シンガーソングライター千里-chisato-さん ~ 14年間の音楽活動、7年ぶりのニューアルバムへ込めた思い

シンガーソングライター千里-chisato-さん ~ 14年間の音楽活動、7年ぶりのニューアルバムへ込めた思い

岡山を拠点に音楽活動をしている、里庄町出身のシンガーソングライター・千里-chisato-さん。

子どもの頃から歌うことは好きでしたが、歌手になるのは夢のまた夢だったそうです。社会人を経てシンガーソングライターになり、2016年には全国デビューを果たします。

2013年に音楽活動を始めてから2026年で14年。
2026年に40歳になる節目として、イントロを含む17曲入りのアルバム『ANNIVERSARY II』を制作しました。

この記事ではニューアルバムに込めた思いや曲作りのこと、14年の音楽活動についてお話を聞きました。

記載されている内容は、2026年11月記事掲載時の情報です。現在の情報とは異なる場合がございますので、ご了承ください。

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活動14年目、7年ぶりのアルバム

千里さんは、社会人の頃、誕生日に家族と出かけたカラオケで歌った時に、叔父から「一緒に音楽をやってみないか」と声をかけられたそうです。それが音楽活動を始めるきっかけになりました。

2009年には全日本カラオケグランプリ新人賞を受賞。2013年に本格的に活動を始め、2026年で14年目を迎えます。

2018年には、平成30年7月豪雨の復興支援ソングとして制作した『祈りそして願う』を発表しました。倉敷市真備町をはじめ、大きな被害にあった人たちへの祈りを込めた曲です。千里さんの思いに共感した、同じく里庄町出身の藤井風さんがピアノアレンジを手がけました。

翌2019年のフルアルバム『JIGGY(ジギー)』は、海外34か国のApple Music J-Popトップランキングにもランクイン。地元・岡山を拠点に、アメリカやベルギー、ベトナムなど、時には海を越えて歌を届け続けてきました。

(写真提供:Voice Music Entertainment)
(写真提供:Voice Music Entertainment)

千里さんにとって、前作のフルアルバム『JIGGY』から7年ぶりとなるアルバムリリースです。今回のアルバムは、これまで配信を中心に発表してきた楽曲を軸に、新たに書き下ろした曲も入っています。

すでにリリース済みの楽曲についても、アコースティックバージョンや英語バージョンなど、これまでとは違うバージョンでの収録をしている曲もあります。

アルバムのタイトルは、『ANNIVERSARY II』。2026年11月8日にリリースです。

さらに、アルバムを購入した方へ、初回特典としてオリジナル缶バッジをプレゼント(全2種のうち、いずれか1つ)。詳しくは【千里オフィシャルホームページ】を確認してください。

ニューアルバム『ANNIVERSARY II』(写真提供:Voice Music Entertainment)
ニューアルバム『ANNIVERSARY II』(写真提供:Voice Music Entertainment)

千里さんにお話を聞きました

シンガーソングライター千里-chisato-さん

ニューアルバムや14年間の音楽活動で思うことなどを聞きました。

アルバム制作の経緯

アルバムを作ろうと思ったきっかけは何ですか?

千里(敬称略)

きっかけの1つは、40歳になったことです。
20歳、30歳、40歳と年齢を重ねていくのは大きな節目だなと思っていて。人生も折り返しの年代に差しかかりました。生きてきた証として、配信ではなくCDとして残したいという思いがありました。

もう1つは、CDとして手元に残るあたたかさとか、特別感みたいなものを、久しぶりに作りたいと思ったんです。今、私の曲を聴いてくださる方は、40代~60代くらいの方が多いです。CDの方が手元にあって聴きやすいという声も踏まえて、CDアルバムの形にしようと思いました。

前作のアルバム『JIGGY(ジギー)』から7年ぶりになりますね。

千里

『JIGGY』を制作した時に、やり切った感覚があったんです。
私は特に音楽の勉強を専門的にしたことがなく、知識がほとんどないところから、独学で学び音楽活動をスタートしているので、アルバムを作るにしても、全てが新しいチャレンジでした。

前作では、先に伴奏(トラック)ができて、そこにメロディーと歌詞を載せていく「トラック先行」という作り方に初めて取り組みました。どうやって作ったら良いのだろうの連続で、とても大変だったんです。

アルバムを作るのは、楽しいけれど命を削るような作業でもあって、お金もかかりますし、人も巻き込みます。覚悟を持たないとできないんです。

それでも「CDが手元にほしい」と言ってくれる方の声に背中を押してもらって、ようやく実現に向かっていきました。

アルバムを作る「覚悟」

アルバムを作る「覚悟」というのは、どのような感じなのでしょうか。

千里

例えば、これまで2人分の食事を作っていた人が、50人分の食事を作らないといけなくなったとします。誰かと協力しないと作れないですし、巻き込む人が増えれば増えるほど、責任も大きくなるはずです。覚悟を持って挑まないと乗り越えられないという感じです。

大変だろうけど、その先には喜んでくれる人の顔があるんですよね。
料理なら「おいしそうに食べる人」、音楽なら「幸せそうな顔」や「癒やされた人」。それを想像すると、また背中を押してもらえて覚悟を持てる。それは音楽を作ることでもどのようなことでも一緒だと思います。

自分で機械を操作して音を確認する千里さん
自分で機械を操作して音を確認する千里さん

アルバムにはどのような曲が入っていますか?

千里

岡山でミュージックビデオを撮影した『Furniture』(ファニチャー・家具の意味)や、『My Life~1,2,3~』などが入っています。『Furniture』は、里庄町の家具屋さん「Masterwal The World」で、『My Life~1,2,3~』は倉敷アイビースクエアで撮影しました。地元・岡山のこういう場所で撮れるのはうれしいですね。

また、長く出演させてもらっている里庄町の夏祭りに向けて作った『Music Magic』も収録しています。地域の方々とともに盛り上がれる曲になったのもうれしいです。

14年の活動を振り返る

活動14年。千里さんはどのような変化がありましたか?

千里

人が変わったと思うくらい、180度変わりました。考え方も性格も。守るべきものが増えてきたからなのかもしれません。

良い音楽を届けるなら、まず自分の中身をしっかりさせないといけない。人の教科書になるような生き方じゃないと、音楽を届けるのは難しいと思うようになったんです。

私は子どもの頃、人の目を気にしてマイナスにとらえてしまいがちでした。
ですが、大人になった今、いろんな人の気持ちに寄り添えるようになり、小さい頃の経験は意味があったんだなと思えています。

プライベートでは、病気を患ったこともありました。ただ、その経験があったからこそ出会えた人もいて、音楽制作につながり、さらにその音楽が誰かを励ますこともあったと思います。いろいろな経験をすることで、自分自身も成長し、音楽制作の幅も広がったと感じています。

所属事務所Voice Music Entertainmentにあるレコーディングスタジオで歌う千里さん
所属事務所Voice Music Entertainmentにあるレコーディングスタジオで歌う千里さん

千里さんにとって音楽とはどのような存在ですか?

千里

人生を彩ってくれるものですね。人(私)と人(誰か)をつないでくれるものです。きっと音楽がなかったら、生きた心地がしないような気がします。

ステージに立つ時、大切にしていることはありますか?

千里

心を通わせた仲間と、1つの舞台を作り上げることです。

今、小学生のバックダンサー2人とともにステージに立っています。若いダンサーさんにはダンスの技術だけじゃなくて、音楽への姿勢や、周りの人への感謝を伝えていけたらと思っています。

ステージのダンサーを任せるからには覚悟を持ってほしいし、その分プレッシャーもかかります。でも、「この子たちなら大丈夫」と信じる気持ちと、いざとなったら全力でフォローする気持ちの、2つの目線でいつも見ているんです。

ダンサーだけでなく、編曲を手がけてくれる若いミュージシャンとも、意見を出し合いながら一緒に曲を育てています。年齢や立場を超えて、おたがいに刺激をもらえる関係で、私にとって大きな財産になっています。

(写真提供:Voice Music Entertainment)
(写真提供:Voice Music Entertainment)

これからの活動について

このアルバムを、どのような人に届けたいですか?

千里

そうですね……。
一生懸命生きている人や、悩んでいる人に届けたいです。一生懸命だからこそ生まれる悩みもあると思うんですよ。気持ちが救われるような曲を作って、元気になってもらえたらうれしいです。

私は曲を作る時に、誰かのことを思い浮かべることが多いのですが、ある曲のAメロができた瞬間に、とあるファンの人の顔が浮かんだことがありました。

時々ライブに来てくれるその人は、何事にも一生懸命で、頑張って前を向いて生きているような雰囲気の方です。「この人に届くように書きたい」と思いながら作った曲もあります。

自分のその時の状況や気持ちによって、バラードを聞きたい時もあるし、元気になりたい時にはアップテンポを聴きたくなる。私もそうです。どのような気分の時でも、自分の気持ちに合うように聴けるアルバムになればと思っています。

(写真提供:Voice Music Entertainment)
(写真提供:Voice Music Entertainment)

目指していることを教えてください

千里

生まれ育った岡山で活動できる幸せとありがたさは、とてもあります。地元で活動を続けてこられたのは、私の音楽や存在を信じてくれる人たちがいるからです。音楽で地域を一緒に盛り上げられたら、こんなにうれしいことはないですね。

これからも、地元での活動を大切にしながら、県外にも出て、チャンスがあればいろいろな場所へ行って、歌を届けていけたらと思います。

Voice Music Entertainmentにあるダンススタジオ
千里さんは高校生の頃はダンス部だったそうです
Voice Music Entertainmentにあるダンススタジオ
千里さんは高校生の頃はダンス部だったそうです

音楽とは「人生を彩ってくれるもの」

筆者は2026年8月、里庄町の夏まつりで千里さんのステージを見ました。
バックダンサーと一緒にステージを盛り上げていました。今日足を運んでくれた人に楽しんでもらいたい気持ちを感じます。

千里さんに「音楽活動を始めた頃の14年前の自分に声をかけるとしたらなんと言いますか?」と聞いてみました。千里さんは「よく頑張ったね。あの時の私がいたから、今強く生きていけてるよ」と答えてくれました。

「自分の気持ち次第で、人生は変わるよ」あの頃の自分に、そう伝えたいと言います。

どの質問にも真摯に丁寧に答えてくれた千里さん。彩のある思いが込められたニューアルバムを聴くのが楽しみです。

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シンガーソングライター千里-chisato-のデータ

シンガーソングライター千里-chisato-さん ~ 14年間の音楽活動、7年ぶりのニューアルバムへ込めた思い
名前シンガーソングライター千里-chisato-
連絡先株式会社ボイス / Voice Music Entertainment
電話:0120-928-710

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この記事を書いた市民ライター
ひがし
ひがし

倉敷市在住。元理学療法士、現在はライターやオンライン秘書などフリーランスで活動中。倉敷に来たくなる情報を発信していきます。

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