ウォールウォーレン 〜 みんながおいしいと喜ぶ味を目指して25年。自然体で真備町に寄り添う洋菓子店

さまざまなケーキ

倉敷市真備町で2000年に創業し、今年(2025年)で25周年を迎える洋菓子店「ウォールウォーレン」。

ウォールウォーレンという店名は、ドイツ語で「心づくし」や「親切心」を意味しています。横浜出身の店主 佐藤敦志(さとう あつし)さんが、真備の地を選んだ背景には、地域の人々との温かいつながりと、お菓子作りへの真摯(しんし)な思いが詰まっています。

ケーキへのこだわりや店主の想いを取材しました。

記載されている内容は、2025年11月記事掲載時の情報です。現在の情報とは異なる場合がございますので、ご了承ください。

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ウォールウォーレンのデータ

外観
名前ウォールウォーレン
住所岡山県倉敷市真備町川辺538-4
電話番号086-697-0876
駐車場あり
9台
営業時間午前10時〜午後6時
定休日
月曜日が祝日の場合は営業、翌日がお休み
支払い方法
  • 現金
  • クレジットカード
  • Suicaなど交通系ICカード・iD・QUICPay・PayPay
  • Apple Payも可能
ホームページウォールウォーレン

お菓子作りと向き合ってきた40年

外観

佐藤さんは18歳で専門学校に入学し、お菓子作りの道を歩み始めました。

専門学校を卒業後、洋菓子作りをさらに学ぶためオーストリアへ半年間留学
帰国後は、専門学校で知り合った仲間が働くお店を中心に、東北から九州にかけて、各地の有名店を巡る旅を始めました。

旅の最中、岡山市にある洋菓子店「モーツァルト」の名を聞き訪ねたところ、熱心に見学する佐藤さんの姿が認められ、そのままモーツァルトへ就職。
ここから岡山でのキャリアが始まります。

勤務を始めて5年経った2000年に、奥様の出身地である真備町に自身の店を構えました。

平成30年7月豪雨を経て

焼き菓子

平成30年7月豪雨は、ウォールウォーレンにも甚大な被害をもたらしました。

店舗が浸水し、営業を続けられなくなったため、一時休業となりました。しかし、設計士から修繕可能と聞くと、佐藤さんはすぐに復旧作業を開始します。

当時のスタッフも「お店を再開するなら戻ります」と声をかけてくれたそうです。
お客さんからの「いつ再開するんですか」という問い合わせも後押しとなり、2018年12月には営業を再開

豪雨災害は、店にとって大きな転機となったそうです。

もともと焼き菓子にも力を入れたいと考えていた佐藤さんですが、オープン当初はスタッフの人数も少なく、ケーキ作りだけで手一杯の状況でした。

休業期間中は、店舗の復旧作業と並行して、焼き菓子の製造体制を見直す時間を確保しました。

スタッフの働きやすさや作業の効率化を考え、仕込みや焼き上げの工程に機械を導入するなど、お菓子の質を高められる環境を少しずつ整えていきました。

たくさんのケーキ、焼き菓子が並ぶ店内

ハロウイン

取材時、店内はちょうどハロウィンの時季でもあったので、期間限定の焼き菓子も並んでいました。

ショーケース

ショーケースには定番のケーキや旬の果物を使ったケーキが並んでおり、つい目移りしてしまいます。

人気商品のラインナップ

ウォールウォーレンの人気商品を紹介します。

苺のパイ

苺のパイ

サクサクのパイ生地の上には、カスタードクリームとたくさんのいちご

しつこくない甘さで、ついペロリと食べてしまいます。

抹茶松風の生ロール

抹茶の生ロール

次に紹介するのは、2003年から続く「抹茶松風の生ロール」です。

京都の抹茶「松風」をふんだんに使用したロールケーキで、ふんわりとした生地を口にすると、クリームの甘さの後に、抹茶の香りと上品な苦味が広がります。
大きいサイズながら手が止まらなくなるおいしさです。

佐藤さんのおすすめはザッハ・トルテ

ザッハ・トルテ

佐藤さんが特に思い入れのある一品、それが本場仕込みのザッハ・トルテです。

このケーキが好きだったこともオーストリアに留学した理由の一つで、当時の経験が生きた味わいとなっています。

ひと口食べれば、チョコレートの甘みとあんずジャムの酸味がやみつきになります。チョコレートはシャリッとした食感で、一つのケーキのなかでさまざまな食感を楽しめるのも魅力です。

スタッフからも人気の高いザッハトルテは、見た目こそ素朴ですが、口に含むと広がる深みが印象的です。

ギフトにおすすめ、焼き菓子

ギフト

焼き菓子の人気商品には、「真備焼き(まきびやき)」、リーフパイの「葉衣ひとひら」、「瀬戸内レモンケーキ」などがあります。

食感や味わいもそれぞれに異なり、硬めのものや柔らかいものなど、お客さんの好みに合わせて選ばれています。

真備焼き

真備焼きは洋風にアレンジしたおまんじゅうで、2012年から続く商品です。
販売するきっかけは地域のお客さんからの「お供えできるお菓子はない?」という声でした。

佐藤さんが、福島県に住む専門学校時代の友人のもとへ行き、和菓子の小豆の炊きかたやまんじゅうの皮の包みかたを教わりながら試作を重ねて完成しました。

見た目も楽しいクリスマスケーキ

11月からはクリスマスケーキの予約がスタートしました。

クリスマス①

今年(2025年)は新作の「抹茶のチーズケーキノエル」も登場します。

クリスマス②

人気商品は予約開始後、すぐに完売することも珍しくありません。
(6番「サンタの苺パイ」はすでに完売)
予約はお早めに。

真備の地で25年、ケーキや焼き菓子を届けてきた佐藤さんにお話を聞きました。

ウォールウォーレンのデータ

外観
名前ウォールウォーレン
住所岡山県倉敷市真備町川辺538-4
電話番号086-697-0876
駐車場あり
9台
営業時間午前10時〜午後6時
定休日
月曜日が祝日の場合は営業、翌日がお休み
支払い方法
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