フラメンコ舞台公演「土の匂い」(2026年6月20日開催)~ 倉敷×スペイン 情熱がつないだ圧巻のフラメンコショー

フラメンコ公演「土の匂い」

ジメジメした梅雨の時期にパッと晴れやかな気持ちになれる、情熱的なイベントがありました。

2026年6月20日(土)、倉敷物語館の多目的ホールでフラメンコ舞台公演「土の匂い」が上演されました。フラメンコは、踊りと歌とギターから構成されている芸術です。

倉敷美観地区でフラメンコが行われるという、珍しい組み合わせです。
かつてダンスを習っていた私も、新しいジャンルに触れてみたいと思い足を運んでみました。

当日の様子を紹介します。

記載されている内容は、2026年7月記事掲載時の情報です。現在の情報とは異なる場合がございますので、ご了承ください。

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フラメンコ舞台公演「土の匂い」とは

フラメンコ舞台公演「土の匂い」は倉敷スペイン協会が主催する、倉敷がたどった歴史をフラメンコで解釈した創作舞台です。

舞台は以下の6つのパートで構成されていました。

  1. 土クサキもの
  2. 綿花畑
  3. 労働者の唄
  4. 歓喜
  5. ソレア―独―
  6. エピローグ

踊りを務めるのは倉敷スペイン協会代表の今井美穂(いまい みお)さん
今井さんは倉敷市出身。2020年にスペインに移住し、プロの指導を受けたフラメンコダンサーです。ギターと歌を務めるのは今井さんの夫で、スペイン出身のホティ・デ・ヘレスさん。

フラメンコ舞台公演「土の匂い」は、令和8年度倉敷市文化振興基金助成対象事業にも選ばれています。

当日の様子

会場

当日は雨が降る中、倉敷物語館多目的ホールには続々とお客さんが集まり始めました。倉敷物語館の入り口にあるポスターを見て、飛び入りで鑑賞を決めた人もいたそうです。

元々は米蔵だった多目的ホール。
窓が小さく、大きな柱が2本あるのが特徴です。前方には椅子が2つ並べられ、ギターと綿花が置かれていました。

この日はおよそ40名の観客が来場し、午後5時から公演が始まりました。

倉敷の街が情熱によって作られる~公演レポート前編~

伸びやかなホティさんの声とともに始まった公演。
倉敷がたどった歴史をテーマにしているため、椅子の上には綿花が置かれていました。

最初のパート「土クサキもの」では今井さんと向き合って踊りと歌が交差します。
2人の魂がぶつかるような強さを感じさせます。

公演の様子1

続いて「綿花畑」では、ホティさんの独唱もありました。美しいギターの指さばき、歯切れ良いシャープな音は圧巻でした。

公演の様子2

衣装を変えて登場した今井さん。
綿花が入ったカゴが、倉敷の繊維業の始まりを感じさせ、情熱的な手拍子(パルマ)と笑顔、軽快な演奏が重なります。

公演の様子3

その後3つ目のパート「労働者の唄」へ。
華麗なステップを今井さんが披露します。倉敷で働く人々の一生懸命さを表しているようです。床に響く音が、観客の体にも伝わってきます。

公演の様子4

音が止まると「まだ仕事があるんじゃ」という岡山弁のセリフとともに、今井さんが去ります。

ここで前半のプログラムが終了。
静かな空間が一気に情熱に包まれていきました。

街が発展していく喜び~公演レポート後編~

後半はアップテンポな「歓喜」からスタートしました。

赤い衣装に身を包んだ今井さん。ひらりと舞う衣装と布、指先一つ一つの動きが再び会場をスペインの空気に包みます。

写真提供:倉敷スペイン協会
写真提供:倉敷スペイン協会

続くホティさんの「ソレア―独―」では、優しいギターの音色が静かな会場を包みました。まるで穏やかな町並みが作られていくようです。

舞台袖から足音が響くと、白い衣装の今井さんが登場しました。素早いステップとギターの音色が重なり合います。

今井さんの表情も、力強いものから笑顔までさまざまです。倉敷の街が発展する喜びを感じます。

公演の様子5

2人の息の合った手拍子と足音。ホティさんのギターの音も大きくなっていきました。

観客からも「オレ!」と歓声が。
再び今井さんの激しいステップが観客を魅了します。静寂が訪れると大きな拍手が起こりました。

感情があふれ出したような表情を浮かべ、2人は最後にハグをしました。
2人のフラメンコから、倉敷への愛情を感じる公演でした。

公演の様子6

公演を終えて~今井さんからの言葉~

エンディングでは、今井さんからあいさつがありました。

倉敷がたどった歴史とフラメンコがたどった歴史が似ていることに気づき、そこから生まれた今回の作品。この作品が、倉敷にとってなにか意味があることになるのではないかと感じたそうです。

最後に着ていた白い衣装の腰の部分には、髙田織物の畳縁を使ったとのことで、細部に倉敷のものづくりの息吹が感じられました。

終演後、今井さんとホティさんの写真も撮らせてもらいました。
2人の活動が倉敷に新しい情熱を生み出していくのが楽しみです。

公演後

おわりに

初めてフラメンコを生で鑑賞しましたが、一つ一つの動きや表情に、これはどのような感情なのだろう、と想像力をかき立てられる舞台でした。

フラメンコは、人間の喜怒哀楽を表す踊りです。
人が生きることそのものを表現しているようです。

倉敷スペイン協会では、今後も倉敷とスペインをつなぐ活動を展開していく計画があるとのこと。倉敷の街が、スペインの情熱と出会い、さらなる魅力を生み出していくことが楽しみです。

フラメンコ舞台公演「土の匂い」のデータ

土の匂いフライヤー
名前フラメンコ舞台公演「土の匂い」
開催日2026年6月20日(土)
午後5時〜6時20分
場所倉敷物語館 多目的ホール
参加費用(税込)3,500円(前売・当日)
ホームページ倉敷スペイン協会 Instagram

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情報提供者:なつ

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