を作家さんにお見せすると「まさに、こういう体験をしてもらいたかったんです」と喜んでくださいました。
絵本の中のできごとが、実際の暮らしの中で子どもの体験になっていくのです。
その瞬間を知ることができるのは、絵本屋冥利(みょうり)に尽きますね。
えほん夜会について

「えほん夜会」は、2026年9月で90回目を迎えるそうですね。
都築
えほん夜会について、1つだけ決めていることがあります。常連さんだけの会になったらやめようと思っているんです。毎回、初めての方のご参加があるので、一期一会。良い意味で新しい風が吹きます。
絵本の紹介の仕方も自由です。
最初は「話せるか不安です」と言っていた方が、一番長く話をされたこともありました。好きな本のことは、誰でも話せるんですよね。
これからの10年

次の10年に向けて、挑戦したいことを教えてください。
都築
2つあります。
1つは絵本の出版をしてみたいこと。もう1つは、絵本屋を始めたい方に向けた講座を開くことです。
最近は営業中に、絵本専門店をしてみたいという方から相談を受けることも増えてきました。きちんと時間を取ってお伝えできる場をつくれたらと思っています。
倉敷市で続けてこられた理由

知り合いのいない倉敷市で開業されましたが、10年続けてこられた理由は何だと思いますか。
都築
倉敷市って、本当に温かい街なんです。
私は愛知県出身で、倉敷市には知り合いも親戚も誰もいませんでした。しかし、イベントを手伝ってくれる仲間が自然と集まってくれたのです。
人のつながりや温かさがあったからこそ、10年続けてこられたと思っています。
おわりに

取材を終えて印象に残ったのは、絵本だけでなく、人とのつながりも大切にしている都築さんの姿でした。
一人一人に寄り添い、絵本を手渡す。その積み重ねが、10年間愛され続けてきた理由なのだと感じました。
つづきの絵本屋は、絵本の魅力に改めて気づかせてくれる場所です。そして、人と絵本、人と人をつないでくれる場所でもあります。
ぜひ一度、つづきの絵本屋で、絵本と紅茶とともにゆったりとした時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。
つづきの絵本屋のデータ

| 名前 | つづきの絵本屋 |
|---|---|
| 住所 | 岡山県倉敷市川入694-7 |
| 連絡先 | 086-476-0415 |
| 駐車場 | あり |
| 営業時間 | 午前10時~午後6時 |
| 定休日 | 水、木 毎月21日 |
| 支払い方法 | |
| ホームページ | つづきの絵本屋 |






































