【10/18(日)開催】第9回全国手話言語市区長会「手話劇祭」~ 漫才やパフォーマンスなどさまざまな手話に触れられる1日

ポスターを持つ事務局担当者

2024年9月に早島町で手話言語条例が制定され、岡山県は全国で初めて全市町村が手話言語条例を制定する県になりました。

これにより、各市町村で手話通訳者が積極的に養成されたり、手話を使って生活する人が社会で暮らしやすくなるための環境が整えられたりしています。

岡山県で最初に手話言語条例が制定された高梁市は2026年度、制定10周年を迎えました。これを記念して2026年10月18日(日)に開催される「第9回全国手話言語市区長会手話劇祭」について紹介します。

第9回全国手話言語市区長会手話劇祭とは

宣伝チラシ表

全国手話言語市区長会手話劇祭(以下、「手話劇祭」と記載)は、全国手話言語市区長会が主催する事業です。

手話の普及にとどまらず、手話から生まれる文化やその魅力に、地方都市でも触れてもらうことを目的として、全国の加盟市区から開催地を選定しており、2025年度は東京都府中市で開催されました。

府中大会にて挨拶をする石田芳生(いしだ よしお)市長(写真提供:高梁市)

2026年度は岡山県高梁市にある高梁総合文化会館にて、10月18日(日)午後1時~5時30分まで開催されます。

詳細は、以下の画像を確認してください。

宣伝チラシ裏

9月25日(金)が申込締め切りとなっていますが、当日参加も可能です。

事務局へのインタビュー

左:森元南帆(もりもと なほ)さん、右:宇田清美(うだ きよみ)さん
左:森元南帆(もりもと なほ)さん、右:宇田清美(うだ きよみ)さん

手話劇祭の事務局を務める、高梁市役所健康福祉部福祉課の宇田清美うだ きよみさんと森元南帆もりもと なほさんに、手話劇祭開催に至る背景や当日の見どころを聞きました。

第9回全国手話言語市区長会「手話劇祭」のイベント概要を教えてください

宇田(敬称略)

手話劇祭は、手話言語条例や手話に関する施策についての情報交換、「手話言語法」などの制定を目指して2016年に発足した手話言語条例市区長会が主催する全国規模の事業です。

全国手話言語市区長会は、2026年3月時点で全国663市区の市区長を正会員、18町村の町村長を準会員として成り立っており、高梁市は発足した当時から正会員として活動しています。

手話劇祭は、毎年会員の市区で持ち回り開催されていて、2026年度は岡山県高梁市が手話言語条例制定10周年の記念事業として立候補し、無事に開催地となりました。

当日は、高梁総合文化会館にてステージ発表を中心としたプログラムが予定されています。

午前中は同じ会場で高梁市内の障がいのある人が通う事業所が集い、おいしい食べ物や手作り製品を販売する「たかはしのはたらくマーケット」も開催します。このマーケットは、年に4~5回開催している高梁市の恒例イベントなんです。

さらに午後は、「手話劇祭」で手話に触れて、終日楽しめるイベントとなっています。

イベントの見どころを教えてください

宇田

ろう者の手話も、手話学習者の手話も、さまざまな形の手話を楽しめるのが本イベントの見どころです。

ステージ発表では高梁市内の小学生から大人までさまざまな年代の手話学習者が、パフォーマンスを披露します。オープニングを担当する高梁市立富家小学校は、高梁市の特産品を手話で紹介してくれるそうです。

また、日本舞踊、デフアスリート、手話漫才と多様な活動に取り組むろう者にもゲストとして出演していただきます。音のない世界で踊ったり競技をしたり、笑いを感じるとはどのような感覚なのか、当事者の声を聞けることを私たちもとても楽しみにしています。

写真提供:高梁市
写真提供:高梁市

高梁市で手話言語条例が制定されて10周年。制定前と比べて、変化はありましたか

宇田

市の広報や行政放送で手話がクローズアップされるようになったことにより、市内に住むろう者から「手話に興味を持ってくれる人が増えた」との声をいただくようになりました。

市として手話通訳者の養成にも力を入れるようになり、登録手話通訳者が誕生したことも大きな変化です。

また、市に専任手話通訳者を設置したことで、市内に住むろう者が通院や役所の手続きなどの場面で手話通訳を利用する姿を数多く見るようになりました。制度ができる前は、手話通訳を派遣したくてもなかなかできない現状があったのだろうと考えます。

全国規模のイベントである手話劇祭が高梁市で開催されることにより、今以上に手話が高梁市民にとって身近なものになっていけばと思っています。

手話劇祭には、どのような人に来てもらいたいですか。

森元(敬称略)

普段から手話を使って生活している当事者の方はもちろんのこと、普段手話にはあまり馴染みのない方も楽しめる内容となっています。

踊りが好き、スポーツが好き、漫才が好き、なにか1つでも思い当たる方に気軽に参加していただきたいです。

そして、参加することにより手話に親しみを持ってくださる方が1人でも増えたらうれしいなと思っています。

最後に、読者へメッセージをお願いします

宇田

全国的なイベントを高梁市で開催するということで、手話に関する魅力的な内容が盛りだくさんとなっています。より多くの方に参加していただきたいと思っていますので、ご来場をお待ちしております。

おわりに

JR備中高梁駅で電車を降りると、隣接する高梁市図書館ではデジタルサイネージで手話劇祭の案内が流れ、高梁市役所に一歩足を踏み入れると、入り口から見えるオープンスペースで誰でも参加できる手話講座が開催されていました。

手話講座の様子
手話講座の様子

条例制定から10年かけて、市の風景の1つとして、手話が当たり前のように根付いている様子が印象に残りました。イベント当日は、取材当日以上に手話があふれる風景を見られるのかと思うと今から期待が高まります。

文化の秋に、普段なかなか触れる機会の少ない「手話×日本舞踊・スポーツ・漫才」の世界をのぞいてみませんか。

詳細情報

第9回全国手話言語市区長会手話劇祭

住所:
岡山県高梁市原田北町1212

開催日時:
2026年10月18日(日)
午後1時~5時30分

参加費用:
無料
※高梁市ホームページより9月25日まで事前受付

問い合わせ先:
第9回全国手話言語市区長会手話劇祭実行委員会(事務局:高梁市健康福祉部福祉課)
TEL:0866-21-0284
FAX:0866-23-1433
メールアドレス:fukushi@city.takahashi.lg.jp

Webページ:
高梁市ホームページ 第9回全国手話言語市区長会「手話劇祭」
https://www.city.takahashi.lg.jp/soshiki/16/shuwafes2026.html

第9回全国手話言語市区長会手話劇祭のデータ

宣伝チラシ表
名前第9回全国手話言語市区長会手話劇祭
開催日2026年10月18日(日)午後1時~5時30分
場所岡山県高梁市原田北町1212
参加費用(税込)無料
ホームページ高梁市ホームページ 第9回全国手話言語市区長会「手話劇祭」

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この記事を書いた市民ライター
高石真梨子
高石真梨子

東北→九州→近畿→関東を経て、2023年12月に倉敷市地域おこし協力隊になりました。

音の世界と音のない世界の狭間に住んでいる、手話と日本語のバイリンガルです。障がいの有無にかかわらず、倉敷を旅して倉敷に住み続けたくなるような情報を発信していきます。

こんにちは、地域おこし協力隊です

県外から倉敷市への移住をより一層進めるため、Webを通じた生活者目線での情報発信や、移住関連イベントへの協力をミッションに活動しています。

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