倉敷ジュニア・フィルハーモニーオーケストラ 〜 子どもから大人まで、地域みんなで奏でる音楽。紡ぎ続けた50年の歩み

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インタビュー

地域に根ざした活動を続ける倉敷ジュニア・フィルハーモニーオーケストラで活動する、以下の方に話を聞きました。

  • 江島幹雄(えじま みきお)さん
    音楽監督
  • 山下咲希(やました さき)さん
    ホルン講師
  • 上月真子(こうづき まさこ)さん
    OBOGでオーボエ講師
  • 三宅優美(みやけ ゆうみ)さん
    OBOG
  • 堀内優衣(ほりうち ゆい)さん
    オーケストラ団員
  • 小西悠生(こにし ゆうき)さん
    オーケストラ団員
  • 森田琴子(もりた ことこ)さん
    オーケストラ団員
左から三宅優美さん、上月真子さん、小西悠生さん、堀内優衣さん、江島幹雄さん、森田琴子さん、山下咲希さん
左から三宅優美さん、上月真子さん、小西悠生さん、堀内優衣さん、江島幹雄さん、森田琴子さん、山下咲希さん

講師とOBOGにインタビュー

倉敷ジュニア・フィルハーモニーオーケストラの魅力はどのようなところだと思いますか?

江島(敬称略)

地域のみんなで支えているところです。
演奏会の前になると、OBOGをはじめ大学生や地域の方々も一緒に演奏してくれます。今の時代、子どもたちだけでオーケストラを成り立たせることは難しくなっているからこそ、地域全体で支えていくことが大切だと感じています。

江島幹雄さん(音楽監督)
江島幹雄さん(音楽監督)

三宅(敬称略)

幅広い年齢の子どもたちが一緒に活動できるところです。
年上の子を見て年下の子が学んだり、年下の子に刺激を受けて年上の子が奮い立ったりします。音楽を通じて人間力も育まれる場所だと感じています。

画像提供:倉敷ジュニア・フィルハーモニーオーケストラ

指導で大切にしていることを教えてください。

山下(敬称略)

まずは基礎をしっかり身に付けることです。
楽器の扱い方や弾き方が身に付いてきたら、周りの音を聴く耳を育てることも意識しています。

幼児の講座生は、じっとして練習するのが難しい年頃です。譜面台の前に線路のマットを置いて「ここから出ないで弾こうね」と伝えるなど、年齢に合わせた工夫もしています。

ホルン講座生の練習の様子
ホルン講座生の練習の様子

上月(敬称略)

数ある習い事の中からオーケストラを選んで通ってきてくれる子どもたちの熱意は、本当に大きいです。その思いを受け止めながら、充実した時間だったと思ってもらえる指導を心がけています。

また、音楽の時代背景や歴史を伝えることも大切にして、子どもだからと簡単にし過ぎず、常に少しだけハードルを上げた指導を意識しています。

上月真子さん(OBOG・オーボエ講師)
上月真子さん(オーボエ講師・OBOG)

子どもたちの成長を感じる瞬間はどのような時ですか?

山下

本番の舞台を終えた時の子どもたちの顔を見る瞬間です。
普段は恥ずかしがり屋でも、演奏後の自信に満ちた表情を見ると、鳥肌が立ちます。

練習では見えなかった力が、本番でぐっと引き出されるんです。やって良かったと心から思える瞬間です。

山下咲希さん(ホルン講師)
山下咲希さん(ホルン講師)

OBOGとしてどのように関わっていますか?

三宅

OBOGは演奏会に奏者として参加したり、スタッフとして関わったりしています。

保護者でも講師でもない、OBOGだからこそできるバックアップがあると思うんです。OBOGのグループで、今の団員たちをどうやって支えていけるか考えながら関わっています。

三宅優美さん(OBOG・オーボエ)
三宅優美さん(OBOG・オーボエ)

オーケストラ団員にインタビュー

実際にオーケストラ団員として活動している、高校1年生の堀内優衣さん(ヴァイオリン)、専門学校1年生の小西悠生さん(ホルン)、小学6年生の森田琴子さん(ヴァイオリン)の3人に話を聞きました。

オーケストラ団員の3名

倉敷ジュニア・フィルハーモニーオーケストラに入ったきっかけを教えてください。

小西(敬称略)

中学校の吹奏楽部でサックスに挑戦したのですが、なかなか上達しなくて。同時に練習していたホルンの方が合っているんじゃないかと言われて、そこからホルン一筋になりました。

その後オーケストラが舞台のアニメを見て、自分もオーケストラをやりたいと思い入団しました。サックスだったらオーケストラに入れなかったので、結果的にホルンで良かったです。

小西悠生さん(ホルン)
小西悠生さん(ホルン)

森田(敬称略)

仲の良い友達がヴァイオリンを習っていたので、自分も4歳から始めました。
入団したのは、小学5年生の夏頃です。発表会でみんなと一緒に弾いた時にすごく楽しいと感じたのが入団の決め手になりました。

演奏会の時はどのような気持ちですか?

堀内(敬称略)

とても楽しいです。本番はみんなうまく弾けて、すごく良い音になります。
友達がたくさんいるので、難しい練習も楽しめます。

堀内優衣さん(ヴァイオリン)
堀内優衣さん(ヴァイオリン)

小西

緊張します。管楽器はパートの人数が少ないので、一人でも間違えるとすぐに分かってしまうんです。それでも、本番は目の前にあるから「やるしかない」という気持ちで乗り越えます。

これからの目標を教えてください。

堀内

みんなと一緒に演奏できるありがたみを感じながら、続けていきたいです
以前は発表会のような感覚でしたが、オーケストラで演奏することは、すごいことなんだなと思っています。

今は、練習中の曲を大好きという気持ちで演奏していこうと思っています。

森田

もっといろいろな曲が弾けるようになりたいです。
友達がたくさんいるから、これからも練習を頑張れると思っています。

森田琴子さん(ヴァイオリン)
森田琴子さん(ヴァイオリン)

今後の楽団についてインタビュー

最後に、指導者に今後の楽団についてお話を聞きました。

今後の展望を教えてください。

江島

子どもたちが自由に音楽を表現できるオーケストラであり続けたいです。
オーケストラは一つでも楽器が欠けると成り立ちません。これからも地域の皆さんと一緒に、この場所を守り続けていきたいと思っています。

練習中の演奏の様子
練習中の演奏の様子

最後に、読者へメッセージをお願いします。

上月

音楽とオーケストラが大好きで集まっている子どもたちの楽団です。
練習の見学はいつでも大歓迎ですので、ぜひ気軽にお立ち寄りください。

また、7月26日(日)10時より、倉敷ふれあいの丘公園交流棟にて「ウェルカム・ジュニア・見学 & 体験会」を行います。
普段なかなか見る機会のないオーケストラの楽器たち、団員や基礎講座生たちの練習風景をご覧いただき、実際に楽器に触れて音を出してみてください。
今回は弦楽器を中心とした体験会となります。詳しくはSNSの発信をご覧ください。

おわりに

真剣な表情で演奏する団員たち
真剣な表情で演奏する団員たち

取材前は「小さな子どもたちが習い事感覚で合奏している」というイメージがありました。しかし実際は、そのイメージをはるかに超えるものでした。

音楽をみんなで奏でる楽しさ、異年齢の方々との交流、大人数で一つの音楽を作り上げる経験。子どもたちにとってかけがえのない時間が、ここには詰まっています。
この場所を守り続けようとする大人たちの姿もまた、楽団への思いそのものです。
練習中に耳にした本格的な演奏に、次は演奏会にも足を運んでみたいと思いました。

50年以上にわたって地域で育まれてきたこの音楽の場が、これからも受け継がれていってほしいと感じます。

倉敷ジュニア・フィルハーモニーオーケストラのデータ

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名前倉敷ジュニア・フィルハーモニーオーケストラ
住所倉敷市西中新田119-1-205
連絡先見学や入団についての問い合わせは、公式ホームページの問い合わせフォームへ。
ホームページ倉敷ジュニア・フィルハーモニーオーケストラ

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リエコ
2024年ライター塾修了。2017年、結婚を機に倉敷へ移住しました。元気いっぱいの男の子2人の母です。日々、子どもたちとふれあいながら、読書や絵本、珈琲を楽しむ暮らしを大切にしています。人と人、人と場所をつなぐ情報を、やさしく丁寧に伝えていきます。

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