「フルーツ王国」と呼ばれる岡山県は、夏になると白桃やマスカットなど、次々とおいしい果物が旬を迎えます。
そんな夏の時期に開催される、旬の生のフルーツをぜいたくに味わえるイベントを知っていますか?
その名も「倉敷アフタヌーンティー」。
2015年より始まったイベントは、参加店舗も徐々に増えていき、県外からのお客さんもあわせて増えていきました。けれど、2020年3月に行政運営でのイベントが終了。
「倉敷アフタヌーンティーをもっと続けて、地域を盛り上げたい」という熱い想いのもと、参加店舗を中心とした倉敷アフタヌーンティー実行委員会がたちあがりました。
イベントを継続するためにクラウドファンディングへ挑戦し、たくさんのかたの支援を受けて継続することが決定。
玉島にある「空と花の丘 菜園カフェ ぱんご~の」の倉敷アフタヌーンティーと、倉敷アフタヌーンティーの実行委員長・森田美紀さんの「クラウドファンディングを経てから今の想い」について紹介します。
記載されている内容は、2020年8月記事掲載時の情報です。現在の情報とは異なる場合がございますので、ご了承ください。
目次
倉敷アフタヌーンティーのデータ
名前 | 倉敷アフタヌーンティー |
---|---|
期日 | 2020年7月20日~9月30日 |
場所 | 倉敷市内 |
参加費用(税込) | 1,650円~5,700円(税込) ※お店により異なる |
ホームページ | 倉敷アフタヌーンティー |
倉敷アフタヌーンティーについて
紅茶とともに軽食やスイーツを楽しむ優雅なお茶会「アフタヌーンティー」を、倉敷らしくアレンジしたものが「倉敷アフタヌーンティー」です。
倉敷アフタヌーンティーは、年2回開催されます。
倉敷・岡山の旬の特産フルーツ、夏は「桃」または「ぶどう」、冬は「いちご」を使い提供。
倉敷でゆっくり過ごして欲しいという思いから、ドリンクは「2杯付きorおかわり自由orポットで提供」しています。
お店のこだわりと倉敷らしさがたくさん詰まったイベントです。
行政から民間へ運営が変わり、初開催となる倉敷アフタヌーンティー
一度は終了の危機に直面するも、ファンのかたからの支援や応援により、継続することが決まりました。
2020年夏開催の倉敷アフタヌーンティー、期間は以下の通り。
開催期間 | 2020年7月20日~9月30日 |
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参加店舗数 | 23店舗 |
金額(税込) | 1,650円~5,700円 |
▼参加店舗一覧は以下の通り。
▼参加店舗一覧データはこちら
参加店舗や予約時間など詳しい情報については、倉敷アフタヌーンティー公式サイトで確認してください。
参加店舗のひとつ、玉島にある「空と花の丘 菜園カフェ ぱんご~の」さんへ行ってきたので紹介します。
「空と花の丘 菜園カフェ ぱんご~の」の倉敷アフタヌーンティー
倉敷市玉島の桃畑に囲まれた丘の上にある、「空と花の丘 菜園カフェ ぱんご~の」(以下、ぱんご~の)。
「ぱんご~の」とは、ザンビア共和国のニャンジャ語で「ゆっくり」という意味です。
新型コロナウイルス感染症の対策として、以前よりテーブルを50センチメートル大きくしました。
開放的な空間で、自然の空気を感じながら「倉敷アフタヌーンティー」を楽しめます。
ぱんご~のさんの2020年夏の倉敷アフタヌーンティー「菜園カフェのアフタヌーンティーセット」の詳細は、以下のとおり。
提供時間 | 午前11時~午後3時(ラストオーダー午後2時) |
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価格 | 1,650円 |
予約 | 要(当日朝まで) |
電話番号 | 086-525-1270 |
定休日 | 月曜日 |
当日の朝に予約すれば、昼にお店へ行っても大丈夫です。
自家栽培の新鮮な野菜をたっぷり使った、おかずプレート
おかずプレートは、自家栽培の野菜をふんだんに使ったサラダ、ホットサンド、カルパッチョやスープなど、合わせて10皿のボリューム!
自分好みのハーブをブレンドできる、体験型ハーブティー
ドリンクは、自家栽培ハーブティーとドリンク1種がつきます。
筆者は甘味料のハーブ「ステビア」と、気分を落ち着かせてくれる「カモミール」をブレンドしてみました。りんごのような甘い香りで飲みやすく、ほっとひと息つくことができました。
8種類の自家栽培ハーブを組み合わせて、自分好みの味を見つけてみるのも楽しいですよ。
瀬戸内海で獲れた魚のカルパッチョや、自家菜園で採れた新鮮な野菜
ぱんご~のオススメは、玉島の寄島で獲れた魚を使ったカルパッチョです。
取材した日は、「ヒラ」と「スズキ」を使ったカルパッチョ。
「ヒラ」は骨が多いため骨切が大変な魚ですが、丁寧に店主の町田さんがさばいて提供してくれました。
ほどよい酸味の自家製ソースと、コリコリ食感の生魚の組み合わせは相性抜群です!
ぱんご〜のが倉敷アフタヌーンティーに参加した2016年当初は、デザートを中心としたメニューでした。
しかし、お客さんから「食事系のメニューも食べたい」との要望で食事系6割、デザート4割の割合になったそうです。
野菜は、ほとんど自家菜園から採れたもの。
デザートをのせる台も手作りと、あたたかみがいっぱい詰まっています。
苗から大切に育てた、ぱんご~の産の初収穫の桃について
▲2017年に苗から植えて2020年に初収穫した、ぱんご~の産の清水白桃。
2020年より以前は購入した桃を使っていたそうですが、「もっと甘い完熟した桃を食べてほしい」という想いから桃の苗を植えて、栽培を始めました。
約20本、6品種の桃の木を植え、桃のシーズン中にどの桃も収穫できるようにしたそうです。
取材した日に提供された桃は、7月下旬から8月上旬が旬の清水白桃でした。
桃は栽培が難しく、こまめな剪定(せんてい)や、殺菌剤をまいたり、袋をかけたりなど、時間をかけた手入れが必要です。丹精こめて作った桃をカラスに食べられてしまうこともありました。
いろいろな苦労を乗りこえ、木になったまま完熟させた桃は、自家栽培のここでしか味わえません。
とろけるような舌ざわりと、ぎゅっと甘みがつまった果汁にビックリしますよ!
清水白桃の次が白麗、最後は黄金桃を楽しめます。9月上旬まで、自家栽培の桃を使ったデザートが提供可能です。
「自然のなかで、のんびりしたかったら来てください」と店主の町田さん。
ワンちゃんといっしょにランチ、カフェもできますよ。
密にならない、オープンな空間の「ぱんご~の」で、非日常を味わいに訪れてみてはいかがでしょうか?
お腹も心も満たされる倉敷アフタヌーンティー。
倉敷アフタヌーン実行委員長の森田美紀さんに、クラウドファンディングに挑戦して苦労したことから今後についてなど、お話を聞きました。
倉敷アフタヌーンティーのデータ
名前 | 倉敷アフタヌーンティー |
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期日 | 2020年7月20日~9月30日 |
場所 | 倉敷市内 |
参加費用(税込) | 1,650円~5,700円(税込) ※お店により異なる |
ホームページ | 倉敷アフタヌーンティー |