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伊七 新酒まつり(2025年2月9日開催)~ しぼりたての新酒で乾杯!寒さを吹き飛ばすような熱気につつまれた一日

伊七 新酒まつり(2025年2月9日開催)~ しぼりたての新酒で乾杯!寒さを吹き飛ばすような熱気につつまれた一日

伝えとこ / 2025.03.12

日本中が寒波に見舞われた2025年2月9日(日)、倉敷最古の蔵元「熊屋酒造」にて「伊七 新酒まつり」が開催されました。

岡山県内の蔵元のトップを切って、酒造りのシーズンど真ん中に開催される当イベント、筆者も開催を毎年楽しみにしている一人です。

今年も朝から多くのお客さんで盛り上がり、大盛況。熱気あふれる新酒まつりのようすをレポートします。

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記載されている内容は、2025年3月記事掲載時の情報です。現在の情報とは異なる場合がございますので、ご了承ください。

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伊七 新酒まつりについて

伊七 新酒まつりは、倉敷市林にある「熊屋酒造」にて毎年2月に開催されています。

2012年に一回目が開催され、新型コロナウイルス感染症拡大対策による休止(2021年、2022年)があったものの、今回で12回目の開催となり、今では地域の恒例イベントとなりました。

また、回を追うごとに内容も充実し、日本酒ファンはもちろんのこと、老若男女問わず親しまれるイベントになっています。

会場内には新酒の試飲だけでなく、飲食を中心に多数の出店があり、会場奥には飲食コーナーも広く取られていて、お酒とともにグルメも楽しめるイベントです。

多くの人でにぎわう会場のようす
多くの人でにぎわう会場のようす

試飲コーナー

毎年恒例の試飲コーナー、今年は以下6種類の厳選された銘柄が並びました。

  1. 伊七 純米大吟醸 無濾過生原酒(雄町米)
  2. 伊七 五割五部 純米吟醸 (山田錦)
  3. 伊七 雄町六十磨き 特別純米 無濾過生原酒(雄町米)
  4. 伊七 純米吟醸 高梁川源流域水仕込み 無濾過生原酒(朝日米)
  5. 郷内 雄町純米吟醸 無濾過生原酒(雄町米)
  6. 郷内 朝日純米吟醸 無濾過生原酒(朝日米)
試飲の銘柄

入口にあるこちらの受付でチケットを購入します(500円)。

試飲券販売所
試飲券販売所

奥に進んでいくと、向かって右側に試飲コーナーがあります。係の人の誘導で、右側の列に並びます。

蔵の中に設けられた試飲コーナー
蔵の中に設けられた試飲コーナー

まずは、蔵元おすすめの3種をいただきます。

蔵元おすすめ3種

こちらを飲み終えたら、おかわり試飲コーナーにておかわりができます。

おかわりは最初に飲んだ銘柄でも良いですし、別のおすすめ銘柄を選んでもOKです。

販売コーナー

日本酒をはじめとする蔵元厳選の品々を販売する「販売コーナー」。

今年は新たに伊七グッズや豚汁の販売もあり、大変にぎわっていました。

伊七キーホルダー

 寒しぼり

前日から当日早朝にかけてしぼった、でき立ての日本酒。毎年新酒まつりでのみ販売される(新型コロナウイルス感染症拡大対策の2021年、2022年は直売会の形で販売)蔵元限定酒です。

蔵元限定酒「寒しぼり」

午前9時の時点で、すでに会場外まで長蛇の列ができていました。おそらく今までで一番長い行列ではないでしょうか。

会場外まで伸びた寒しぼりの行列
会場外まで伸びた寒しぼりの行列

徐々に行列は短くなりましたが、12時過ぎには完売御礼となりました。

完売御礼

 奈良漬け・酒粕

毎年人気の奈良漬けと酒粕。

奈良漬けと酒粕を購入する人びと

こちらもオープン直後から長蛇の列。毎回購入されるリピーターが多く、人気がうかがい知られます。

酒粕
酒粕
奈良漬け
奈良漬け

奈良漬けは仕込みから4年間かけて、徳島県産のウリを熊屋酒造の酒粕にて漬けたこだわりの一品です。

完売御礼

こちらも12時前には完売しました。

お酒の直売

もちろん、試飲で出された6種類のお酒を購入することもできます(1,800ml、720ml)。

蔵元厳選の銘柄がずらりと並びます
蔵元厳選の銘柄がずらりと並びます

好みの銘柄を購入し、おつまみとともに奥の飲食スペースに持ち込んで楽しまれているかたも多く見受けられました。

伊七 純米大吟醸 無濾過生原酒(雄町米)
伊七 純米大吟醸 無濾過生原酒(雄町米)

筆者も伊七 純米大吟醸 無濾過生原酒(雄町米)をいただきました。淡い味わいで非常に飲み口が良かったです。

郷内 雄町純米吟醸 無濾過生原酒(雄町米)とおつまみ
郷内 雄町純米吟醸 無濾過生原酒(雄町米)とおつまみ

また、郷内 雄町純米吟醸 無濾過生原酒(雄町米)もいただきました。こちらはやや辛口でおつまみとの相性も抜群でした。

甘酒コーナー

毎年好評の甘酒コーナー(無料)は、お酒が飲めないかたや子どもたちにも大人気。

大鍋にたくさん用意された甘酒
大鍋にたくさん用意された甘酒

たくさん用意されていましたが、こちらも午前11時頃には空になっていました。

酒粕入り豚汁

今年初お目見えの豚汁コーナー。

今回初お目見えの酒粕入り豚汁

かわいいイラストとおいしそうなにおいに誘われて買ってみました。

具沢山の豚汁
具だくさんの豚汁

お酒造りに使う麹(こうじ)がしっかり効いていて、大変コク深い味わい

寒いなかでいただくと、おいしさもひとしおです。

屋台コーナー

お酒と一緒に楽しみたいグルメに子どもたちにも大人気のクレープやわたがしと、屋台も充実しています。毎年常連のお店、今年初出店のお店、どのお店も多くのお客さんでにぎわっていました。

屋台コーナーのようす
肉の中山「千屋牛サイコロステーキ串」
肉の中山「千屋牛サイコロステーキ串」
丸亀つぼ屋「骨付鳥」
丸亀つぼ屋「骨付鳥」
壺焼き「石焼きいも」
壺焼き「石焼きいも」
お好美屋「明石焼き」
お好美屋「明石焼き」
我流たつみ「中華そば」
我流たつみ「中華そば」
Deucecafe「クレープ」
Deucecafe「クレープ」
子どもたちに大人気のわたがし
子どもたちに大人気のわたがし

伊七オリジナルグッズ

こちらは今回初お目見えの「伊七オリジナルグッズ」。

伊七グッズ
伊七グッズ

大吟醸のラベルを模したトートバッグをはじめ、キーホルダーやボールペンなどのここでしか手に入らないオリジナルグッズが販売されていました。

筆者も記念に酒瓶をかたどったキーホルダーを買って帰りました。

トートバッグやキーホルダーといったオリジナルグッズが並びます

くじ引きコーナー

入口付近にて、会場近くにある人気のパン屋さん「KONPAN(コンパン)」のパン詰め合わせをはじめとする景品が当たるくじ引き(有料)がありました。

子どもたちに人気のくじ引き
子どもたちに人気のくじ引き

もの珍しいのか、クルクルと回るくじに子どもたちは釘付けのようすでした。

伊東香織倉敷市長も来場

午前11時頃、デニムのスーツをまとった伊東香織(いとう かおり)倉敷市長が来場されました。

左から庵谷晴男社長、伊東香織倉敷市長
左から庵谷晴男社長、伊東香織倉敷市長

2024年に、「日本の伝統的酒造り」がユネスコの無形文化遺産に認定されたことを記念して、伊東市長から庵谷晴男(いほりや はるお)社長へ記念のプラカードを贈呈するシーンも。

伊東市長から庵谷社長にプラカードが贈呈されました

その後、飲食スペースの各テーブルを回りながら、来場者の皆さんと交流されていました。

伊東倉敷市長と一緒に乾杯!
伊東倉敷市長と一緒に乾杯

どのテーブルも、伊東市長を囲んで大いに盛り上がっていました。

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おわりに

今年も大盛況のうちに幕を閉じた「伊七 新酒まつり」 5,000人近い来場者(主催者談)があり、過去最高の盛り上がりだったとのことです。

おいしい新酒とグルメの数々に、皆さん満足して帰路に着かれているように見受けられました。

外観

また、これから5月にかけて、高梁川流域エリアの各地で蔵開きが予定されています(詳細は以下のチラシを見てください)。

酒蔵めぐり

いずれの蔵元でも、丹精込めて仕込んだ新酒を味わえますので、足を運んでみてはいかがでしょうか。

最後に、庵谷社長の言葉を拝借しまして「岡山の地酒をよろしくお願いします」。

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伊七 新酒まつりのデータ

熊屋酒造正面
名前伊七 新酒まつり
期日2025年2月9日(日)
午前9時〜午後3時
場所岡山県倉敷市林705
参加費用(税込)試飲チケットは有料(500円)
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787B

787B

倉敷市在住のものづくりに携わる会社員。倉敷はもとより、多様な色を持つ高梁川流域エリアの情報発信を、内部者と外部者双方の視点でやっていけたらと思っています。

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熊屋酒造正面

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