【11/5(木)開催】高梁川流域 声でつなぐ防災訓練 ~ 7市3町で初めての合同訓練。災害用伝言ダイヤル「171」で、家族に「無事だよ」を声で届ける練習をしよう

高梁川流域 声でつなぐ防災訓練

災害用伝言ダイヤル「171」を、実際に使ったことはありますか。

聞いたこともない方、聞いたことがあっても使ったことがない方、さまざまでしょう。災害時など緊急時のサービスを平時に使う機会は多くありません。

しかし、いざという時に使えないと意味がありません。そのために避難訓練など防災を目的にした訓練が、毎年実施されています。

倉敷市では2024年度・2025年度に「倉敷市一斉地震対応訓練」が実施されました。この訓練は、2026年度から「岡山県一斉地震対応訓練」として岡山県全体の取り組みに広がりました。

「岡山県一斉地震対応訓練」に続いて、高梁川流域の7市3町が初めて合同で実施するのが、「高梁川流域 声でつなぐ防災訓練~あなたの声が家族をつなぐ~」です。2026年11月5日(木)午前10時、一斉に実施します。

訓練の内容を紹介します。

記載されている内容は、2026年10月記事掲載時の情報です。現在の情報とは異なる場合がございますので、ご了承ください。

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「高梁川流域 声でつなぐ防災訓練」とは

高梁川流域 声でつなぐ防災訓練

「高梁川流域 声でつなぐ防災訓練~あなたの声が家族をつなぐ~」は、2026年11月5日(木)午前10時から実施される防災訓練です。

実施地域は、高梁川流域の倉敷市・浅口市・笠岡市・総社市・高梁市・新見市・井原市・里庄町・矢掛町・早島町の7市3町で、高梁川流域の市町による初めての合同防災訓練です。地域の防災力を高めることと、市町どうしの相互連携を強めることを目的としています。

同日に実施される「岡山県一斉地震対応訓練」が終わった後、続けて取り組む形になっています。

メインテーマは災害用伝言ダイヤル(171)の使い方を身に付けること

「高梁川流域 声でつなぐ防災訓練」のメインテーマは、災害用伝言ダイヤル(171)の使い方を身に付けることです。

災害用伝言ダイヤル(171)は、災害で電話がつながりにくくなった時に、安否などの情報を音声で録音・再生できるサービスです。訓練では、30秒以内で伝言を録音し、家族や知人とお互いの声を確認します。

使い方は次の4ステップです。

  1. 「171」にダイヤルする
  2. 録音か再生かを選ぶ(録音は「1」、再生は「2」)
  3. 電話番号を入力する
  4. 伝言を録音・再生する(1伝言30秒以内)

使い方も重要ですが、「30秒以内」という制限にも留意する必要があります。焦っていると、30秒という制限が逆にプレッシャーとなることもあるでしょう。

あわせて「今すぐできる!わが家の防災チェック」として、家族の連絡先、集合場所、非常用持ち出し品の準備の3点も確認しておきましょう。

倉敷市防災危機管理室 危機管理課にインタビュー

倉敷市防災危機管理室 危機管理課の矢野彰一さん
倉敷市防災危機管理室 危機管理課の矢野彰一さん

「高梁川流域 声でつなぐ防災訓練」を担当する倉敷市防災危機管理室 危機管理課の矢野彰一やの あきひとさんに話を聞きました。

「高梁川流域 声でつなぐ防災訓練」が企画された経緯を教えてください。

矢野(敬称略)

倉敷市では、2024年度・2025年度に「倉敷市一斉地震対応訓練」を市単独で実施しました。2024年度は約9万人、2025年度は約11万2千人の市民の方にご参加いただいています。個人だけでなく団体も含めた数字で、昨年度(2025年度)は1,171団体の市内の企業や学校などから参加の意向を示していただきました。

今年度は、岡山県から「この取り組みを県全体に広げて実施したい」とお声かけをいただき、「岡山県一斉地震対応訓練」として生まれ変わりました。
内容は、昨年度に倉敷市が実施したものと同じです。地震の際の安全確保行動として、姿勢を低くし、頭を守り、動かないことを確認する訓練です。

また、倉敷市ではこれまでプラスワン訓練として、机の下に潜るだけでなく、出てきた後に備蓄や非常食の確認、家具の転倒防止の再確認、避難所や避難経路の確認などを意識していただくようお願いしてきました。

今年度は、このプラスワン訓練の部分に、倉敷市、そして高梁川流域全体として取り組むことにしました。それが「高梁川流域 声でつなぐ防災訓練」です。

「高梁川流域 声でつなぐ防災訓練」として力を入れていることはありますか。

矢野

プラスワン訓練には、備蓄の確認や転倒防止、避難経路の確認など、災害時に確かめておかなければならないことがさまざまあります。ただ、あれもこれもと取り組みすぎると、かえって散漫になってしまいます。

そこで今回は、高梁川流域の7市3町合同で初めて実施する訓練として、災害用伝言ダイヤル(171)の使い方を確認することをメインテーマにしました。逆に言えば、そこだけに注力しています。

「名前は聞いたことがあるけれど、使ったことはない」という方が多いと思われるのが「災害用伝言ダイヤル」なので、今回はここに力を入れて取り組みたいと考えています。

流域の住民の方に、171を使っていただきたいです。

2025年度訓練の様子:ちゃやこひろば・チカク(画像提供:倉敷市)
2025年度訓練の様子:ちゃやこひろば・チカク(画像提供:倉敷市)

高梁川流域での訓練は初めてなのでしょうか?

矢野

我々が把握している範囲では、高梁川流域での合同訓練は初めてです。避難訓練はどこの自治体でもやっていると思いますが、倉敷市一斉地震対応訓練が重きを置いていたのは、地震が起きた直後の行動の訓練でした。

シェイクアウト訓練と呼ばれるもので、流域全体で合同開催される例は、これまであまりありませんでした。

高梁川流域の住民の皆さんへのメッセージをお願いします。

矢野

高梁川流域は、南北に広い圏域です。南側は、倉敷市もそうですが、30年以内の発生確率が高まっている南海トラフ地震への備えが必要です。

一方で県北では、南海トラフ地震よりも、今年も鳥取で地震があったように、日本海側の地震や断層型の地震にメインで備えなければならないと考えています。

住民の方には、地震の種類は違っても、揺れは突然襲ってくるものなので、まず安全確保行動を取れるかを確認していただきたいです。それが今回で言えば岡山県一斉地震対応訓練です。

その後は、「声でつなぐ」をテーマにしています。
LINEやSNS、メールでも「大丈夫」と送り合うことはできると思いますが、通信が不安定で使えなくなった時でも、171なら災害時の専用の回線で、声で伝えられます。肉声が聞けると、安心感がぐっと増すはずです。流域の住民の方には、家族や職場の方と練習してみていただけたらと思っています。

災害時に急に使えと言われても、使えないと思います。今回は11月5日に、NTT西日本さんにご協力いただいて171を利用できるようにしていただくので、何度失敗しても大丈夫です。

平時に使えないものは、災害時にも使えません。ぜひ使ってみていただければと思います。

今後の展望を教えてください。

矢野

倉敷市の取り組みが県に拡大されましたが、それで終わりではなく、倉敷市、そして高梁川流域として新しい取り組みを始めました。今年が初実施なので、良かったか悪かったかを振り返った上で、来年・再来年とブラッシュアップしていけたらと思っています。

今回だけで終わりではありませんので、また住民の方にご協力いただけたらと思います。

おわりに

2025年度訓練の様子:株式会社明石スクールユニフォームカンパニー(画像提供:倉敷市)
2025年度訓練の様子:株式会社明石スクールユニフォームカンパニー(画像提供:倉敷市)

防災訓練は例年秋ごろに全国各地で実施されています。

災害が身近なところで発生すると意識が高まるものの、時間の経過とともに薄くなってしまうものです。

倉敷市においては、平成30年7月豪雨が記憶に新しいですが、それでももう8年前の話です。被害の状況だけでなく、あの時の体験や記憶を伝えることが重要になってきたと感じるとともに、時間は過ぎ去っていくのだと実感します。

防災訓練は毎年の定例行事

と思いがちですが、11月5日(木)は、岡山県一斉地震対応訓練で身を守る行動を確かめた後、家族や職場の方と171で声を届け合う練習をしませんか。

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詳細情報

高梁川流域 声でつなぐ防災訓練

開催日時:
2026年11月5日(木)
午前10時〜

Webページ:
倉敷市公式ホームページ
https://www.city.kurashiki.okayama.jp/anzen/disaster/1012507/1026681.html

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この記事を書いた市民ライター
戸井プロフ
戸井健吾

1979年生まれ、倉敷市在住
2児の父親

システムエンジニアの仕事に携わりながら、ブログ・イベント運営など様々な仕事を行っています。

現在は当メディアを運営する一般社団法人はれとこの代表理事を務めつつ、フリーランスとしても活動中。

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