江戸時代の倉敷は、代官所が置かれ幕府の直轄領「天領」となり栄えました。
その地で開催されるのが「倉敷天領夏祭り」です。令和元年(2019年)に第49回目を迎えます。
倉敷駅前から倉敷市立美術館までの倉敷中央通りがメイン会場となり、「代官ばやし踊り」と、「OH!代官ばやし踊り」の踊りで盛り上がる夏のお祭りです。
平成30年7月豪雨の影響で、平成30年(2018年)の「倉敷天領夏祭り」は中止になりました。
そのため、令和元年7月20日の開催は2年ぶりです。
「倉敷らしさ」がギュッとつまった「倉敷天領夏祭り」のようすを紹介します!
記載されている内容は、2019年7月記事掲載時の情報です。現在の情報とは異なる場合がございますので、ご了承ください。
倉敷天領夏祭りとは
昭和46年(1971年)に旧市庁舎前広場にやぐらを組み、盆踊り形式で始まった夏祭り「盆踊り大会」が、「倉敷天領夏祭り」のはじまりといわれています。
「盆踊り大会」はその後、昭和58年(1983年)の第13回より会場を変え、駅前中央通りを踊る現在の形になり、倉敷市民の一般公募で「倉敷天領夏祭り」へと名称が変わりました。
「倉敷天領太鼓」、「千歳楽(せんざいらく)」、「素隠居(すいんきょ)」といった倉敷らしい催しや、夜は「代官ばやし踊り」と「OH!代官ばやし踊り」の踊りがみどころ満載な、倉敷を代表する夏祭りです。
第49回倉敷天領夏祭りのようす
令和元年(2019年)7月20日。
当日は雨が心配されましたが、日中はなんとか雨も降らず無事開催されました。
「倉敷天領夏祭り」の当日は、「土曜夜市」も同時開催。商店街には提灯がぶらさげられ、屋台が立ち並びます。
時間が暮れるにつれて、だんだんとひとが集まりました。
浴衣姿のかたや外国人のかたも集まり熱気あふれて、とてもにぎやか!
「第37代倉敷小町」最終選考のようす
倉敷駅前の商業施設「アリオ倉敷」の1階のセンターコートで、「第37代倉敷小町」の最終選考が行われました。
岡山県内外の、さまざまなイベントで倉敷をPRする「倉敷小町」。
候補者のご家族や友人、カメラマンたちが集い大変賑わいました。
最終選考に残ったのは10名。
浴衣姿の「倉敷小町」候補者が並ぶと華やかですね!
この中から、3名が「倉敷小町」として選ばれます。
英語で倉敷の魅力をスピーチしたり、得意なダンスを踊ったり、バレーボールをしたりと候補者が自己PRを行いました。
緊張しながらもステージで笑顔をふりまき、一生懸命アピールする候補の10名。
はきはきとスピーチをされた、加藤梨香子(かとう りかこ)さん。
笑顔で落ち着いたようすでしっかりとスピーチされた、原田和(はらだ あい)さん。
バレーボール部だった経験を活かして、トスを上げるのを披露した松本百音(まつもと もね)さん。
第36代倉敷小町の中原麻里さんから新しい第37代倉敷小町の3名へ「倉敷小町」のたすきがバトンタッチされました。
初々しいようすの3人がこれから1年どのように成長し、倉敷の魅力をアピールし倉敷を盛り上げていってくれるのか本当に楽しみです。
倉敷中央通りのようす
踊りのメイン会場となる「倉敷駅前大通り」は、午後4時から午後10時までは車両通行止めになりました。
いつもは車が行き交う、「倉敷中央通り」が踊りの会場となります。
「じじ」と「ばば」のお面をかぶった「素隠居(すいんきょ)」が赤いうちわで子供達の頭を叩きながら歩いてまわっていました。
素隠居が持っているうちわで頭を叩かれると「福がある」といわれており、倉敷のお祭りでは恒例の光景です。
「倉敷千歳楽」のようす
練り歩きが始まりました!
「倉敷千歳楽(くらしきせんざいらく)」の練り歩きは必見です。
「千歳楽」は、御輿(おみこし)の中央に太鼓を備えており、四隅に柱を立てて、そのうえに四角い布団を重ねて置いたもの。
歌を歌いながら、首を使った独特の担ぎかたで練り歩きます。
担ぎ手は若い男性だけでなく、子供や女性も参加されていました。
ちなみに筆者は、「千歳楽」を初めて見たのですが、でも「どこかで見た気がする…」。
それは「倉敷物語館」!
秋季例大祭の御神幸行列(ごしんこうぎょうれつ)のようすを、ミニチュアで展示されたものを見たことを思いだしましたよ。
ミニチュア模型と実物を見比べて改めてミニチュア模型の精巧なつくりに感動しつつ、生の「千歳楽」の迫力にも圧倒されました!
「代官ばやし踊り」のようす
午後6時より、メインイベントの「代官ばやし踊り」が始まりました。
約1,600人の団体が踊りながら歩き始めました。
「でぇれぇこっちゃ」、「ぼっけぇ」などの「岡山弁」がふんだんに使われた「代官ばやし踊り」の歌詞にも注目です!
ちなみに、「でぇれぇ」「ぼっけぇ」は、「すごい!」の意味です。
2年ぶりの「倉敷天領夏祭り」の開催に、踊り手たちも嬉しそうに踊っていました。
夏のお祭りらしいお揃いの法被の衣装がとても華やか。
涼やかな浴衣姿も、会場に華を添えます。
一列にそろった踊りの姿はまさに圧巻です。
約1時間、活気あふれる踊りの列が続きました。
午後7時からは、全国から多くの若者が倉敷に集まる夏祭りになるようにと、「代官ばやし」を若い方に向けたロック調の「OH!代官ばやし」の踊りへ。
総勢約3,000人が「倉敷中央通り」で約2時間以上踊り歩きました。
おわりに
令和元年7月、元気な夏のお祭り「倉敷天領夏祭り」が2年ぶりに開催され、活気あふれる「倉敷」の日常が戻ってきたように感じました。
倉敷らしい魅力が満載で、筆者は初めて参加しましたが、とっても楽しかったです!
元気なようすの倉敷の「今」が、「倉敷天領夏祭り」から少しでも伝わったでしょうか。
平成30年7月豪雨で大きな被害があった倉敷市真備町は、令和元年7月現在復興の途中です。
復興に向けて歩みつつ、「倉敷は元気に頑張ってるよ」の思いが少しでも伝われば嬉しいです。
第49回 倉敷天領夏祭りのデータ
名前 | 第49回 倉敷天領夏祭り |
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期日 | 令和元年7月20日 |
場所 | 倉敷中央通り |
参加費用(税込) | |
ホームページ | 第49回倉敷天領夏祭り |