つながるカフェ [ 線 -Sen- ] 〜 毎日違うオーナーの日替わりフードとドリンクが楽しめる古民家カフェ

つながるカフェ [ 線 -Sen- ] 代表 金丸 由記子(かなまる ゆきこ)さんにインタビュー

つながるカフェ [ 線 -Sen- ] 代表 金丸 由記子(かなまる ゆきこ)さんにお話を聞きました。

つながるカフェ [ 線 -Sen- ] がオープンしたキッカケ

金丸
もともと、つながるカフェ [ 線 -Sen- ]がオープンする前には、匙(サジ)というカフェが入っていました。

その時に、ひとりの若い女の子がやってきて「カフェがやりたいんです！」って、言ってきたんですね。

私たちは、できる限りここに来る人たちの要望を聞いて、叶えてあげたいというNPOなんです。

匙(サジ)さんは現在のカフェの場所で営業していたので、今は倉庫になっている場所にカフェを作りました。

そこのカフェで彼女が営業していたら、次から次に「私もカフェがやりたい！」という人が来られて、つながっていき、つながるカフェ [ 線 -Sen- ]ができたんです。

その子の熱心さ、「やりたいんです」という気持ちだけを受けて作ったのが、つながるカフェ [ 線 -Sen- ]なんですよ。

金丸
はい、Fondant Miel(フォンダン ミエル)のオーナー松浦さんがその女の子です。

1年半くらいで匙(サジ)さんが独立してからは、4件くらい日替わりカフェが入ってきて、今の形になりました。

これまで日替わりカフェの募集はしたことがありませんが、自然と増えていきましたね。

つながるカフェ [ 線 -Sen- ]のこだわり

金丸
私たち、こだわりは本当にないんですよ。

面白いなと思うのが、同じ空間でもオーナーによって全く違うんです。

私たちが考える前に、皆様が作ってくださっているので、私たちができることは場を整えることくらいですね。

机やカウンターも、もらいものや手作りの物なので、いろいろな人とのつながりからできた空間です。

あくまで場所を提供して、使われるかたが使いやすいようにしてあげること。

本当にこだわりは、掃除と庭の手入れくらいですね。(笑)

一週間来てみると、不思議なくらい、それぞれのカフェオーナーが別々な空間を作られていることがわかりますよ。

平成30年7月豪雨について

金丸
平成30年7月豪雨があったとき、理事2名が被災しました。

このカフェの仲間は、つながっていますから、被災した次の日からみんなで手伝いにいきました。

すると、信じられないくらいあっという間に綺麗になったんです。

被災した理事が、総会で挨拶をしたときに、こんな話をしていました。

「これまでがんばってきたのはその日のためにあったと思うくらい、ここの会員みんなが来てくれて、人が不思議がるくらいあっという間に綺麗になりました」

だから、人との繋がりがどれだけ大事か、改めて感じた出来事でしたね。

おわりに

毎日違うオーナーのフードとドリンクが楽しめる、つながるカフェ [ 線 -Sen- ]。

ひとりの女の子の「カフェがやりたいんです！」という想いから、たくさんの人のつながりが生まれてできたカフェは、すごく温かくて、居心地の良い空間でした。

人とのつながりが、すごく大切だということを改めて教えてくれると共に、挑戦のハードルを下げながら、地域の人にも喜ばれる素敵なカフェです。

ぜひ一度、気になるオーナーのカフェに訪れてみてください。