倉敷土産といえば、どんなものが思い浮かぶでしょうか。
倉敷銘菓「むらすずめ」、岡山銘菓「きびだんご」、ママカリ、ブドウやモモなどの果実、イグサ製品、ジーンズ製品…
いろいろ有名なものがありますが、定番のものをお土産にしたら、渡された人が過去に何度ももらったことがあるものかもしれません。
そこで、地元に根付いた、地元の人しか知らない商品をお土産にしてはいかがでしょうか。
そんなお土産を扱っている土産物店が、倉敷美観地区にあります。
その土産物店は「倉敷名産館 (くらしき めいさんかん)」。
店主が強いこだわりを持って扱う商品は、倉敷の老舗醤油店である「とら醤油」の製品を中心に、地元ならではのお土産をたくさん扱っています。
夏には、人気の「桃太郎ぶどう」や白桃も販売。
こだわりの商品を売る美観地区の土産物店、倉敷名産館を紹介します。
記載されている内容は、2019年7月記事掲載時の情報です。現在の情報とは異なる場合がございますので、ご了承ください。
目次
倉敷名産館のデータ
名前 | 倉敷名産館 |
---|---|
住所 | 岡山県倉敷市本町4-13 |
電話番号 | 086-422-2997 |
駐車場 | なし |
営業時間 | 午前9時〜午後6時 |
定休日 | なし |
支払い方法 |
|
ホームページ | 倉敷名産館では、とら醤油の商品がほとんど手に入ります。|醤油醸造 岡山県倉敷市 栄誉ある献上品を賜ったとら醤油 |
倉敷名産館への行き方
倉敷名産館は、倉敷市美観地区にあります。
ヤマウ・コーヒースタンドの向かいです。
美観地区の中心となる倉敷川畔(くらしきがわはん)から倉敷アイビースクエア入口に向かう小道沿いに所在しています。
倉敷川畔からの行き方
倉敷川畔から行く場合は、倉敷川の東岸の道を通ります。
「かまぼこ黒田」がある小道を東へ曲がりましょう。
▼曲がる地点を北側(川上側)から南方向へ見たところです。
かまぼこ黒田のところを東(向かって左)へ曲がります。
▼曲がる地点を南側(川下側)から北方向へ見たところ。
かまぼこ黒田のところを東(向かって右)へ曲がりましょう。
▼小道の長さは約50メートルあり、小道のほぼ中央の、道の北側(向かって左)にあります。向かいのヤマウ・コーヒースタンドにある「蒲鉾」の看板が目印です。
倉敷アイビースクエア側からの行き方
アイビースクエア側から行くときは、記念日通り(本町通りからアイビースクエア方面に南北にのびる道)を通ります。
▼曲がる地点を記念日通り北側(本町通り側)から南方向へ見たところです。
アイビースクエアの入口前を西(向かって右)へ入りましょう。
▼曲がる地点を記念日通り南側(白壁通り側)から北方向へ見たところ。
手焼き煎餅店が曲がる地点の目印です。
手焼き煎餅店のところを西(向かって左)へ曲がりましょう。
▼小道に入り煎餅店の前を通ると、すぐに左前方にヤマウ・コーヒー・スタンドの「蒲鉾」の看板が見えてきます。
道の北側(向かって右)、蒲鉾の看板の向かい側が倉敷名産館です。
倉敷名産館は店主がこだわりの商品を売る土産物店
倉敷名産館は、倉敷美観地区にある土産物店です。
ちょうどヤマウ・コーヒースタンドの向かいにあたります。
ご夫妻で運営しており、「ちゃんとした商品以外は扱わない」というのが店主ご夫妻のモットーです。
そんな倉敷名産館が取り扱う主要商品は、大きく3種類。
- とら醤油の製品
- 桃太郎ぶどう (夏季限定)
- 白桃(晩春〜秋季限定)
いずれも倉敷が誇る名産品です。
倉敷名産館を訪れるお客さんは、懸命に商品選びをしているように見えました。
▼白桃や桃太郎ぶどうの最盛期になると、お店のレイアウトも変わります。
なお、ほかにも岡山市・金萬堂(きんまんどう)の土産菓子「吉備田楽」や総社市の「生姜農園」の製品、焼きママカリなども取り扱っていて、人気です。
倉敷名産館の取り扱い商品の大半はとら醤油の製品
桃太郎ぶどうは夏季限定品のため、ふだんの倉敷名産館の取り扱い商品は、大部分がとら醤油の製品となっています。
とら醤油は、江戸時代末期に現在の倉敷市北部の酒津(さかづ)地区で創業しました。
「倉敷周辺で醤油といえば、とら醤油」というほど、地域に根ざしています。
店内にはところ狭しと、とら醤油の製品が並べられていました。
倉敷周辺でおなじみの商品もあれば、新しく開発された話題の商品も。
倉敷名産館の店主は、とら醤油の社員から「とら醤油のことなら、なんでも知っている人」いわれるほど。
とら醤油のことについてわからないことがあったり、おすすめの商品を知りたかったりしたら、遠慮なく店主に聞いてみましょう。
倉敷名産館に行けばとら醤油の製品の約8割が手に入る
倉敷名産館で扱うとら醤油の製品は、なんと販売製品の約8割!
「とら醤油の製品が欲しいなら倉敷名産館へ行け」といってもいいほどです。
代表的な商品を見てみましょう。
▼定番商品の醤油「別選 こいくち」「ハイ・ゴールド こいくち」。
▼おなじく「うすくち」もおなじみの商品です。
▼そして、新しい商品ながら人気ナンバー・ワンの「黄ニラしょうゆ」。
▼1.8リットルのお徳用もあります。
岡山の名産品である黄ニラを使った醤油です。
- 玉子かけごはん
- 豆腐
- 鶏天
いろいろな食べ物に合います。
▼黄ニラと同じく岡山県の名産であるブラウンマッシュルームを使った「マッシュルーム醤油」も人気です。
▼甘みがありながらパクチーの風味も楽しめる「岡山パクチードレッシング」も人気商品。
岡山は近年、パクチーも名産品となりました。
▼とら醤油の人気調味料シリーズはひと通りそろっていました。
左から「とらごま」「とらうめ」「とらしお」「とらぽん」「椎茸しょうゆ」。
▼岡山県西部は古くからの柚子(ゆず)の産地。名産の備中ゆずを使った「ゆずしょうゆ」です。
鍋物や焼き魚と相性が抜群。
ゆずしょうゆは、試飲もできます。
▼岡山県北の人気B級グルメ「ホルモンうどん」のタレ「とら太郎」です。
▼現在はとら醤油が展開しているブランド「トモエソース」も各種そろっています。
▼とら醤油がつくる醤油を使ったお菓子「ひしお焼き」も置いてありました。
これ以外にも、倉敷名産館ではまだまだたくさんのとら醤油の製品がそろっています。
生産者直送!夏季限定販売の「桃太郎ぶどう」も人気
▼倉敷名産館では、夏季になると「桃太郎ぶどう」も販売されます。
桃太郎ぶどうは、「瀬戸ジャイアンツ」という品種のブランドです。
20年余りの歳月をかけて岡山県で誕生しました。
▼桃太郎ぶどうは、翡翠(ひすい)色の大きくきれいな粒が特徴。種がなく皮が薄いので、皮ごと食べられます。
▼倉敷名産館では、倉敷市船穂町の農家・石井 大祐(いしい だいすけ)さんから直送されたもののみを販売。
なんと糖度が18度以上もあります。
石井さんの桃太郎ぶどうはおいしいと評判で、店主の話では、「桃太郎ぶどうを目的にわざわざ遠方から倉敷名産館へ訪れる人もいるほど」とか。
ちなみに桃太郎ぶどうの販売時期は、年により前後しますが、おおむね7月から10月ごろまで。
売り切れ必至の人気商品です。
なお、桃太郎ぶどうの販売が終わったあと、11月ごろからおよそ1ヶ月間、「シャインマスカット」という品種も販売されます。
シャインマスカットも高級品種で人気です。
岡山名産「白桃」はこだわりの産地のもののみを直送販売
▼ブドウとならぶ岡山県の特産果実の白桃。
倉敷名産館では、こだわりの産地のもの白桃のみを厳選して販売しています。
▼倉敷名産館で扱う白桃の産地は以下のもの。
- 倉敷市の玉島地区(おもに富田エリア)
- 岡山市の一宮地区
いずれも産地から直送されたものを販売しています。
白桃の販売時期は、春の大型連休ごろから12月上旬ごろまで。
品種はかなり多くのものが売られ、時期によって販売する品種が異なります。
▼取材をした7月上旬は、「白鳳(はくほう)」品種の最盛期でした。
なお、岡山で有名な品種「清水白桃(しみず はくとう)」は、だいたい7月下旬ごろから8月上旬に販売されます。
「生姜農園」の製品もおすすめ
とら醤油の製品がたくさん置いてある倉敷名産館ですが、とら醤油以外のものも取り扱っています。
その中でも人気なのが、総社市の「生姜農園(しょうが のうえん)」が手掛ける製品です。
総社市内で自社栽培した生姜を加工したもので、さまざまな製品があります。
▼なかでも「にんにく醤油」や「にんにくポン酢」「しょうが焼きのタレ」などがおすすめとのこと。
このほか、「生姜ジャム」や「粉末生姜」などもおすすめです。
国内初のオリーブ栽培の地・牛窓のオリーブ商品もおすすめ
とら醤油以外の調味料では、生姜農園のほかにも「牛窓オリーブ」の商品も注目。
牛窓オリーブは、岡山県瀬戸内市の牛窓(うしまど)地区の名産であるオリーブを使った商品を製造している会社です。
牛窓は70年以上のオリーブ栽培の歴史があり、日本最大規模のオリーブ園もあります。
▼倉敷名産館では、牛窓オリーブのオリーブオイルを販売。
左から順に以下の商品です。
- 有機栽培エキストラバージンオリーブオイルブレンド
- 赤屋根 ガーリックオリーブオイル
- 赤屋根 ピュアオリーブオイル リッチ
この中でも特に注目なのが、赤屋根 ガーリックオリーブオイル。
2019年に開催された「ロサンゼルス国際エキストラバージンオリーブオイルコンテスト」のフレーバーオイル部門で銅賞を受賞しました。
なんと日本で唯一の受賞です!
おわりに
倉敷名産館の店主ご夫妻は、「本当にいいものを売る」ということにこだわりを持っています。
店内の商品は、店主の熱い思いを持って扱われているものばかり。
わからないこと、気になることがあれば、遠慮なく店主に聞いてみてください。
情熱を持って詳しく説明してもらえます。
倉敷に観光に来た際、倉敷名産館でお土産を探してみるのがおすすめです。
定番のものとは違うけれど、地元に根付いたものをお土産したら、きっともらった人も喜ぶのではないでしょうか。
倉敷名産館のデータ
名前 | 倉敷名産館 |
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住所 | 岡山県倉敷市本町4-13 |
電話番号 | 086-422-2997 |
駐車場 | なし |
営業時間 | 午前9時〜午後6時 |
定休日 | なし |
支払い方法 |
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ホームページ | 倉敷名産館では、とら醤油の商品がほとんど手に入ります。|醤油醸造 岡山県倉敷市 栄誉ある献上品を賜ったとら醤油 |