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倉敷移住体験ツアー 倉敷の「食×文化」をつなぐ人に出会う旅(2023年12月10日開催)~ 五感すべてで倉敷の「食」を堪能してきました

倉敷移住体験ツアー 倉敷の「食×文化」をつなぐ人に出会う旅(2023年12月10日開催)~ 五感すべてで倉敷の「食」を堪能してきました

伝えとこ / 2024.02.22

2023年に11月下旬に倉敷市に移住してきて約2週間。
移住経験のある仲間が欲しいな、あわよくば倉敷の美味しいものを食べたいな……と思いながらも、日々の生活に慣れるだけで精一杯。

そんな私を見かねたのか、倉敷市役所の「くらしき移住定住推進室」のかたが、倉敷市移住体験イベントを紹介してくれました。このツアーの拠点となる宿泊施設は「DENIM HOSTEL float」。2022年夏に観光客として倉敷を訪れた際にこちらのホテルに宿泊して、おいしいごはんやゆっくりと流れる時間に感動した経験も倉敷への移住へ踏み切った理由のひとつ。

「ぜひ参加してみたい!」と二つ返事で参加してきました。

記載されている内容は、2024年2月記事掲載時の情報です。現在の情報とは異なる場合がございますので、ご了承ください。

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倉敷の「食×文化」をつなぐ人々に出会う旅とは

floatから見える瀬戸内海

2023年(令和5年)12月9日(土)~ 11日(月)の3日間、倉敷の「食×文化」をつなぐ人々に出会う旅がおこなわれました。

このツアーの主催は倉敷市ですが、地域や移住に関心のある人や暮らしと地域をつないでいく雑誌やウェブマガジンを展開しているTURNS(ターンズ)のスタッフのかたが同行してくれる、手厚いサポート付き。

当日は、岡山県倉敷市への移住に興味を持つ岡山県外から来た11名が参加しました。

当日の流れ

ツアー当時の行程

倉敷移住体験ツアー 倉敷の「食×文化」をつなぐ人に出会う旅は、生活に根ざした伝統の食から新たな魅力として注目されている食まで、倉敷を代表するグルメを体験できる3日間倉敷の食文化の多彩さに触れるとともに、それを受け継ぐ人・伝える人との出会いが用意されていました。

私は、2日目のプログラムに参加してきました。

GRAPE SHIP

まず訪問したのは、倉敷市船穂鶏尾(ふなおけいお)地区にある自然派ワインの醸造所「GRAPE SHIP(グレープシップ)」です。

GRAPE SHIP 外観

こちらでは、船穂で130年以上栽培されているぶどう「マスカット・オブ・アレキサンドリア」を使った自然派ワイン(ナチュールワイン)を醸造しています。

今回のツアーでは、ワインに使うぶどうを樽に移す作業、瓶詰めの作業の体験をしました。参加者も最初は緊張したようすでしたが、作業に慣れていくにつれて互いに声を掛け合いながら協力して作業をしていました。

樽を移す作業を体験している様子
ワインが瓶に詰められる様子

私たちが普段食べる大粒のぶどうは、ほとんどが水分。一方で、ぶどうを絞ってワインにする過程では、その旨味を引き出すために一粒の水分が少なくなることが望ましいそうです。そのため、あえて粒が小さくなるよう栽培されているとのことでした。

ワイン用ブドウ

倉敷産の原料のみで作られたマスカット・オブ・アレキサンドリアのワインは、とても芳醇でまさに「飲むぶどう」という言葉がぴったり。しっかりとしたお味で、とても美味しかったです。

ワインの入ったグラス

体験で身体を使った後は、このツアーの現地コーディネーターである株式会社ITONAMIの共同代表・山脇耀平(やまわき ようへい)さんの運営されるホテル「DENIM HOSTEL float」内にあるレストラン「pile(パイル)」のオリジナルスパイスカレーをいただきました。

floatのスタッフが醸造所の入り口で最後の仕上げをしてくれた、できたてほやほやカレー。3種類のアチャール(インドのピクルスや漬け物)も良いアクセントになっていて、アチャールとカレーを混ぜながらいろいろな味を楽しめました。

floatのカレーを食べる様子

倉敷チーズ工房ハルパル

チーズ工房ハルパルのロゴ

ワインとカレーでおなかが満たされた参加者が次に向かったのは、倉敷市玉島陶にある「倉敷チーズ工房ハルパル」です。

こちらでは、昭和33年より三代続く牧場「三宅牧場」の高品質な牛乳(令和3年5月には中国生乳販売農業協同組合連合会の令和2年度中国地方良質生乳出荷者表彰にて優良賞を受賞)を使ったチーズを製造しています。代表の三宅春香(みやけはるか)さんは倉敷で生まれ育ち、大学で酪農を学ぶために北海道に進学し、家族が経営する三宅牧場へ戻ってきたUターンの経験者です。

説明をする三宅春香さん

今回は、モッツァレラチーズ作り体験をしました。

チーズ作りの過程
チーズにお湯を混ぜる様子
チーズをちぎる様子

チーズは、混ぜ方、お湯の温度や量、ちぎり方で味が変化する繊細なものだそうで、みなさん真剣に作業をされていました。作業をしていくにつれてチーズがどんどんつややかになっていく姿は、まるで魔法のようでとても楽しかったです。

モッツァレラチーズを試食する参加者

作ったチーズはその場で試食も。三宅さんお勧めのわさび醤油を付けたモッツァレラチーズは濃厚で、ほっぺたが落ちてしまいそうでした。

倉敷美観地区

倉敷美観地区の紅葉

続いて向かったのは、倉敷美観地区。こちらはフリータイムということで、みなさん各々観光されていました。

ちょうどきれいな紅葉も見られました。

倉敷美観地区を観光する参加者

本屋「aru」

本屋aru店内

ホテルへ戻る前には、倉敷児島と東京の2拠点生活をする、あかし ゆかさんが店主をされている本屋「aru」にも立ち寄りました。

盛りだくさんのプログラムで少し疲れも出てくる時間帯でしたが、瀬戸内海の穏やかな海が見える静かな空間に心癒されました。

DENIM HOSTEL float

pileのラザニア

夜は、DENIM HOSTEL floatで交流会がおこなわれました。この会には、aruの店主あかしさんをはじめとした倉敷に移住してきた先輩がたも駆けつけてくれました。

食事は、float内にあるレストランpileがこの日のために考案した特別メニュー。参加者がチーズ工房ハルパルで作ったモッツァレラチーズGRAPE SHIPのワインも登場しました。

pileの特別メニュープレート

どの料理もワインの進む美味しいものばかりで、移住経験者の先輩方を囲みながら3時間近く盛り上がりました。

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おわりに

本屋aruから眺めた瀬戸内海の夕焼け

味覚だけでなく、五感すべてで倉敷の「食」を堪能できたぜいたくな倉敷移住体験ツアー。生産者も移住者の先輩方も「倉敷」という街を愛し、ここで培われてきたプロダクトに誇りを持っているかたがたばかりだったことが、とても印象的でした。

特に、今回伺ったGRAPE SHIPのワインやチーズ工房ハルパルのチーズ、pileのお料理は、どれも一つひとつ手作りです。倉敷に暮らすからこそ味わえる「食」の魅力に、私はすっかり惚れこんでしまいました。

GRAPE SHIPのワインと倉敷チーズ工房ハルパルのチーズは、インターネットでも販売をしています。

気になったかたは味わってみてはいかがでしょうか。

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倉敷移住体験ツアー 倉敷の「食×文化」をつなぐ人に出会う旅のデータ

名前倉敷移住体験ツアー 倉敷の「食×文化」をつなぐ人に出会う旅
期日2023年12月9日(土)~11日(月)
場所倉敷 玉島 児島
参加費用(税込)参加費:1万円
ホームページ倉敷移住体験ツアー 倉敷の「食×文化」をつなぐ人に出会う旅
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高石真梨子

高石真梨子

東北→九州→近畿→関東を経て、2023年12月に倉敷市地域おこし協力隊になりました。

音の世界と音のない世界の狭間に住んでいる、手話と日本語のバイリンガルです。障がいの有無にかかわらず、倉敷を旅して倉敷に住み続けたくなるような情報を発信していきます。

こんにちは、地域おこし協力隊です

県外から倉敷市への移住をより一層進めるため、Webを通じた生活者目線での情報発信や、移住関連イベントへの協力をミッションに活動しています。

倉敷市地域おこし協力隊

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