手元に置く本を厳選したいと思うようになり、図書館をよく使うようになりました。
予約本は、最寄りの公民館で受け取れると知って、すっかり図書館に詳しい気になっていましたが、ひも解いてみると知らないことばかり。
図書館がどんな役割を担ってくれているのかを知って、「本を借りる場所」でしかなかった図書館が、つい足を運びたくなる場所に変わりました。
資料の種類だけでなく、図書館のサービスやイベントにも注目して、倉敷市立中央図書館について紹介します。
記載されている内容は、2024年4月記事掲載時の情報です。現在の情報とは異なる場合がございますので、ご了承ください。
倉敷市立中央図書館のデータ
名前 | 倉敷市立中央図書館 |
---|---|
所在地 | 倉敷市中央2-6-1 |
電話番号 | 086-425-6030 |
駐車場 | なし |
開館時間 | 月曜日から土曜日:午前9時から午後7時 日曜日・祝日:午前10時から午後6時 |
休館日 | 第1月曜日を除く月曜日 毎月最終金曜日(8月、12月は開館) 特別整理休館(14日以内) 年末年始(12月29日から1月4日) ※市内の図書館の開館時間・休館日は館ごとに異なります。 中央図書館以外の図書館の開館時間・休館日は、図書館ホームページをご覧ください。 |
入館料(税込) | |
支払い方法 | |
予約について | |
タバコ | 完全禁煙 |
トイレ | 洋式トイレ 和式トイレ バリアフリートイレ |
子育て | 授乳室 オムツ替えシート |
バリアフリー | バリアフリートイレ エレベーター |
ホームページ | 倉敷市立図書館 |
倉敷市立図書館
倉敷市内に、いくつ図書館があるか知っていますか。
正解は6館。倉敷(中央)、水島、玉島、児島、真備、船穂の各地区に1館ずつあります。
ライフパーク倉敷の図書室を入れると7館。
公民館にもそれぞれ図書室があって貸出しもできますし、Webなどで予約した本も受け取れます。
移動図書館が巡回するステーションや配本施設も合わせると、たくさんの市民が手軽に本と出会えるようになっています。
倉敷の図書館 ~ 図書館の機能と役割
「図書館は何をする場所ですか」と聞かれたら、どんな答えが思い浮かぶでしょうか。
「本を探す、借りる」「調べものをする」などが思い浮かぶかもしれません。
図書館のおもな機能や役割をまとめました。
- 貸出サービス
- レファレンスサービス
- 相互貸借(そうごたいしゃく)
- 移動図書館・公民館図書室での貸出サービス
- 児童サービス
- 障がい者サービス
貸出サービス
倉敷市立図書館の資料を倉敷市内に住んでいる人、市内に通勤・通学している人に、貸出しています。
また、「高梁川流域7市3町広域利用サービス」により、圏域内の公立図書館での貸出も可能です。(詳しくは、倉敷市立図書館ホームページ(PC版)>高梁川7市3町広域利用 をご覧ください)
レファレンスサービス
レファレンスサービスとは、「調べもののお手伝い」です。
「探している資料がどの図書館にあるか」や「調べたいテーマの参考になる資料の紹介」などの相談が可能です。
蔵書管理
市内の図書館に所蔵・保存している資料は、選書や除籍などの蔵書管理が随時おこなわれています。
新しく図書館に所蔵する資料を選ぶ「選書」、内容が古くなった資料・状態が悪くなった資料などを図書館の蔵書から除く「除籍」は、それぞれに設けられた基準に沿っておこなわれ、日々、館内の資料が整理されています。
相互貸借(そうごたいしゃく)
相互貸借は、図書館同士の資料の貸し借りのことです。
倉敷市立図書館で所蔵していない本でも、全国の図書館から可能な限り取り寄せし、用意するよう努めています。
移動図書館
移動図書館とは、図書館から遠い地域や施設に巡回サービスをおこなうものです。
倉敷市立図書館には、3台の移動図書館車があり、定期的に市内のステーションを巡回しています。
普段はおもに貸出サービスの利用が多い筆者。借りたいときに借りたい本が借りられる背景には、貸出サービス以外の役割や機能があると、あらためて気づかされます。
少し視点を変えるだけで、資料の種類も内容もさまざまなものがあることにも気がつきました。
読書が難しい人たちも ~ 誰もが読書をできる社会を目指して
倉敷市立図書館の運営基本方針では、図書館の利用者を「幼児から高齢者まで、すべての人々」としています。
すべての人々のための資料とは、具体的にどのようなものがあるのでしょうか。
調べるうちに、2019年(令和元年)6月に成立した読書バリアフリー法という法律を見つけました。
障害の有無に関わらず、すべての人が読書による文字・活字文化の恩恵を受けられるようにするための法律です。
「読書バリアフリー法」啓発用リーフレット 文部科学省 より
さまざまな障害のある方が、利用しやすい形式で本の内容にアクセスできるようにすることを目指しています。
法律をわかりやすくまとめた啓発用リーフレットのなかに、図書館で利用できるさまざまな本が紹介されていました。
種類 | 内容 |
---|---|
大活字本(だいかつじぼん) | 目の見えにくいかたにも読みやすいように、大きな文字で書かれている |
点字図書 | 点字に点訳(翻訳)された本。点を使って、図や絵を表したものを「点図」という。点字と点図を透明なシートに打って、絵本に貼った「点字絵本」もある |
LLブック(えるえるぶっく) | やさしい言葉でわかりやすく書かれた本。ピクトグラム(絵文字)や写真・図を使って理解を助けている |
布の絵本、さわる絵本 | 布・革・毛糸などを用いてつくられた本で、さわって絵の形がわかるようになっている。ボタンをとめたり、ひもを通す仕掛けがあり、楽しみながら読める |
DAISY(デイジー:Digital Accessible Information System の略称) | デジタル録音図書の国際標準規格。目次から読みたい見出しやページに移動できる。「音声DAISY」「マルチメディアデイジー」などがある |
電子書籍 (※倉敷市立図書館では所蔵していません) | 目の見えにくいかたなどに配慮した電子書籍は、パソコン・スマートフォン・専用機器を使って、目次から読みたいページに移動したり、文字の大きさ・フォント・背景の色を変えられる。内容を音声で聞ける電子書籍も増えている |
- 「漢字が苦手」
- 「文字を目で追いづらい」
- 「ページをめくれない」など
「すべての人々」には、読書が難しい人たちも含まれているとわかりました。「読書が難しい」といっても、背景にはいろいろな事情がかくれています。
それぞれの事情に沿った読書スタイルを提供するために、紙媒体にとどまらない実に多様なツールが図書館には用意されています。
倉敷市立図書館6館のうちの一つ、倉敷市立中央図書館(以下、「中央図書館」)で、図書館の日常について教えてもらいました。
倉敷市立中央図書館のデータ
名前 | 倉敷市立中央図書館 |
---|---|
所在地 | 倉敷市中央2-6-1 |
電話番号 | 086-425-6030 |
駐車場 | なし |
開館時間 | 月曜日から土曜日:午前9時から午後7時 日曜日・祝日:午前10時から午後6時 |
休館日 | 第1月曜日を除く月曜日 毎月最終金曜日(8月、12月は開館) 特別整理休館(14日以内) 年末年始(12月29日から1月4日) ※市内の図書館の開館時間・休館日は館ごとに異なります。 中央図書館以外の図書館の開館時間・休館日は、図書館ホームページをご覧ください。 |
入館料(税込) | |
支払い方法 | |
予約について | |
タバコ | 完全禁煙 |
トイレ | 洋式トイレ 和式トイレ バリアフリートイレ |
子育て | 授乳室 オムツ替えシート |
バリアフリー | バリアフリートイレ エレベーター |
ホームページ | 倉敷市立図書館 |
倉敷市では、除籍基準や除籍資料の無償譲渡実施細則をもとに「リサイクル本会」が開かれます。
開催時期などの詳細は、倉敷市立図書館ホームページもしくはX(旧Twitter)の公式アカウントなどで確認してください。
※選書基準、除籍基準、無償譲渡会実施細則は、倉敷市立図書館ホームページ内の「市立図書館について」に掲載されています。