倉敷市の美観地区には、日本で2番目にできた民藝館「倉敷民藝館」があります。
民藝の歴史を知るだけではなく、民藝品の購入もできる倉敷民藝館。
令和2年(2020年)には改修工事を経てリニューアルし、民藝品売り場が約3倍広くなりました。
今まで以上にゆったりとした時間を過ごせるようになった売り場は、お気に入りの民藝品を選ぶ楽しさも感じられます。
品数が充実した売り場のようすはもちろん、リニューアルに対する想いなども取材しました。
記載されている内容は、2021年11月記事掲載時の情報です。現在の情報とは異なる場合がございますので、ご了承ください。
倉敷民藝館のデータ
名前 | 倉敷民藝館 |
---|---|
所在地 | 岡山県倉敷市中央1‐4‐11 |
電話番号 | 086‐422‐1637 |
駐車場 | なし |
開館時間 | 午前10時~午後5時 |
休館日 | 月 ※月曜日が祝日の場合は翌日 ※年末年始(12月29日~1月1日)は休館 ※各種警報(暴風・地震・大雨・津波・洪水・土砂災害等)発令時は臨時休館 |
入館料(税込) | 大人:1,200円 高校・大学生:500円 小学・中学生:300円 ※20名以上の団体料金あり ※障がい者手帳等を持っている場合の料金あり ※岡山県民藝協会員・倉敷民藝館ファンクラブ会員の方は無料 ※展覧会内容により、入館料に変動あり |
支払い方法 |
|
予約について | 可 ※団体のみ予約可 |
タバコ | 完全禁煙 |
トイレ | 洋式トイレ |
子育て | ももっこカート提示割引あり |
バリアフリー | |
ホームページ | 倉敷民藝館 |
JR倉敷駅の南口を出て、倉敷中央通りを南に進みます。「美観地区入口」の信号にあるスクランブル交差点を、左に曲がってください。
300メートルほど道なりに歩き、左手に中橋(写真)・右手に倉敷館観光案内所がある角まで来たら、右折しましょう。
すぐ右手、倉敷館観光案内所の隣に、倉敷民藝館があります。
倉敷民藝館とは
倉敷民藝館は、昭和23年(1948年)に開館しました。
冒頭で紹介したとおり、東京・駒場の日本民藝館につづき、日本で2番目にできた民藝館です。
江戸時代後期に建てられた米倉を活用しているため、建物自体がさまざまな職人たちの手で作られた民藝品といわれています。
倉敷民藝館の所蔵品は、衣食住のあらゆる生活の場で丈夫に働き、美しい生活を叶える道具。
日本のみならず、全世界の日々の暮らしに役立つ民衆的工芸品(=民藝品)を所蔵しています。
リニューアルした売り場は、入場無料。
展示室に入館しない人も、民藝品は自由に見て購入できます。
気軽に立ち寄れるのがうれしいですね。
倉敷民藝館 リニューアルの背景
倉敷民藝館がリニューアルオープンしたのは、令和2年(2020年)3月でした。
改修工事は、およそ3か月間。
メインで改修していたのが「売り場」と受付です。
倉敷民藝館の役割のひとつ「民藝品の普及」のため、大幅なリニューアルにより実際に見て、触れて、選んで購入できる民藝品が増えました。
どのような民藝品が買えるのか、詳しく見ていきましょう。
広さが3倍になった売り場。変化と見どころは?
リニューアルした倉敷民藝館の売り場は、入口すぐの1階にあります。
1階の3分の2くらいが売り場となり、ゆったりと民藝品を楽しめるようになりました。
受付は、入口を入って左側です。
リニューアル前に受付だった場所が、すべて売り場になりました。
一番人気は、倉敷をはじめ岡山県内で作られた民藝品とのこと。
倉敷手まりのキーホルダーやイヤリングなども販売しています。
岡山県内の民藝品は、備中和紙や倉敷ガラスのほか、いぐさを使ったコースターなどもあります。
倉敷民藝館初代館長・外村吉之介(とのむら きちのすけ)が織物の指導者だったこともあり、倉敷本染手織研究所および卒業生の商品も取りそろえています。
加えて、取材日は企画展「かごとガラス」の会期中だったため、かごの商品も多く販売していました。
また、倉敷民藝館は岡山県外で作られた民藝品にもたくさん出会えます。
島根県の出西窯(しゅっさいがま)や、愛媛県の中田窯(なかたがま)・梅山窯(ばいざんがま)のうつわなどが一例です。
リニューアル後は倉敷民藝館の企画展にちなんだ商品も並び、購入できる商品のバリエーションが増えました。
民藝品は、一つひとつが手づくり。
同じ地域で作られたうつわでも、手に取ってよく見ると柄や手触りなどが違います。
じっくり見て、自分の生活に取り入れやすい民藝品を選んでみてくださいね。
うつわ以外には、沖縄県の芭蕉布織物工房(ばしょうふおりものこうぼう)で作られた「びんしき」や「がま口」、染色工芸家の芹沢銈介(せりざわ けいすけ)さんがデザインし、手すき和紙に型染めの技法で染めた令和4年(2022年)のカレンダーなどがありました。
このように、季節に合わせて販売している民藝品もあります。
商品のおすすめポイントなどの詳しい内容を、倉敷民藝館の学芸員・平松香緒里(ひらまつ かおり)さんに話を聞きました。
倉敷民藝館のデータ
名前 | 倉敷民藝館 |
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所在地 | 岡山県倉敷市中央1‐4‐11 |
電話番号 | 086‐422‐1637 |
駐車場 | なし |
開館時間 | 午前10時~午後5時 |
休館日 | 月 ※月曜日が祝日の場合は翌日 ※年末年始(12月29日~1月1日)は休館 ※各種警報(暴風・地震・大雨・津波・洪水・土砂災害等)発令時は臨時休館 |
入館料(税込) | 大人:1,200円 高校・大学生:500円 小学・中学生:300円 ※20名以上の団体料金あり ※障がい者手帳等を持っている場合の料金あり ※岡山県民藝協会員・倉敷民藝館ファンクラブ会員の方は無料 ※展覧会内容により、入館料に変動あり |
支払い方法 |
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予約について | 可 ※団体のみ予約可 |
タバコ | 完全禁煙 |
トイレ | 洋式トイレ |
子育て | ももっこカート提示割引あり |
バリアフリー | |
ホームページ | 倉敷民藝館 |