倉敷駅前の商店街の片隅にある、昔ながらのレトロな店構えが特徴的な老舗のお茶屋さん「つねき茶舗」。店先で自家焙煎されるほうじ茶は、倉敷土産としても人気の高い一品です。
近年では抹茶を使用したテイクアウト商品の提供や、地元老舗和菓子店とのコラボレーション商品の開発など、伝統を守りながらもお茶を通じた新たな発信を続けています。
お店の歴史と、お茶が紡ぐ豊かな文化の物語を取材しました。
記載されている内容は、2026年5月記事掲載時の情報です。現在の情報とは異なる場合がございますので、ご了承ください。
目次
つねき茶舗について

つねき茶舗は、1948年(昭和23年)に満州から引き揚げてきた創業者の恒枝丈夫(つねき たけお)・吉子(よしこ)夫妻によって、倉敷駅前で創業されました。

お店で扱われる茶葉は、創業時より最高の品質を求めて、京都の「上林春松本店(かんばやししゅんしょうほんてん)」などから仕入れた茶葉を使用し、数種類の茶葉を合組(ごうぐみ:ブレンドのこと)したうえで、販売しています。
上林春松本店
京都・宇治にて創業以来約450年の歴史を持ち、現在まで15代続く老舗茶問屋。
倉敷駅前の商店街のかたすみに佇む「駅前店」は、内外装ともに昭和の雰囲気を色濃く残しており、訪れる人々に懐かしさを感じさせます。

その佇まいに惹かれて写真を撮る観光客の姿もしばしば。
また、地元のお客様からは「新しくしないでほしい」と懇願されるほど地域に愛されており、お店自体が一種の文化的資産のような存在となっています。
創業当時から使用されている焙煎機

レトロな店構えに、より風情を添えてくれる存在が、こちらのほうじ茶焙煎機。
創業当時から使用されていて、すでに70年以上の時を経たヴィンテージ品です。

焙煎機が動き出すと、あたり一帯にほうじ茶の香ばしい香りが漂います。そして、香りにつられて足を止めるお客さんも多く見受けられました。

こちらの焙煎機で作られるほうじ茶は「倉敷ほうじ茶」として販売されていて、倉敷土産としても人気の一品です。
美観地区店の紹介

二代目店主・恒枝信雄(つねき のぶお)さんが住む本町通りにある美観地区店は、三代目店主・恒枝信三(つねき しんぞう)さんがセルフリノベーションして2013年にリニューアルオープンしました。

観光地という立地もあり、倉敷ほうじ茶などに加え、手ぬぐいなどのお土産に適した雑貨にも力を入れています。

商品について
店内には看板商品の「倉敷ほうじ茶」のほかにも、多くのお茶が陳列されています。

お茶はそれぞれ量り売りで販売されていて、レトロな茶箱から取り出して袋に詰めてくれます。

昔懐かしい、香ばしい味わいが特徴的な「丸粒麦茶」もありました。

テイクアウト商品の紹介
近年は観光などで訪れたかたにも、気軽にお茶を味わっていただけるよう、駅前店ではテイクアウト商品にも力を入れています。

冷やし抹茶

抹茶本来の旨味を最大限に引き出した「冷やし抹茶」は、苦みの少ないまろやかな飲み口が特徴の一杯です。
HOT抹茶

最初に抹茶を少量の水で溶いてペースト状にします。水を淹れることで苦みや渋み成分が抑えられ、旨味や甘みが際立つクリアな味わいになるそうです。
抹茶ソイラテ

近年はカフェでもよく見かける「抹茶ソイラテ」は、お茶の専門店ならではのこだわりを持って提供されています。
こちらの商品に使用している黒蜜は、岡山県高梁市で作られたサトウキビから手作りされている、非常に質の高いものです。
砂糖の甘さがしっかりと感じられつつも、角のない「素朴で温かみのある味」が特徴で、非常に飲みやすい仕上がりとなっています。
抹茶ビール

きめ細やかでクリーミーな泡が特徴的なこちらの商品は、ビールに抹茶を合わせた「抹茶ビール」。暑い季節にも合いそうです。

三代目店主・恒枝信三さんと妻のみつこさんに、商品へのこだわりや店舗で不定期に開催しているイベントについて話を聞きました。
つねき茶舗のデータ

| 名前 | つねき茶舗 |
|---|---|
| 住所 | 駅前店:倉敷市阿知2丁目3-24/美観地区店:倉敷市本町3-9 |
| 連絡先 | 086-422-1427 |
| 駐車場 | なし 近隣の有料駐車場を使用 |
| 営業時間 | 【駅前店】 午前10時~午後5時30分 【美観地区店】 午前10時~午後6時 |
| 定休日 | 【駅前店】 日、月、祝日 ※月曜が祝日の場合、その翌営業日休 【美観地区店】 不定休 |
| 支払い方法 |
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| ホームページ | つねき茶舗 |













































