筆圧が強過ぎて、クーピーペンシルがすぐに折れてしまう。
定規で線を引こうとしても、うまく定規を押さえられずに線が曲がってしまう。
文房具をはじめとした道具をうまく使いこなせずに、苦戦した経験はありませんか。
2026年6月28日(日)にくらしき健康福祉プラザで初開催される「書くのが苦手」「整理が苦手」などといった悩みに寄り添う道具が、100点以上集まる展示会を紹介します。
記載されている内容は、2026年6月記事掲載時の情報です。現在の情報とは異なる場合がございますので、ご了承ください。
Ads by Yahoo! JAPAN
「できた!がふえる工夫展」とは
できた!がふえる工夫展は、保育園や幼稚園、学校で苦手をサポートしてくれる道具や文房具を実際に試せる体験型の展示会です。2026年6月28日(日)くらしき健康福祉プラザを会場に、午前10時〜午後4時まで開催されます。
発起人は大武智恵(おおぶ ともえ)さんで、過去7回岡山市や笠岡市などで展示会を開催してきました。倉敷市での開催は今回が初めてで、全体としては第8回となります。
詳細は、以下の画像を確認してください。

主催者・共催者へインタビュー
「できた!がふえる工夫展」を主催するNPO法人彩の相談支援センターいろどりで、相談支援員を務める井川雅文(いかわ まさふみ)さんと、共催者の大武智恵さん、林田雅文(はやしだ まさふみ)さんに話を聞きました。

「できた!がふえる工夫展」を始めた経緯を教えてください
林田(敬称略)
私は福祉の現場で働いているので、神経発達症(発達障がい)の子どもと出会う機会が多くあります。そのような子どもたちの多くが、学校や療育の現場で文房具をはじめとした生活の道具を使いこなせないことで、周囲の大人から「できない子」とラベルを貼られてしまう姿を見てきました。
でも、その子たちは特性に合った使いやすい道具を用意することで、苦手なことが「できた!」に変わる可能性があることも支援を通して実感しています。
そこで、子どもたちの「できた!」が増えるようなイベントを作れたらと思ってこの展示会が始まりました。
大武(敬称略)
定規一つとっても、さまざまな種類のものが販売されていますよね。その中に自分の子どもに合ったものはあるかもしれませんが、手当たり次第購入するわけにもいきません。
イベントでは、無料で全ての道具を使えるのでお子さんにとって一番使いやすい道具を探しやすいと思います。
特性に合った使いやすい道具は、一般の学用品と比べて高価なものなのでしょうか
大武
このイベントで展示する道具はどれも、使いやすいだけでなく手軽に購入できるものを選定しています。会場で直接販売はしていませんが、どの道具も購入先の二次元コードを付けているので、参考にしてください。
林田
文房具をはじめとした道具には神経発達症の子どもたちのために作られたものもありますが、一般的な文房具屋さんや100円均一ショップなどで購入できるものの中にも、さまざまな工夫が施された道具があるんですよ。
神経発達症の有無にかかわらず、学用品を使ったことのある全ての人に楽しんでいただけるような展示となっています。

開催場所に初めて倉敷市を選んだ理由を教えてください
大武
以前から倉敷市内の公民館や子どもを育てる保護者の方々から開催を要望する声をいただいておりました。そのような中、相談支援センターいろどりさんが主催してくださることになったので、念願の倉敷市での開催が決まりました。
今回のイベントの目玉はありますか
井川(敬称略)
どの道具も実際に触ってみるだけでなく、道具を使ったワークショップなどもあります。障がいの有無にかかわらず、学用品を使ったことのある大人や今まさに使っている子どもたちに来ていただけるイベントとなっています。
展示品の中で今回新たに展示されるのは、ランドセル型リュックサック(以下、「ランリュック」と記載)とカードゲームです。
ランリュックは従来のランドセルと比べて軽量な上に、一般的なリュックサックよりも大容量になっています。そのため、体幹が弱かったり指先の細かい動きが苦手だったりするお子さんが通学で使いやすいことから現在注目が集まっている学用品です。
岡山県内ではランリュックを全色実際に手に取れる展示場がありませんが、今回は4社のランリュックがやってきます。そのうちプラス株式会社の1種類とフットマーク株式会社の2種類は全カラーご覧いただける機会となっているのが特徴です。上記2社は担当者も来場を予定していますので、気になることはその場で質問できますよ。

また、家庭でカードゲームをすると「勝ち」にこだわってなかなか楽しくゲームを終えられない子もいますよね。
会場では、勝ち負けにこだわらずに試行錯誤して遊べるカードゲームも複数用意しています。その場でプレイも可能ですので、楽しく遊びながらご家庭にあったカードゲームを探してみてください。

読者へのメッセージをお願いします
井川
私自身、今回のイベントの企画を通して「子どもの頃に知りたかったな」「自分の子どもにも合いそうだな」と思う道具とたくさん出会っています。
「道具一つでこんなにも困り感が解決するんだ!」という驚きや感動は、実際に手に取って初めて感じられるものです。ぜひ、たくさんの道具を使って楽しんでください。
林田
神経発達症の有無にかかわらず、「この文房具は使いにくいものだ」と思い込んでしまっている子どもだけでなく、保護者や学校関係者の方々にも、さまざまな道具があることを体験を通して知っていただきたいと思います。
道具の使い方が分からない時には、そばにいるボランティアスタッフが体験のお手伝いをするので安心してお声がけくださいね。
大武
「できた!がふえる工夫展」の最大の魅力は、大人も子どももその場で文房具をはじめとした道具を実際に触ってみて「できた!」と目を輝かせる場面を会場中で見られることです。
学校でも家庭でも、お子さんにとって過ごしやすい時間が少しでも増える道具と巡り会うきっかけにしていただければと思います。
みなさまのご来場を、心よりお待ちしています。
おわりに
私は前職で小学校の教員をしていたので、学用品をはじめとした生活の道具を使いこなすのに苦戦する子どもたちを間近で見てきました。
例えば、コンパスは円を描くために必要な道具なので全員が全く同じメーカーのものを使用する必要はありません。しかし、教員や保護者が現在市場にどのようなコンパスが出回っているかを知らないため、その子に合った道具を選べずに、円を描くことの指導に入る前に「コンパスが使えない」ことにつまづいて本来の学習にたどり着かないこともありました。
子どもたちが、より心地よく学びを深めていく手段の一つになり得る展示会(道具選びの場)に足を運んでみると、新たな発見がありそうです。















































開催日:
2026年6月28日(日)
開催時間:
午前10時〜午後4時
開催場所:
岡山県倉敷市笹沖180
くらしき健康福祉プラザ
費用:
入場無料
対象:
誰でも参加可能
問い合わせ先:
kodomo.takara0806@gmail.com
Webページ:
公式Instagram
https://www.instagram.com/dekita_ouendan/