2023年の開催で16回目を迎えた「倉敷春宵あかり」。
地元ではすっかり春の夜のイベントとして定着しました。
さまざまなあかりが倉敷美観地区の夜を彩る、趣のあるイベントです。
第16回では、新たなあかりやエリアが拡大します。
主催者へのインタビューを交え、見どころを紹介しましょう。
記載されている内容は、2023年2月記事掲載時の情報です。現在の情報とは異なる場合がございますので、ご了承ください。
目次
倉敷春宵あかりとは
倉敷春宵あかりは、倉敷美観地区をさまざまな和のあかりで彩るイベントです。
2023年に16回目を迎え、倉敷の春の夜を楽しむものとして親しまれています。
毎年、新たなあかりが登場しますが、定番をひとつ挙げるなら和傘あかりでしょう。
赤や紫など色味も柄も違う和傘がずらりと一列に並べられ、見ごたえのあるあかりです。
あかりは、毎日点灯するものと期間限定で登場するものがあります。
新型コロナウイルス感染症の発生後はひとが分散するように、週末にイベントを集中させず毎日点灯するようになりました。
中止せざるを得ない年もありましたが、徐々に「通常」のスタイルに戻りつつあるようです。
では、前回の2022年のようすと今回の見どころを紹介します。
第15回(2022年)のようす
第15回倉敷春宵あかりに登場したものを一部紹介します。
和傘あかり
定番の和傘あかりは何度見ても見応えがあります。
混雑を避けるために、犬走りの両側に設置されました。
以前は有隣荘前のみでの展示でしたが、設置エリアが拡大して、さらに魅力が増したように思います。
どの角度からもっとも美しく観えるか探すのも、新たな楽しみとなりました。
希莉光あかり
希莉光(きりこ)あかりは倉敷光作所が制作する和のあかりです。
さまざまな形、細かい模様、穏やかなあかりが見るひとを楽しませてくれます。
第15回のイベント時には「春の訪れ」と「倉敷の日本遺産」をテーマにしていたそう。
よく見ると、倉敷をイメージした柄があちらこちらに。
何度でも楽しめるようにと、日によって飾るあかりが変わっていました。
第16回(2023年)の見どころ
第16回倉敷春宵あかりでも和傘あかりや希莉光あかりが登場します。
今回、新たに登場するエリアやあかりを中心に見どころを紹介しましょう。
倉敷SOLA
倉敷SOLA(くらしきソラ)は2022年に倉敷美観地区に誕生した複合施設です。
飲食店やMARUGO KURASHIKIが出店しており、みんげい広場を囲むように建物が建っています。
新たなあかりのエリアとなる倉敷SOLAでは3つのあかり、「インディゴ傘あかり」「インディゴ雪洞(せつどう)」「インディゴ巾着あかり」が登場。
国産ジーンズ発祥地らしく、インディゴを用いたあかりなんですね。
なかでもインディゴ傘あかりは展示方法にこだわったようで、地面に置くのではなく、高さが出るように縦に飾られます。
狙いは、あかりと一緒に写真を撮ってもらうためなんだとか。
背の高さまであるとあかりとの撮影をしやすくなりますね。
日中も展示したままなので、夜とは違う見えかたも楽しめそうです。
倉敷アイビースクエア
倉敷アイビースクエアには「竹毬あかり」「春宵あんどん」「吊り傘あかり」の3つが登場します。
3つのうち、竹毬あかりと吊り傘あかりが新しいあかりです。
竹毬あかりは、その名のとおり竹で作られた毬で、中にあかりを入れて灯します。
木に吊り下げて展示されるので、インディゴ傘あかり同様、あかりと自分を一緒に撮影してもいいですね。
吊り傘あかりは、和傘を連ねて上から吊るしています。
近くに寄るか、真下からか、それとも遠くからか。
場所によって見えかたが変わりそうですね。
Instagramキャンペーン
開催期間中に、Instagramの写真投稿キャンペーンが行われます。
抽選でプレゼントがもらえるようです。
▼Instagram写真投稿キャンペーン プレゼント内容は、こちら。
- 倉敷市内で使えるペア宿泊券と倉敷春宵あかりオリジナルマスキングテープ…1名
- 倉敷市内で使える食事券1万円相当と倉敷春宵あかりオリジナルマスキングテープ…2名
- 倉敷春宵あかりオリジナルマスキングテープ…50名
▼応募方法は3ステップです。
公式HP
- 「倉敷春宵あかり」の風景を撮影
- Instagram倉敷市観光公式アカウント「くらしき旅倶楽部」(@kurashiki_tabi)をフォロー
- ハッシュタグ倉敷春宵あかり2023(#倉敷春宵あかり2023)を付けて「倉敷春宵あかり」の写真を投稿
※キャンペーン期間は2023年2月18日(土)~3月12日(日)
※非公開アカウントは抽選の対象外
せっかく訪れるのなら、キャンペーンに参加してみてはいかがでしょうか。
倉敷の春の夜を彩るイベント、倉敷春宵あかり。
主催の倉敷春宵あかり実行委員会の前岡修允(まえおか みちのぶ)さんと、池田みこ(いけだ みこ)さんに話を聞きました。
~~インタビュー~~
16回目を迎えた倉敷春宵あかり。
地域に定着して、この時期を楽しみにしているひとも多いイベントとなりました。
主催の倉敷春宵あかり実行委員会の前岡修允(まえおか みちのぶ)さんと、池田みこ(いけだ みこ)さんに見どころや想いなどを聞きました。
一緒に撮りたくなるあかりが登場
こだわったポイントを教えてください。
前岡(敬称略)
今までのあかりは立体感がなかったので、あかりを背景にして一緒に撮ることが少なかったんです
あかりだけを撮るのではなく、あかりとみなさんを撮っていただきたい想いがありまして。
立体的なあかりを作ったのが今年のポイントです。
倉敷SOLAのインディゴ傘あかりや倉敷アイビースクエアの竹毬あかりのように、立体的なあかりが登場します。
あかりの前に立って、一緒に撮っていただきたいですね。
池田(敬称略)
毎年、影絵の絵は少し変わるんですが、進化しているんです。
いくつか新しい影絵があって、「弓矢を射って的に何本当たるかな?」というストーリーがあるものもあります。
前岡
これまでは単純な動きでしたが、より動きが増えて、少し長くなりました。
春らしく、花咲か爺さんや蝶々などもあります。
楽しんで、感動してほしい
どのような想いでイベントを開催されますか?
前岡
毎年新しいものを取り入れて、みなさまに楽しんでいただきたいと考えています。
今回はさらに力を入れたので、新しいあかりが多めに登場することになりました。
これまで新型コロナウイルス感染症の影響で開催できなかった年もありますし、接触を避けるようにプログラムを縮小してきたんです。
今年は元通りの内容で開催したかったのですが、まだ心配するところもあるので、できる限りの範囲で充実させました。
春を感じられるイベントで、今までコロナ禍で楽しめなかった分、みなさまにはたくさん楽しんでいただきたい想いで内容に力を入れています。
みなさんが出かけてみようというイベントになればうれしいですね。
新しいあかりがあるので、感動もしてほしいです。
来場者に、どのように楽しんでもらいたいですか?
池田
今年はコンテンツが増えているので、1日だけでなく何回か来ていただいて、あかりを楽しんでいただきたいですね。
特定の日に登場するあかりもあるので、何度でも楽しめるかと思います。
▼チラシデータ
おわりに
新型コロナウイルス感染症の影響で、接触型のイベントの復活は叶わなかったものの、できる範囲でコンテンツが充実した第16回倉敷春宵あかり。
筆者は倉敷春宵あかりの大ファンで毎年イベントを楽しみにしています。
好きな理由のひとつは、夜のしっとりとした倉敷美観地区にやさしい和の光が大変似合い、癒される点でしょうか。
毎年、変化があることも「今年も行かないと!」という気持ちにさせてくれます。
新たなエリア、あかりが登場し、ますます魅力が高まりそうな予感です。
倉敷の春の夜を楽しみにおでかけしませんか?
第16回倉敷春宵あかりのデータ
名前 | 第16回倉敷春宵あかり |
---|---|
期日 | 2023年2月18日(土)~3月12日(日) 午後5時30分~午後9時点灯 |
場所 | 倉敷美観地区 |
参加費用(税込) | 無料 |
ホームページ | 第16回倉敷春宵あかり |