店主・三上さんにインタビュー
真備町で猫の形をしたたい焼きを提供する「ねこのたいやき」の店主、三上悦子さんに、お店を始めたきっかけやお店を始めてからの思いを聞きました。

お店を始めた理由
お店を始めたきっかけを教えてください。
三上(敬称略)
ずっと事務の仕事をしていましたが、何かに挑戦してみたいという気持ちがあったんです。
お店があるのは、もともと父が印刷業を営んでいた場所です。平成30年7月豪雨をきっかけに廃業し、その後は空き地になっていました。
父が亡くなってからも近くで母が一人で暮らしていたのですが、私も仕事があって週に1回ほどしか会いに行けなくて。当時の母はあまり外出せず、私が会いに行くと「今日やっと初めて人と話した」と言うこともありました。
そのような母と一緒に何かできたらいいなという思いもあって、ここでお店を始めました。

いろいろなお店がある中で、たい焼き屋さんを選んだのはなぜですか。
三上
たい焼きは昔から好きで、冬場やお祭りの時にはよく食べていました。
この地域には高齢の方や学生さんも多いので、たい焼きなら散歩がてらふらっと立ち寄って、買って帰れるのもいいなと思ったんです。
猫の形にしようと思ったきっかけ

猫の形にしようと思ったきっかけは何だったのでしょうか。
三上
最初は普通の魚の形をしたたい焼きを考えていました。
でも、京都で丸いたい焼きを販売しているのを見て、こういう形もあるんだと思ったんです。魚以外の形にするなら、大好きな猫の形で作りたいと考えたのが始まりです。

猫の焼き型も、ご自身でデザインされたそうですね。
三上
はい。自分で絵を描いて、粘土でなんとなく形を作ってみたんです。それを型屋さんに送ると、プロの方がきれいに整えてくれました。
型屋さんとは何度かやり取りをしていたのですが、実物を見たくなって、富山まで足を運んだこともあります。
生地作りのこだわり
たい焼きのもちもちした生地がとてもおいしいです。生地作りではどのような工夫をされたのでしょうか。
三上
粉の配合を細かいグラム単位で変えながら試作しました。
最初から数えると、200回ぐらいは試したと思います。
実はオープンの日を決めていたのに、2週間前になってもまだ配合が決まっていなかったんです。これでいいかなと思う生地はできていたんですが、練習に来た時にレシピを忘れてしまって。
たまたまもらっていた粉のサンプルを試してみたら、おいしくできて「これにしよう」と決めました。

焼き方で工夫していることはありますか。
三上
焼き色を付けるには、最初の温度が大切なんです。
長く焼けば焼き色が付くというわけではなく、窓を開けるだけでも温度が下がるので、温度を確認しながら焼いています。

お店のこれから
実際にお店を始めてみて、いかがですか。
三上
平日は特に、ご近所のおじいちゃんやおばあちゃんが来てくださいます。
土日は県外から来られるお客さんもいますね。
経営の経験がなかったので、最初は大変でした。今も、どれぐらい用意すればいいのか判断が難しいですが、たくさん余ってしまったと思う日でも、「あの人が来てくれたな」と思い返すと、ちょっと癒やされるんです。
最後に、これからどのようなお店にしていきたいですか。
三上
実は、その先のことはあまり考えていないんです。
お店を大きくしたいという気持ちもあまりなくて。
地域の人に愛されるお店になったらいいなと思っています。
やっぱり、お客さんに「おいしい」と言ってもらえるのが一番ですね。

おわりに
猫の形をしたたい焼きが目を引く「ねこのたいやき」。
生地の配合を何度も試し、焼き型を作るために富山県まで足を運ぶなど、三上さんのたい焼き作りへのこだわりが伝わってきました。
「おいしい」と言ってもらえることを大切にしながら、日々たい焼きを提供する三上さん。真備町を訪れた際には、立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
ねこのたいやきのデータ

| 名前 | ねこのたいやき |
|---|---|
| 住所 | 岡山県倉敷市真備町辻田104−3 |
| 連絡先 | InstagramのDMにて @neko_no_taiyaki |
| 駐車場 | あり |
| 営業時間 | 水曜・木曜・土曜・日曜 午前10時30分~売り切れ次第終了 |
| 定休日 | 月、火、金 祝日は営業、月曜は不定期で営業 |
| 支払い方法 |
|
| 予約の可否 | 不可 |
| ホームページ | ねこのたいやき |










































