JAZZ &TEA ~ ジャズの曲をブレンドティーで表現。「お茶を買う時間」の体験を売り、文化として広めるティーサロン

アイキャッチ_JAZZandTEA

複数のお茶やさまざまな原料を混ぜてできるブレンドティー。茶葉の種類や原料の組み合わせによって、香りや味わいは無限に広がります。

ブレンドティーと聞いて、どのようなものを想像するでしょうか?少し茶色がかった、香りの良いものでしょうか。

倉敷市上東にある「JAZZ & TEA」で出会ったブレンドティーは、そのようなイメージを覆してくれました。

JAZZ & TEAでは唯一無二のブレンドティーを作っています。
ジャズを聴いてその曲を思い描きながら、茶葉などをブレンドし、作り上げます。出来上がったものは赤や黄色、紫色、青色など、見た目も美しいものです。色と同様に、味わいもジャズの曲から生み出され、目が覚めるほど華やかであったり、少し渋さが感じられたり。

ブレンドティーの新しい世界に出会える、JAZZ & TEAを取材しました。

記載されている内容は、2026年9月記事掲載時の情報です。現在の情報とは異なる場合がございますので、ご了承ください。

ブレンドティーの購入もレッスンも完全予約制

倉敷市と岡山市の狭間にある、倉敷市上東の住宅地にJAZZ & TEAはあります。

駐車場からは住宅のように見えますが、ショールームへと続くアプローチを進むと雰囲気が一変します。草花があふれたイングリッシュガーデンは、倉敷市の住宅地にいることを忘れさせてくれ、一気にJAZZ & TEAの世界観へ引き込まれました。

画像提供:JAZZ&TEA
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建物をぐるりと半周したところで、ガラス張りのショールームが現れます。

画像提供:JAZZ&TEA
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ショールームでは100種類以上のブレンドティーを購入したり、ティーレッスンを受けたりできます。どちらも完全予約制です。お客さん一人一人と向き合うため、このスタイルになったのだとか。

太陽の光が差し込む明るい店内は、シックな黒色で統一されています。
座り心地の良いソファ、そして棚にはずらりとブレンドティーが。2026年8月時点で110種類を扱っているそうです。110種類のブレンドティーは、それぞれ異なる音楽の世界観を表現しています。次々とブレンドのアイデアが浮かんでくるそうで、この数は今後も増えていくことでしょう。

画像提供:JAZZ&TEA
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ジャズをブレンドティーで表現する

取材で訪れるまで、JAZZ & TEAのTEAは「紅茶」を指していると思っていましたが、紅茶限定ではありません。さまざまな原料をブレンドしており、それは紅茶に留まらず、緑茶や中国茶の場合もあります。TEAは、紅茶に限らずブレンドティー全般を指しているそうです。

JAZZ & TEAの最大の特徴は単なるブレンドティーではないこと。
JAZZ & TEAのティーブレンダーの宮園三鈴みやぞの みすずさんがジャズの曲からインスピレーションを受け、ブレンドし出来上がります。110種類のブレンドティーはそれぞれ個性的な香りや色、味わいがあります。

また、全て自然由来の原料で、香料や着色料を一切使用していません。

画像提供:JAZZ&TEA
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五感で味わうブレンドティー

「購入の際も完全予約制であるのはなぜ?」と思うかもしれません。

JAZZ & TEAでは、ただ棚の商品を選ぶのではなく、じっくりと要望を聞いてもらい、テイスティングもしながら好みのブレンドティーを探します。

丁寧な説明書きがあるので、商品選びに便利
丁寧な説明書きがあるので、商品選びに便利

取材に当たり、人気の銘柄を用意してもらいました。驚くほど鮮やかな色もあり、黒色の店内に美しく映えます。

用意されたのは6種類。ジャズの曲名がそのまま商品名になっています。

取材なので、銘柄を選んでもらいましたが、買い物の際は自分の好きなものを試飲可能です。

ス・ワンダフル

「ス・ワンダフル」はJAZZ & TEA誕生のきっかけとなった紅茶です。

曲と同じように、味わいも軽やか。飲むと最初は華やかで、最後に紅茶の余韻が残ります。何にでも合わせやすそうで、おやつのお供にぴったりです。

画像提供:JAZZ&TEA
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トゥルー・ブルー

トランペットとサックスのデュエットが美しい曲です。

曲名のとおり、ブレンドティーは美しい青色で作られています。後味にハト麦の風味が感じられ、驚きました。すっきりと飲める一杯です。

画像提供:JAZZ&TEA
画像提供:JAZZ & TEA

ベルベット・ムーン

おしゃれなバーに流れていそうな曲です。
流れるような曲調に、時折軽やかなメロディが奏でられます。

夕暮れ時から夜の風景が似合うこの曲を、赤紫の色で表現したそうです。原料には金辺オリーブ園が手掛ける倉敷市産オリーブの葉が調合されています。ほのかな渋みが大人の夜を演出しています。

画像提供:JAZZ&TEA
画像提供:JAZZ & TEA

ミスティ

「ミスティ」は甘くロマンチックな曲です。

ブレンドティーの味わいは驚くほど甘く、甘い恋心をそのまま閉じ込めたようです。目の覚める甘さの最後にスッとレモンのような酸味がしました。きっと甘酸っぱい恋なのでしょう。

画像提供:JAZZ&TEA
画像提供:JAZZ & TEA

星影のステラ

透き通る歌声が印象的な「星影のステラ」は、美しく切ない曲です。

夜を投影したように、色は透き通る紫色。ラベンダーなどを入れて、色味を出しているのだとか。しっとりとした曲調でスッと抜ける様子をアップルの風味で表現しています。

画像提供:JAZZ&TEA
画像提供:JAZZ & TEA

セ・シ・ボン

軽やかで楽しそうな雰囲気が漂う曲「セ・シ・ボン」。

緑茶がベースで、爽やかなレモンバーベナと華やかなローズがほんのりと香ります。親しみのある味で、シンプルながらフローラルな味わいも感じるブレンドティーです。

画像提供:JAZZ&TEA
画像提供:JAZZ & TEA

国際的な賞を受賞

JAZZ & TEAは国際的な賞を受賞しています。

AVPA Teas of the World 2025ではBronze Award(銅賞)を受賞し、ブレンドティーそのものの味が評価されました。これにより味の方向性が合っていると認識できたそうです。

一方でLondon Design Awards 2026では、ブランドの立ち位置を確かめるために出展したのだとか。

JAZZ & TEAが目指しているのは多くのブレンドティーを販売するより、「体験」を文化として伝えてゆくことです。音楽を聴きながらブレンドティーを試飲し、色や香りを五感で楽しむ。

そしてプレゼントする人を思い浮かべながら、あるいは自分のご褒美に茶葉を選ぶ。JAZZ & TEAの考える体験は、ショールームでブレンドティーを買う時間なのだそうです。

買って帰ったブレンドティーの香りや味わいを家で楽しむ時間も体験なのだそう。販売するのは体験そのもの。London Design Awards 2026では、商品単体ではなく、JAZZ & TEAのブランドやデザイン、体験としての考え方が評価され、Silver Winner(銀賞)を受賞しました。

この2つの賞により、「味わい」と「ブランド/体験」という異なる側面から国際的な評価を得られました。

2つの賞のトロフィー(画像提供:JAZZ & TEA)
2つの賞のトロフィー(画像提供:JAZZ & TEA)

ジャズからインスピレーションを受け、音楽を香り・色・味わいへと変換してブレンドを設計し、国際的にも評価されたブレンドティーを手掛けるJAZZ & TEA。ティーブレンダー 宮園三鈴さんに話を聞きました。

JAZZ & TEAのデータ

JAZZ &TEA ~ ジャズの曲をブレンドティーで表現。「お茶を買う時間」の体験を売り、文化として広めるティーサロン
名前JAZZ & TEA
住所岡山県倉敷市上東309-1
連絡先070-3782-1238
駐車場あり
4台
営業時間【月〜水・金】
午前10時~午前12時
午後1時~午後4時

【木・土】
午前10時~午前12時
午後1時~午後2時
定休日日、祝日
支払い方法
  • 現金
  • PayPay
ホームページJAZZ & TEA

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この記事を書いた市民ライター
倉敷そだち
倉敷そだち

倉敷市在住。倉敷市でのびのびそだちました。食べることが大好き食いしん坊。家ではじっとしていられず、美味しいものを探しにふらっと出かけています。
「倉敷が好き」「倉敷に行こうかな」と思うひとを増やすことが自分の使命と思っています。

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