倉敷市には、「大原美術館」や「倉紡記念館」、「野﨑家塩業歴史館」など、歴史や文化に富んだ施設がたくさんあります。
存在自体は知っているものの、入ったことのない施設って意外とありますよね。
冬季の倉敷市内の観光を盛り上げるため、倉敷市観光課が企画し「倉敷市内12か所の文化観光施設が無料公開」されています。
この機会に、さまざまな文化観光施設を巡ってきたので紹介します。
記載されている内容は、2023年1月記事掲載時の情報です。現在の情報とは異なる場合がございますので、ご了承ください。
無料公開された文化観光施設
2023年1月16日〜20日の平日5日間限定で、倉敷市内の文化観光施設が無料公開されています。
無料公開される施設は以下の12か所です。
期間中に休館日を設けている施設もあるので注意してください。
▼倉敷美観地区エリア
▼児島エリア
美観地区は大賑わい
倉敷公民館に自転車を停めて、倉敷川の流れる道を目指します。
最初に訪れた「語らい座 大原本邸」は、多くの人でにぎわっており、場所によっては譲り合いしながらでないと進めないところもありました。
「大原美術館」と「倉敷民藝館」は門の外まで行列ができており、泣く泣く断念……。
基本的に、施設の入口にはイベントポスターが貼ってあり、自由に出入りできます。
施設によっては、チケットをもらえるところもありました。
どの施設でも入場前には、年齢と住んでいる市区町村を書くようになっています。
では、訪れた施設のなかからいくつかピックアップして紹介します。
きび美ミュージアム
「きび美ミュージアム」は、“吉備と出会う 吉備に恋する”をコンセプト”に、「くらしき宵待ちGARDEN」内で2021年4月に開館しました。
建物は竹に囲まれ上質な雰囲気をかもし出しています。
“古代吉備から未来へつなぐ”をテーマに、以下3つの展示室が設置されていました。
- 円筒埴輪や太刀などの歴史物を展示する「刀陶(とうとう)の間」
- 書作や日本画を展示する「翰墨(かんぼく)の間」
- 洋画や油絵を展示する「有彩(ゆうさい)の間」
また、建物外壁には小窓ギャラリーがあり、備前焼などの小作品を見られます。
倉敷貯金箱博物館
屋根にずらりと並ぶ「ニッパー犬」が目印となる建物の2階にある「倉敷貯金箱博物館」には、約2,000個の貯金箱が展示されています。
明治時代のものから現代のものまで、種類豊富な貯金箱を楽しめます。
自分も持っている貯金箱や、なつかしいキャラクターの貯金箱には、思わずテンションが上がってしまいました。
棚の隙間からは、普段確認できないニッパー犬の背中を見られます。
この部屋以外にも以下が併設されているので、ぜひ見てみてください。
いがらしゆみこ美術館
赤と白の華やかな外観が目を引く「いがらしゆみこ美術館」。
「いがらしゆみこ美術館」には、『キャンディ・キャンディ』などを代表作に持つ漫画家「いがらしゆみこさん」の原画やグッズなどが展示されています。
倉敷アイビースクエアや倉敷美観地区、チボリ公園など倉敷市にまつわる建物をモチーフに描かれたイラストも多数ありました。
また、お姫さま体験やドレスでお茶会などの体験プログラムもあり、まるで漫画の中にいるような気分を味わえます。
おわりに
倉敷市内の文化観光施設を無料公開する取り組みは、倉敷市の歴史や文化を知ることができるいい機会になりました。
倉敷市民としては、「いつでも行けるし今度でいいや〜」と通り過ぎていましたが、いろいろな施設を見た今はもったいないことをしていたと感じます。
刀に陶器、絵画に建物。もっとも古いものは縄文時代…、そして現在まで。
昔のものが今も残っているのだという驚きと、古くから大切に残されてきたものを途切れさせてはいけない気持ちが湧いてきます。
倉敷市内の文化観光施設を通して倉敷市の歴史や文化に触れ、倉敷への愛を今よりもっと深めてみてはいかがでしょうか。
情報提供者:はる
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倉敷市内の文化観光施設無料公開のデータ
名前 | 倉敷市内の文化観光施設無料公開 |
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期日 | 2023年1月16日~20日 |
場所 | 倉敷美観地区・児島 |
参加費用(税込) | 無料 |
ホームページ | 倉敷市内の文化観光施設無料公開 2023年1月16日~20日 |