KURATECAの取り組みについてインタビュー
新ブランド「KURATECA」に込めた思いについて、倉敷化工の常務取締役の水川博史(みずかわ ひろし)さんと事業戦略企画室室長の太田勝敏(おおた かつとし)さんに聞きました。
役職は取材当時のものです。
倉敷化工の事業について教えてください。
水川(敬称略)
私たちは振動制御技術を軸に、自動車、産業機械、半導体製造装置、建築分野などに製品を提供しています。ナノメートルレベルの微細な振動から、地震のような大きな揺れまで対応できることが特徴です。
また、車に使われるゴム部品について、倉敷化工ではタイヤ以外のほぼ全ての部品を、材料開発・設計・製造・販売まで自社一貫対応しています。

ものづくりで大切にしている考え方は何でしょうか。
太田(敬称略)
私たちは、「人が不快に感じる振動をどうすれば減らせるか」を考え続けています。
例えば、公園に設置されている遊具を、目を凝らして見ていただくと、「クラシキ」という名前が刻まれた小さな部品が見つかるかもしれません。
遊具で遊ぶ子どもたちが強い衝撃でけがをしたり、怖い思いをしたりしないように、弊社の製品で振動を吸収・軽減しています。気づかれないけれど、確実に役に立っている。そういうものづくりを目指しています。

「KURATECA」というブランドにはどのような思いがありますか。
水川
「倉敷化工」という社名を大切にしながらも、より多くの人に知っていただきたいという思いがありました。しかし、私たちの技術は、まだまだ知られていない部分も多く、「化工」という名前は振動制御のイメージと結びつきにくいです。
だからこそ、より伝わりやすい形で世界中に発信していく必要性があります。
そのために、「KURASHIKI KAKO」をより短い名前にすることで、呼びやすい名前を考えました。
「KURATECA」という名前には、技術で先駆け続けるという決意を込めています。
由来は、倉敷化工の「KURA」と、振動制御技術の技術力を表した「TEC」、イノベーションを起こす先駆者としての精神を表したアルファベットの1番目の「A」です。
地域の皆さまにも、親しみを持って「KURATECA」と呼んでいただけるとうれしいです。

これから地域とどのように関わっていきたいですか。
太田
企業として成長することが、結果的に地域への貢献につながると考えています。
「地域の課題を一緒に解きながら、自社も成長していく」という共通のスタンスをとっていく経営方針を描いています。
若い世代が地元で働き続けられる環境作りや、健康・環境に関する取り組みなど、地域と一緒に未来を作っていきたいです。
読者へのメッセージをお願いします。
水川
私たちの製品は、普段は目に見えない場所で使われています。ですが、その一つ一つが、暮らしの安心や快適さにつながっています。
身近な場所で、「KURATECAが使われているかもしれない」と思っていただけたらうれしいです。
「暮らしの中に倉敷化工」。これからも倉敷から世界へ、技術を届けていきたいと考えています。
おわりに

取材を通して感じたのは、「当たり前の暮らし」は決して当たり前ではないということです。振動を感じないことや、安心して過ごせる日常は、平和と同じように、守られているからこそ気づきにくいものなのかもしれません。
倉敷化工の技術は、まさにその「気づかれない価値」を支えています。
見えないところで、日常を守り続けるものづくり。
そのような「気づかれない価値」に、一度目を向けてみてはいかがでしょうか。
違和感のない日常の中で、「KURATECA」は今日も私たちの暮らしを静かに支え続けています。
倉敷化工株式会社のデータ

| 団体名 | 倉敷化工株式会社 |
|---|---|
| 業種 | 自動車用ゴム部品、産業用防振・防音・緩衝機器の製造販売及びコンサルティング、エンジニアリング、その他技術の開発、売買 |
| 代表者名 | 西井郁也 |
| 設立年 | 1964年3月25日 |
| 住所 | 岡山県倉敷市連島町矢柄4630 |
| 連絡先 | 086-465-1111 |
| ホームページ | KURATECA | 倉敷化工株式会社 |












































