倉敷市中心部からほど近くにある「岡山大学資源植物科学研究所」では、毎年5月に一般公開を開催しています。
研究所における研究成果の紹介をはじめ、植物のおもしろさについて子どもから大人まで楽しみながら知ることのできるイベントです。
2026年度(令和8年度)は、5月9日(土)に開催されるので、その内容を紹介します。
記載されている内容は、2026年5月記事掲載時の情報です。現在の情報とは異なる場合がございますので、ご了承ください。
岡山大学資源植物科学研究所 一般公開について

岡山大学資源植物科学研究所では、研究成果をひろく一般に知ってもらうことと、身近な植物に親しんでもらうことを目的に、毎年一般公開をおこなっており2026年は5月9日(土)に開催されます。
今年のテーマは「きて、みて、発見!! 植物っておもしろい」。
当日は研究成果の紹介や、身近な植物にまつわる実験や観察、所内の圃場(ほじょう)見学など、大人から子どもまで楽しめる企画を多数用意しているそうです。
岡山大学資源植物科学研究所とは

岡山大学資源植物科学研究所は1914年(大正3年)、大原美術館の設立などで知られる大原孫三郎(おおはら まごさぶろう)氏によって設立された「財団法人大原奨農会農業研究所」を前身に持ちます。現在に至るまで110年以上の歴史を持つ研究所です。
1951年(昭和26年)に岡山大学に移管され、現在は資源植物科学研究所の名前が示すとおり、麦やイネなどの主食となる穀類や作物に関する基礎研究などをおもにおこなっています。
担当者インタビュー
当イベントの準備に携わっている新屋友規(しんや とものり)准教授に、イベントの見どころと楽しみかたについてお話を聞きました。
当日開催されるイベントの詳細について教えてください
新屋(敬称略)
研究内容を身近に感じられるよう、大きく「観察」、「実験・体験」、「展示」、「見学」に分けて、さまざまな企画を計画中です。未確定なものもありますが、一部を紹介します。
顕微鏡を用いた観察では「植物と一緒に住んでいる微生物が泳ぐようす」や「身近な植物の染色体」などを見られます。
実験・体験としては「イネと大麦の根を染色し、鉄分の含まれかたの違いを比べる実験」や「植物から色素を取り出す実験」などを予定しています。
展示については、当研究所が所蔵する貴重な資料の展示をおこないます。
研究所内の標本庫に収蔵されている約10万点におよぶ植物標本のなかから、初代所長・近藤萬太郎(こんどう まんたろう)博士が収集した、歴史的な種子標本の一部を展示公開する予定です。

また、併設の史料館(図書館)にて「植物と虫と人間と:虫を使う、虫と闘う」をテーマに関連資料が展示されます。

毎年多くのかたに参加いただいている大麦の圃場(ほじょう)見学も開催する予定です。

これ以外にも、さまざまな企画を予定しています。最新情報はイベントの特設ページをご参照ください。
チャレンジ♪クイズラリーとはどのようなイベントですか
新屋
館内の展示を数か所(約6〜7か所)巡りながらクイズを解いていくイベントで、クイズラリーをしながら展示全体を効率よく回れます。
すべてのクイズに正解しなくても、いくつか正解すると「素敵なプレゼント(景品)」がもらえます。
昨年の景品としては、研究所オリジナルグッズ(ボールペン)、植物の種(ひまわり、グラスジャムコーン、フウセンカズラ)などがありました。

子どもから大人まで楽しみながら植物科学の世界に触れられるイベントですので、探検がてらぜひ参加してみてください。
来場にあたっての注意点は
新屋
お車でのご来場のかたに注意していただきたい点としては、駐車場の開門時間(午前9時30分)の厳守をお願いします。研究所前の通り(倉敷中央通り)は交通量が多いため、開門前からの待機はお控えください。
例年、午前中は所内が非常に混み合いますが、午後の終了間際の時間帯(午後2時以降)は比較的空いてくるので、ゆっくり見学したいかたには遅い時間の来訪がおすすめです。
また、所内に食堂や売店はありませんが、飲食が可能な休憩所(孫三郎ラウンジ)が用意されていますのでご利用ください。

最後に、読者にメッセージをお願いします
新屋
年配のかたからお子様連れのご家族、学生さんまで、幅広い世代のかたがたに楽しんでいただけるよう準備を進めております。
参加費無料、予約も一切不要、専門的な知識がなくても楽しめる一般向けのイベントですので、お散歩のついでに立ち寄るくらいの感覚で、ぜひお気軽にお越しください。
また、当日の展示や実験、体験コーナーで説明を担当するのは、実際にこの研究所で日々最先端の植物科学を研究しているスタッフや大学院生たちで、海外からの留学生も多数参加しています。
植物に関することや研究内容など、興味があれば何でも気軽に質問してみてください。普段なかなか接することのない研究者と直接お話できるのも、この一般公開の大きな魅力の一つです。
110年以上の歴史がある研究所で、植物や微生物が織りなす不思議な世界をぜひ体感してみてください。皆様のお越しを心よりお待ちしております。
おわりに
年に1回、普段なかなか入ることのない研究所に入れる貴重な機会です。少しでも植物に興味があるかたでしたら、年齢問わず楽しめるのも本イベントの大きな魅力です。
研究所は倉敷美観地区から徒歩数分の好立地ですので、インタビューにもあったとおり、近隣の観光や散策と合わせてふらっと立ち寄る感じで楽しめるかと思います。
歴史ある研究所にて、植物のおもしろさを再発見してみませんか。
令和8年度 岡山大学資源植物科学研究所 一般公開のデータ

| 名前 | 令和8年度 岡山大学資源植物科学研究所 一般公開 |
|---|---|
| 開催日 | 2026年5月9日(土) 午前10時〜午後3時(開門:午前9時30分) |
| 場所 | 岡山県倉敷市中央2丁目20-1 |
| 参加費用(税込) | 無料 |
| ホームページ | 岡山大学資源植物科学研究所 |














































