毎週土曜日、学生や会社員、子どもから年配のかたまで、さまざまな人たちが練習場に集まってきます。集まるのは2026年(令和8年)3月に上演される市民参加型ミュージカル「K/探偵のいない探偵歌劇」に出演する市民キャストたちです。
公演本番に向けて、練習も仕上げ段階に入っています。
プロではない出演者たちが創り上げる、このミュージカルならではの見どころを紹介します。
記載されている内容は、2026年3月記事掲載時の情報です。現在の情報とは異なる場合がございますので、ご了承ください。
目次
「K/探偵のいない探偵歌劇」の公演について
「K/探偵のいない探偵歌劇」は、2026年3月21日(土)、22日(日)の2日間、倉敷市真備町にある「マービーふれあいセンター」で開催されるミュージカルです。
公演の紹介は以下の画像を確認してください。

「K/探偵のいない探偵歌劇」の見どころ
「K/探偵のいない探偵歌劇」の見どころを紹介します。
- 完全オリジナルの探偵ミステリー
- 物語の舞台は真備町
- 知り合いが出演しているかも?35人の市民キャスト
完全オリジナルの探偵ミステリー
「K/探偵のいない探偵歌劇」は、地元にゆかりのある人物や歴史を題材に、毎年市民キャストが中心となって、オリジナル作品を創っていくものです。

今回の主人公は、金を盗んで逃亡中のヤクザ、銀次。
「探偵のいない」というタイトルのとおり、銀次は「名探偵K」に間違われ、資産家の相続が絡む殺人事件に巻き込まれてしまいます。
事件の犯人は誰なのか、偽物の探偵・銀次は事件を解決できるのか、物語の結末も気になるところですが、登場人物の心情もこの物語の魅力です。
最初は逃げるチャンスを見計らっていたはずの銀次が、本物の探偵として皆に頼られ、必要とされていくうちに、真剣に真実を追いかけるようになります。

頼りない偽探偵に、つい笑ってしまう場面も多くありますが、登場人物のそれぞれの心の変化や、嘘をついてしまう人の弱さなどにも注目してみてください。
物語の奥行きがぐっと広がり、気づけばじんわりと胸があたたかくなるようなストーリーになっています。
物語の舞台は真備町

太平洋戦争の終わり頃の1945年、倉敷市真備町岡田地区に小説家の横溝正史(よこみぞ せいし)が疎開してきました。
横溝正史は、そこで暮らす人々との交流や地域の歴史を知るなかで、「名探偵 金田一耕助」が主人公の探偵小説を生み出します。
疎開生活当時の面影を残したまま無料公開されている「横溝正史疎開宅」や、全国から横溝正史ファンが集う「1000人の金田一耕助」のイベントなど、横溝正史ゆかりの地や金田一耕助にまつわる文化は、今もなお地域の人々によって大切に受け継がれています。

今回のミュージカルは、名探偵をテーマにすることで、これまでの歩みを大切にしながら、新しい表現として真備町の魅力に光を当ててくれると期待しています。
知り合いが出演しているかも?35人の市民キャスト

「K/探偵のいない探偵歌劇」には5歳から72歳までの市民キャスト35人が出演しています。
練習がスタートしたのは2025年5月です。
声の出しかたや、立ちかたなどの基礎の基礎から練習を重ねてきました。


今回ミュージカルに初挑戦する渡邊康暉(わたなべ やすき)さんは、前回のミュージカルを観て「自分も出演してみたい」と思い、一歩踏み出したそうです。
初挑戦の感想を聞くと、「声や言葉に頼らずに、演技で伝えることが難しいなと感じます」と話してくれました。

演技に加えて歌もダンスもあり、練習は見ているだけでも大変そうですが、稽古場からは笑い声が聞こえてくることも多く、和気あいあいとした空気が流れています。
「立ち位置はもう少しこっちだったよ」など、10か月間の練習を一緒に重ねてきたメンバーならではの自然な声かけも見られました。
大変さのなかにも、仲間と楽しみながら練習に向かい合っているようすが印象的でした。

子どもたちの表情も真剣です。
かわいらしい見た目からは想像できないほどの表現力を見せてくれます。

会うたびに目に見えて完成度が上がっていて、気づけば応援せずにいられなくなっている自分がいます。
おわりに
このミュージカルは、歌や演技といった舞台そのものを楽しむだけでなく、年齢や立場をこえて集まった市民キャストが、全員でひとつの作品を作り上げていくプロセスにも大きな魅力があります。
11か月の練習を積み上げて完成した舞台からは、完成度だけでなく、熱量や絆も感じられるでしょう。
また、生の舞台の迫力を、映画と同じくらいの価格で気軽に楽しめる機会でもあります。
映画を見る感覚で、ミュージカルを観るのが初めてのかたにも足を運んでいただきたいと思います。
市民キャストの熱演を、客席から一緒に見届けませんか。
K/探偵のいない探偵歌劇のデータ

| 名前 | K/探偵のいない探偵歌劇 |
|---|---|
| 開催日 | 2026年3月21日(土) 午後6時~ 2026年3月22日(日) 午後1時~、午後5時~ |
| 場所 | 倉敷市真備町箭田40-1 |
| 参加費用(税込) | 一般1,500円、高校生以下1,000円 就学前のお子様は膝上に限り鑑賞無料 |
| ホームページ | K/探偵のいない探偵歌劇 |
















































料金は、一般1,500円、高校生以下1,000円。
購入方法は次のとおりです。